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この年の出来事
JR福知山線脱線事故、マンションの耐震強度偽装問題が起きた年。郵政民営化関連法をめぐる衆院解散後の選挙で、小泉自民党が圧勝。小泉総理が郵政法案に反対票を投じた前議員を公認せず「刺客」となる対立候補を送ったことが注目されました。

2005年 8月

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2005年8月30日(火)

相撲 人気復活のかぎは?

今春、脚本家の内館牧子さんが東北大相撲部の監督に就任、学生相撲界に旋風を巻き起こしている。熱烈な相撲ファンの内館さんは、東北大院生として「土俵という聖域」をテーマに研究をしていたところ、部員不足で団体戦出場も危ぶまれていた相撲部に懇願され引き受けた。「押さば押せ、引かば押せ」の押し相撲が信条の内館監督、部員をあの手この手で3倍に増やし、リーグ戦で初優勝する快進撃を見せ ...

2005年8月29日(月)

どう伝える 食の安全 ~妊婦が食べる魚に新基準~

8月12日、厚生労働省は16種の魚介類について、妊婦が食べるときの量の目安を発表した。これは魚に含まれるメチル水銀が低い濃度でも胎児には悪影響を及ぼす可能性があると言う海外の研究結果を分析した食品安全委員会が、安全基準を従来の6割の水準に引き下げたことを受けての対応である。魚の栄養は、胎児の脳を発達させ、大人では動脈硬化を予防するなど日本人の健康を支えてきた。国の発表 ...

2005年8月24日(水)

法廷で訴えたい ~犯罪被害者 遺族の声~

今月、「犯罪被害者の権利」を守るための政府の基本計画の骨子がまとめられた。600を超える被害者の要望の中から、重点課題の一つに選ばれたのが「被害者の刑事裁判への参加」と「損害回復」である。裁判に「当事者」として参加したいという被害者からの強い要望によるもの。「国民が参加できる裁判制度」を目指す中、なぜ被害者が取り残されてしまうのか。海外ではどうなっているのか。どうした ...

2005年8月23日(火)

産科医が足りない

いま、住み慣れた町で安心してお産が出来ない、という事態が全国各地に広がりつつある。地域の総合病院が産科医不足を理由に、次々とお産の受け入れをやめているからだ。行き場を失った妊婦たちは、大きなおなかを抱え、隣町の病院に通わざるをえなくなっている。その背景には、昼夜を問わない過酷な勤務や、出産時の医療事故をめぐる訴訟が多いことなどを理由に、産科を辞める医師が多い上、新たな ...

2005年8月22日(月)

“ガザ撤退”和平の行方は ~イスラエルの選択~

今月15日、イスラエルは40年近く占領を続けてきたガザ地区にある21カ所すべての入植地の撤去を開始した。およそ8500人の入植者には自発的な退去を促したものの半数近くが拒否。1万4千人余りの軍と警察が強制撤去に乗り出し、一部では激しい抵抗が続いている。撤退への激しい反発は、イスラエル社会はじめ与党内部からも上がっているが「中東和平の重要なステップ」とするシャロン首相の ...

2005年8月4日(木)

“ヒロシマ”が伝わらない

今年NHKでは日米で3900人に対し、大規模な原爆意識調査をおこなった。「広島への原爆投下」を8月6日と答えられたのは全国で38%、広島でも74%にとどまり、被爆体験の風化が実証される結果となった。一方アメリカでは今も57%が原爆投下を「正しい判断だった」と答えている。核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴えてきたヒロシマ。しかし、その目標達成の時は遠ざかっているのが現実だ ...

2005年8月3日(水)

中国・若者たちの本音とは ~日本人俳優をめぐる波紋~

今年春、中国各地で相次いだ反日デモ。中国の若者の反日感情が大きくクローズアップされる中、中国で活躍する一人の日本人俳優を巡って若者たちの間で論争が起きている。北京在住の矢野浩二さん(31)。去年12月に中国全土で放映された人気ドラマ『記憶の証明』に出演し、日中戦争時の中国人捕虜収容所の総監を演じた。矢野さん演じる日本将校は捕虜と対話し信頼関係を築くなど、これまでの抗日 ...

2005年8月2日(火)

少女人身売買 ~闇の国際ルートを追う~

タイから連れて来た13歳の少女を売買し、売春させていたとして日本人の男性とタイ人の女性が逮捕された。日本で初めて摘発された人身売買事件。これをきっかけに日本を市場とする人身売買の国際的なネットワークが浮かび上がってきた。被害にあった外国人女性を入管法違反で強制送還するだけで、防止対策を怠ってきた日本政府。女性たちを保護し、人身売買の告発を行ってきたのは民間の支援団体だ ...

2005年8月1日(月)

空の安全は取り戻せるか

今年に入り日本航空や全日空など、日本の航空各社でトラブルが続発している。3月に業務改善命令を受けた日航は4月に改善措置をまとめたが、その後も車輪の脱落などトラブルはとまっていない。日航が独自に原因を分析した報告書によると浮かび上がってきたのが運航の「定時性」の問題だった。ライバル会社との激化する競争のなか、旅客機を定刻通りに飛ばそうとするあまり、現場に無理が生じている ...