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この年の出来事
JR福知山線脱線事故、マンションの耐震強度偽装問題が起きた年。郵政民営化関連法をめぐる衆院解散後の選挙で、小泉自民党が圧勝。小泉総理が郵政法案に反対票を投じた前議員を公認せず「刺客」となる対立候補を送ったことが注目されました。

2005年 10月

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2005年10月27日(木)

世界に進出する中国人経営者 ~IBMを買収した40歳~

”アジアの星”と呼ばれ、世界の経済人が注目する中国人経営者・楊元慶、40歳。去年12月、米IBM・パソコン部門の買収で世界を驚かせた聯想集団有限公司・レノボの若き総帥である。この買収劇で一気に世界第3位のパソコンメーカーへと飛躍、パソコン界の巨人・米デルに挑もうとしている。しかし、企業文化が異なるIBMとの組織融合、複雑な国際ビジネスへの対応、さらにパソコン市場で独自 ...

2005年10月26日(水)

密着・前原代表 民主党は再生できるか

先の衆院選で64議席を減らす大敗を喫した民主党。43歳の前原新代表を先頭に、党再建に向け改革を急ピッチで進めている。「闘う集団」へと民主党を再生する戦略は二つ。徹底した「対案攻勢」と、労組など支援組織の「しがらみからの脱却」だ。代表就任から1か月。早速その姿勢が問われる舞台がやってきた。特別国会での小泉首相との直接論戦、そして参院神奈川補選である。ここで前原民主党は政 ...

2005年10月25日(火)

私は日本人 ~戦後60年・フィリピンからの訴え~

第二次大戦前、フィリピンに移住した日本人男性と現地の女性の間に生まれ、戦後の混乱で取り残された「フィリピン残留日本人」。そうした人々のうち10人が今月初旬、初めて日本の土を踏んだ。「自分は日本人の子供」と主張しているものの、父親を特定できないなどの理由で、いまだ身元が確認できない人々は現在、フィリピンに800人いるとされる。彼らは「生きている間に、日本人として認めて欲 ...

2005年10月24日(月)

揺れる甲子園 岐路に立つ高校野球

大阪や神奈川といった強豪校がひしめく都会を離れ、地方の高校へ越境入学して甲子園を目指す高校球児たち。今年、夏の甲子園大会では、出場チームの半数以上にこうした”留学選手”が存在し、人数にすると全選手の5人に1人を占めたことから問題化した。高野連は今年、初めて”野球留学”の実態調査を行い、今月17日に結果を発表。今後、委員会の会合を踏まえて、将来的に何らかの規制も検討して ...

2005年10月20日(木)

終わらない“災害関連死” ~新潟県中越地震から1年~

新潟県中越地震では、自宅が被災したために車中泊を強いられた人が相次いだ。こうした人がエコノミークラス症候群によって亡くなった「災害関連死」の事例が確認され、その危険性がクローズアップされた。  あれから1年、被災地では死に至らなかったものの、避難生活を続けるうちに血栓が出来てしまい、苦しんでいる人が今も多数いることが新潟大学の調査などで明らかになった。中には血栓が出来 ...

2005年10月19日(水)

攻防・次世代省エネ車 ~ハイブリッド車 VS ディーゼル車~

ガソリン価格の高騰が続く中、東京モーターショーが、今週土曜から始まる。各メーカーが競って出展するのがハイブリッドや新型ディーゼルなどの次世代エコカーだ。米国では環境意識の高まりと原油高で日本製ハイブリッド車の人気が爆発。更に連邦政府のハイブリッド車優遇政策も追い風になって、トヨタのプリウスは納車まで数ヶ月待ちの状態が続いている。ハイブリッド車を燃料電池車までの「つなぎ ...

2005年10月18日(火)

孤立する被災者 ~パキスタン大地震~

犠牲者が2万4千人にのぼっているパキスタン北部の大地震。国連によると、被害の激しかったカシミール地方のムザファラバードなどでは、建物の80%以上が倒壊したと見られ、パキスタン側の被災地全体で200万人が家を失ったとされる。本格的な冬の到来が1ヶ月後に迫るなか、今も余震が続いているため、被災者は夜も屋外での避難生活を余儀なくされている。国際社会からの支援物資は届き始めて ...

2005年10月17日(月)

譲れぬ一局 ~プロ棋士編入6番勝負~

プロを相手に7割の勝率を誇るアマチュア棋士・瀬川晶司さんが挑むプロ編入6番勝負。迎え撃つのは、奨励会の同期や女流棋士、さらには去年、瀬川さんに敗れ雪辱に燃えるA級棋士など、目が離せない対局が続く。インターネットを利用した将棋人口が増加する一方で、将棋道場の閉鎖が相次ぎ、機関誌の販売数も大幅に減るなど大きな転換点を迎えている将棋界。アマから投げられたプロ編入の要求を、改 ...

2005年10月13日(木)

ゲームは子どもに有害か?

6月、神奈川県はあるゲームソフトを有害図書に指定、販売規制に乗り出し、波紋を広げている。問題のソフトは海外から輸入されている物で、無差別殺人をリアルに体験でき、日本でもヒット作となった。こうした暴力的なソフトが相次ぐ少年の暴力事件の背景にある、というのが規制の理由の一つだ。ゲーム機の高性能化が進み、よりリアルな表現が可能となる中、神奈川県に追従する自治体も現れ、規制は ...

2005年10月12日(水)

巨大クラゲ 史上最大の襲来

今秋、巨大クラゲ(エチゼンクラゲ)がこれまでの10倍の規模で大発生、日本海の漁業に深刻な被害を与える恐れがある。近年度々大発生を繰り返してきた巨大クラゲ、今年は例年より1ヶ月以上早く現れ、太平洋側でも初めて確認、異常な事態となっている。北陸では休漁状態に追い込まれる所が続出している。直径1m超、体重200㎏のエチゼンクラゲ、対策を急ぐ日本では、クラゲを粉々に破壊する「 ...

2005年10月11日(火)

病院再生 ~大分・地域医療の試み~

自治体病院の8割が赤字を抱える中、黒字化に成功し、全国から注目される病院が大分県中津市にある。元々累積赤字に苦しむ国立病院だった中津市民病院を再生させたのは「地域完結型医療」という取り組み。徹底的な調査をもとに、外来患者が少ない眼科などは廃止して地域の民間病院に任せ、ニーズの高い内科や外科では逆に高度医療設備を新規投入して機能を強化した。民間病院と連携し地域全体でひと ...

2005年10月10日(月)

恐怖の改造エアガン

改造されたエアガンによる発砲事件が相次いでいる。先月和歌山で起きた走行中の車への無差別発砲事件でも、犯行に使われていたのはエアガンだった疑いが強まってきた。玩具として販売されているエアガンは、誰でも簡単に入手することができる。しかし一部のマニアの間では、パワーアップ用の部品が広く流通し、改造を競い合っているという。殺傷能力を持たない限りは銃刀法の規制も受けず、改造して ...

2005年10月6日(木)

テロ再発を阻止せよ ~ブレア政権の“新ルール”~

ロンドンを相次いで襲った爆弾テロから3ヶ月。イギリスではテロ再発防止に向けた模索が始まっている。イギリス政府は、イスラム教徒を過激な行動に駆り立てないように過激派指導者へ厳しく対応すると同時に、穏健なイスラム教徒を取り込み、テロの温床となる過激な思想が社会に入り込まないよう取り組みを始めている。対するイスラム教徒側では、抗議しようと動き出す組織がある一方で、政府の組織 ...

2005年10月5日(水)

中国 エイズに苦しむ村

中国河南省。ここに多く住民がエイズウイルスの感染に苦しむ農村地帯がある。貧困に苦しむ人々が、かつて生活のためのお金を得ようと、ずさんな管理の下で行われていた売血に走ったことが原因だ。現在、中国政府は38の村を重点地域として特定し、医療支援などを行っている。しかしエイズ感染者は少なくとも200以上の村に広がっているとされ、未だ十分な支援を受けることができない村もある。そ ...

2005年10月4日(火)

夢の医療か?ヒトクローンの衝撃

今年5月、韓国から世界の医療界を震撼させる衝撃的な発表があった。ソウル大学のファン・ウソク教授が、難病患者の皮膚細胞からES細胞(万能細胞)を作ったのだ。ES細胞は臓器、神経、筋肉などあらゆる組織の元となる万能細胞。これは患者一人一人の身体の一部をクローン技術によって、全く同じように再生して代替する「再生医療」が大きく実現に近づいたことを意味する。韓国ではバイオ企業の ...

2005年10月3日(月)

あなたに“救える命”があります ~心臓停止に立ち向かう~

心筋梗塞など、突然の心停止で亡くなる人は一日約100人。(心疾患は死因第2位)その命は数分以内に電気ショック(除細動)がなされるか、にかかっている。ところが、頼みの救急車は到着まで平均6分以上かかるのが現実。そこで今求められているのが、市民の救急対応である。昨年、厚労省は一般人に除細動器の使用を解禁し、現状打開を図った。しかし、除細動器はなかなか普及せず、市民向けは全 ...