ダイエー再建 最後の挑戦
3月30日ダイエーは臨時株主総会を開き、産業再生機構、スポンサーの丸紅・アドバンテッジパートナーズを加えた新体制で再建へのスタートを切る。「脱・総合スーパー」「食品スーパーへのシフト」を中心に進める予定の今回の再建。ダイエーと産業再生機構の若手・中堅社員は、1月から「ダッシュ80」という再建プロジェクトチームを作り、課題の洗い出しにのりだした。その結果「本社主体で、現 ...
3月30日ダイエーは臨時株主総会を開き、産業再生機構、スポンサーの丸紅・アドバンテッジパートナーズを加えた新体制で再建へのスタートを切る。「脱・総合スーパー」「食品スーパーへのシフト」を中心に進める予定の今回の再建。ダイエーと産業再生機構の若手・中堅社員は、1月から「ダッシュ80」という再建プロジェクトチームを作り、課題の洗い出しにのりだした。その結果「本社主体で、現 ...
欧米とイスラムは理解しあえるのか。この難しい問いに発言を続け、時に両者をつなぐ仲介役を果たしているのがラフダール・ブラヒミ氏(71)である。アルジェリア外相やアラブ連盟副事務局長を経て国連の事務総長特別顧問に就任したブラヒミ氏。アフガニスタン復興国際会議では、居並ぶアフガン軍閥や諸勢力の間に入っての調整を行い、去年はイラク主権移譲前の選挙実施をあくまでも求めるシーア派 ...
「批判ばかりされた子どもは非難することをおぼえる。激励を受けた子どもは自信をおぼえる。」先月末、皇太子さまが会見で紹介し、ベストセラーとなった「子どもが育つ魔法の言葉」。この詩が生まれたのは50年前、カリフォルニアに住む主婦、ドロシー・ロー・ノルトさんが地方紙のコラムに書いたものだ。日本では15年前に紹介されて以来、子育てに悩む若い母親たちを中心に、90年、2000年 ...
都立高校の卒業式では今、先生に国旗に向かって立ち国歌を歌うことが命令される。去年、従わなかった先生240人余りが処分され、今年も数十人が処分される見通しだ。 6年前、法律で国旗国歌と定められた君が代・日の丸は、オリンピックなどでは日本選手の活躍を示し感動を呼ぶが、かつての軍国主義の象徴として抵抗を抱く人もいる。 戦後60年、様々な議論を呼んできた「国旗国歌」を、処分 ...
地下鉄サリン事件から10年が経つ。麻原彰晃(本名 松本智津夫)の指示によってまかれた毒ガスのサリンー。罪のない12人の命が奪われ、5000人以上が負傷した。 東京近郊に住む40代の女性は、全身のほとんどが麻痺し、目も失明、言葉もうまくしゃべれなくなった。今なお家族の介護を受けながら、寝たきりの生活を続けている。事件の実行犯は逮捕され、裁判は進んでいるが、女性の体は回 ...
かつて「オレオレ詐欺」と呼ばれ危険性が広く知れ渡るようになったにも関わらず、「振り込め詐欺」の被害が今なお拡大し続けている。 今年1月、少年たちを実行犯とした大規模な振り込み詐欺の組織が摘発された。少年たちはなぜ振り込め詐欺に手を染めていったのか?番組では少年たちをとり込み、巨額の利益を得ていた組織犯罪の実態や、電話の番号通知に家族の番号や110番などを偽装して表示 ...
終末期の医療や葬儀の希望、肉親へのメッセージなど「死」に際してのメッセージを生前に書き残すことができる「ノート」が、中高年の間で広がりを見せている。 「エンディングノート」と呼ばれる冊子で、NPOや出版社から10種類以上出版され、中には6万部以上売れているものもある。「自分の生涯」や「葬儀や墓の希望」、「終末期の医療の希望」など、項目毎に書き込める様になっていて、痴 ...
最近「脳を鍛え」、物忘れなどの脳の老化を防ごうというドリルや勉強会が人気を呼んでいる。ブームの火付け役となったのが、脳科学の第1人者で東北大の川島隆太教授。実践するトレーニング法は、簡単な計算を続けて解いたり、平易な文章を声に出して読んだりと、誰でもすぐに始められ脳機能の低下を抑えられるというもの。自治体や医療機関との共同研究でその効果を実証した結果、今や全国の福祉関 ...
3月に開幕する「愛・地球博」。その会場は、ロボットの実用化を見据えた世界初の実証実験の場ともなる。呼び物の一つ「ロボットプロジェクト」では、警備、案内、掃除などの業務をこなすロボットが、不特定多数の見学者と直接触れあうことになる。 しかし、これまでロボットには明確な安全基準がなく、人間に対する安全性をどう確保するかが大きな課題となってきた。「指先が子どもの目に入らな ...
自殺者の増加に歯止めがかからない。一昨年の自殺者は3万4427人と過去最高となった。9年連続で自殺率全国一の秋田県は、4年前から自殺を防ぐ取り組みを始めた。秋田大学と協力して、モデル地区を選んで住民にアンケート調査を実施。自殺の危険因子とされている「うつ病」の可能性がある人たちには、地域の保健師や住民が相談に乗るなどして積極的に支えてきた。その結果、モデル地区の4つの ...
手足の不自由な人たちの生活を助ける犬、「介助犬」。地面に落とした物を拾ったり、靴下を脱がせるなど、文字通り手や足となって働く。介助犬を求める人は全国に1万人いるといわれているが、現在は23匹。使用者の障害に合わせて、2年あまりかけての育成は容易ではない。 山形県上山市で介助犬を育成する、21歳の新米訓練士の菊地文子さん。介助犬候補「ダンテ」を、重い障害のある妹、蓉子 ...
出版不況の中で、低迷して久しいと言われてきた文学の世界が、ここにきて10代・20代の若手作家によって活況を呈している。 去年史上最年少で芥川賞を受賞した金原ひとみ、綿谷りさに刺激され、多くの若者が「書き手」として文学の世界に参入しつつあるのだ。 新人作家の登竜門と言われる文藝賞への応募は年々増え、今年は2千を超えた。その中から、白岩玄、山崎ナオコーラといった新たな才 ...
今日、西武グループの堤義明前会長が逮捕された。容疑は、有価証券報告書などにウソの記載をしていたことやインサイダー取引だ。西武グループは、堤前会長が大株主として支配するコクドのもと、傘下企業135社、総資産1兆8千億円を持つ巨大企業。堤前会長が、このグループを支配する道具が「株」だった。堤前会長をめぐる捜査の過程では、小柳前社長とコクドの株式担当者の二人が自殺するという ...
今月、石川県のグループホームで、84歳の女性が28歳の男性職員に暴行され亡くなる事件が起きた。男性は介護の仕事に誇りを持っていたが、夜勤専用の職員という現実とのギャップに「爆発」してしまったと供述している。少人数で家庭的な介護を行うグループホームは、認知症のお年寄りの介護の切り札として、今、全国で急増している。 しかし、「個別の介護」ができる一方で外部の目が届かない ...
安全なはずの家の中での事故で死亡する”家庭内事故死”。高齢化を背景に、去年、その数が交通事故による死者の数を上回った。特に65才以上の高齢者では、家庭内事故での死者は交通事故の死者の2倍にのぼる。特に多いのが転倒事故。床やドア付近などの一見危険の少なそうな場所で起きるものも少なくない。段差だけでなく、照明の暗さ、マットやコード等の障害物など複合的な要因が絡んでいるため ...