都立高校の卒業式では今、先生に国旗に向かって立ち国歌を歌うことが命令される。去年、従わなかった先生240人余りが処分され、今年も数十人が処分される見通しだ。
6年前、法律で国旗国歌と定められた君が代・日の丸は、オリンピックなどでは日本選手の活躍を示し感動を呼ぶが、かつての軍国主義の象徴として抵抗を抱く人もいる。 戦後60年、様々な議論を呼んできた「国旗国歌」を、処分を伴う命令で教育現場に徹底する東京都教育委員会の方針に、現場の先生たちからはとまどいの声があがっている。
ことしの卒業式に向けて学校と都教委の現場を取材し、いま卒業式で何が起きているのかを伝える。
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