3月に開幕する「愛・地球博」。その会場は、ロボットの実用化を見据えた世界初の実証実験の場ともなる。呼び物の一つ「ロボットプロジェクト」では、警備、案内、掃除などの業務をこなすロボットが、不特定多数の見学者と直接触れあうことになる。
しかし、これまでロボットには明確な安全基準がなく、人間に対する安全性をどう確保するかが大きな課題となってきた。「指先が子どもの目に入らないのか?」「倒れて人を押しつぶさないか?」。メーカーは、想定される危険をリストアップして安全対策に力を注いできた。万博に登場するロボットの安全性追求の過程を追い、人とロボットの共生には何が必要なのか考える。
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