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この年の出来事
ライブドア事件、トリノ五輪、アジア、デフレ、雇用、談合というテーマをシリーズで放送しました。ライブドア事件では、東証で売り注文が殺到し全銘柄取引停止という事態に。村上ファンド事件も続き、株主と企業の関係が揺らぎました。

2006年 1月

新しい記録から見る
2006年1月31日(火)

アスベスト 被害者は救済されるのか

労働災害に止まらず住民にまで深刻な健康被害が広がっている実態が明らかになったアスベスト。これまで法の外に置かれていた環境曝露による被害者を救済するための新法案と、建物に使われているアスベストの処理に関する法案が、国会に提出され、2月上旬の成立を目指して審議されている。新法では、中皮腫や肺がんと診断されたにも関わらず、どこで曝露したのか分からない患者や遺族が初めて救済の ...

2006年1月30日(月)

日本のクワガタが危ない

昆虫ブームが巻き起こる中、里山の木を削り、越冬しているオオクワガタの幼虫を採集する「材割り」が横行している。最近はネットで情報を得た初心者が、クワガタを採集しようと里山を荒らすため、数百年かけ築かれた里山の自然とクワガタムシの生息環境が失われようとしている。さらに、捨てられた輸入クワガタムシやその交雑種が、国産を駆逐し始めた。外国産クワガタを「特定外来生物」に指定し、 ...

2006年1月26日(木)

シリーズ ライブドアの衝撃 揺れた株式市場

東京証券取引所を襲った”ライブドア・ショック”。強制捜査2日後の18日には、売り注文が殺到し、システムの処理能力が限界に近づいたことから、東証は全銘柄の取引を停止するという前代未聞の事態に追い込まれた。背景には、インターネットで株取引を行う個人投資家の急増がある。ライブドア事件が個人投資家の不安心理に火をつけ、膨大な売り注文が殺到。それが東証のシステムが抱えていた脆弱 ...

2006年1月25日(水)

シリーズ ライブドアの衝撃 ~暴走の軌跡~

ライブドアの関連会社よる証券取引法違反事件で、東京地検特捜部はライブドアの堀江貴文社長が、関連会社が発表した企業買収や業績などのうその発表に関わっていた疑いが強まったとして堀江社長ら4人を23日に逮捕した。クローズアップ現代ではシリーズでライブドアが与えた衝撃を検証する。時代の寵児としてもてはやされた堀江容疑者だが、その一方で、これまでその経営手法を疑問視する声も上が ...

2006年1月24日(火)

値段0円 フリーペーパーの舞台裏

今、無料の雑誌フリーペーパーが急拡大、総発行部数は64億部を超え有料誌全体を上回った。住宅や求人など生活情報がメインだが、中には本格的な総合雑誌に近いものも現れている。フリーペーパーが急増する背景には、無料で、駅やスーパーなど手に取りやすい所にあるという利点の他、インターネットの普及によって若者の情報に対する価値観やライフスタイルが大きく変化したことがある。大量の情報 ...

2006年1月23日(月)

世界の魚が中国へ ~日本への波紋~

東シナ海で漁業資源争奪戦が激しさを増している。日中暫定水域には中国の大型漁船があふれ、日本の漁業は圧倒され始めている。東シナ海で日本の30倍の漁獲をあげる中国。その背景には13億人のタンパク源を魚に求める「食魚革命」政策、そしてアジア、欧米へ水産加工品を供給する食糧生産基地を目指す将来構想がある。一方、日本は国内の魚の売り上げが頭打ちとなり、欧米が要求する基準を満たす ...

2006年1月19日(木)

ライブドア ショック

インターネット関連企業「ライブドア」に証券取引法違反の容疑が浮上し、東京地検特捜部は16日に六本木ヒルズにあるライブドア本社や堀江貴文社長の自宅などを家宅捜索した。株価つりあげを狙った違法な行為とされる「偽計取引、風説の流布」はどのように行われたのかが捜査の焦点となっている。さらにライブドアは企業の合併・買収で急成長を遂げてプロ野球参入やメディア買収などで注目されてき ...

2006年1月18日(水)

住宅街が危ない ~急増・生活道路の事故~

住宅街の中を網の目のように伸びる幅5.5メートル未満の「生活道路」。この生活道路での交通事故が5年間で約10%も増加し、その対策が急がれている。原因は生活道路に住民以外の車が入り込み、交通量が増えた事にある。事故が多発している千葉県鎌ヶ谷市では、生活道路を走る運転手にアンケートを実施。その結果、幹線道路の渋滞を避け”抜け道”として使うケースが多い事が判明した。また東京 ...

2006年1月17日(火)

津波一年 子供たちは今 ~大石芳野 被災地を撮る~

18万人以上の犠牲者を出したインド洋大津波から1年。写真家の大石芳野さんが、被災地に暮らす子供たちを撮影する旅に出た。インドネシア・アチェ州とインド東岸の村。いずれも被災前に、大石さんが訪れたことがある場所だ。アチェの村では住民の半数以上が犠牲となった。以前知り合った少女を探して回るが、手がかりさえ見つからない。復興は遅々として進まず、生き残った子供たちも多くが学校へ ...

2006年1月16日(月)

大丈夫ですか?あなたの家 ~木造住宅・進まぬ耐震化~

マンションの耐震強度偽装事件に揺れる「住まいの安全」。ところが、全国で2000万棟を超える木造住宅にも深刻な問題が浮かび上がっている。6434人が亡くなった阪神・淡路大震災。犠牲者の8割は住宅の倒壊が原因で、その多くは建築基準法が改正された昭和56年以前に建てられた木造住宅だった。しかし、最近の調査では、平成12年までに建てられた比較的新しい木造住宅でも、3軒に1軒が ...

2006年1月12日(木)

バーミヤン 幻の仏教王国に迫る

タリバンによって大仏と壁画が破壊され、消滅の危機に瀕したアフガニスタンのバーミヤン遺跡。ここには、1400年以上前、東西の文明を融合した巨大な仏教王国が存在したと言われている。玄奘三蔵の大唐西域記によると、二体の大仏は金色に輝き、王城や伽藍が甍を連ねていたという。300mもの巨大な涅槃像があったとも記されている。この幻のバーミヤン仏教王国を解明しようと、日本の調査隊が ...

2006年1月11日(水)

フランス暴動 深まる亀裂

燃やされた車9000台、拘留者4400人。フランス全土で2週間にわたって続いた暴動から2ヶ月あまり、その波紋がいま社会全体に広がっている。目立つのは当局側の強硬な姿勢だ。暴動に加わった若者の国外追放などに着手、移民系市民に人気が高いラップ音楽を規制しようとする動きも出ている。移民系への恐怖感を強めた多くの市民が当局を支持しているのだ。一方、移民系市民の間では、移民系同 ...

2006年1月10日(火)

豪雪列島 ~高齢者をどう守るか~

日本列島を襲った記録的な大雪。各地で最高積雪量を更新し、死者は6日の時点で53人に上った。その多くは除雪作業中の高齢者だ。除雪を行わねば、家屋の倒壊の恐怖が待っている。長野県飯山市の63歳の女性は、外出中に自宅が倒壊。ある程度積もると屋根から自然に落ちるはずの雪が、落ちずに留まったのは、気温の低さが関係していると雪氷防災研究所は見ている。あまり大雪を経験してこなかった ...

2006年1月9日(月)

大好き!モーツァルト

2006年1月27日はモーツァルトの250回目の誕生日。世界中で「モーツァルト・イヤー」の機運が盛り上がるなか、日本でもCDが爆発的な売れ行きを見せている。今でこそ日本人が最も愛する作曲家と言われるモーツァルトだが、実はその人気が定着したのは高度成長期に入ってから。それまでベートーベンの陰に隠れ地味な存在だったモーツァルト。脚光を浴びた秘密は、競争とストレスにさらされ ...