クローズアップ現代 メニューへ移動 メインコンテンツへ移動
この年の出来事
日本メディアで初めてマララさん(16歳)にロングインタビュー。その後10月にノーベル平和賞を受賞しました。海外では韓国セウォル号沈没、香港の雨傘運動。国内では高齢者ドライバー事故、子どもや若い女性に広がる貧困についても伝えました。

2014年 1月

新しい記録から見る
2014年1月30日(木)

東大紛争秘録 ~45年目の真実~

1960年代後半、「政治の季節」と呼ばれた時代を象徴する「東大紛争」。今回、NHKは昭和史に残るこの大事件にまつわる第一級の資料を独自に入手した。45年前の安田講堂陥落の直後、当時の大学執行部が紛争の顛末を極秘裏に語り合った座談会の600頁におよぶ議事録である。東大紛争に関してはこれまで学生側の証言や資料は多く刊行されてきたが、紛争の収束に向けて大学側は何を考え、どう ...

2014年1月29日(水)

グローバル企業の責任はどこに ~海外で高まる人権リスク~

途上国で生産され、世界中に供給される安くて質の高い製品。グローバル化が進む中、より安いコストの生産現場を求める流れは強まるばかりだ。しかし今、そうしたグローバル企業の活動に厳しい視線が注がれている。国際的なNGOなどが、児童労働や過重労働など、人権を軽視した労働を黙認している企業を探し出し、国際世論に訴えて、不買運動も含め厳しく糾弾しようとしているのだ。こうした中、日 ...

2014年1月28日(火)

“健康経営”のすすめ ~会社も町も大変身!~

業務命令で従業員に2泊3日の「運動+生活改善講義」合宿を行う歯磨き・化粧品メーカー。車などが乗り入れられないあえて「不便な」町作りを進め、住民の運動量を増やそうとする自治体。今、健康管理を個人任せにせず、企業や自治体が積極的に関与する「健康経営」が注目されている。企業では社員の健康増進が高いパフォーマンスと業績アップに繋がるというのみならず、去年、金融機関からの重要な ...

2014年1月27日(月)

あしたが見えない ~深刻化する“若年女性”の貧困~

貧困状態に苦しむ若い女性が増えている。親の生活苦の影響を受け、早朝と夜間のバイトを掛け持ちしながら家計を支える10代の女性。困窮を抜け出そうと苦学して専門学校に通ったものの、正社員になれない20代の女性。中でも、先の見えない生活を強いられているのが若くして子どもを産んだシングルマザーである。国の成長戦略で「女性が輝く」ことがうたわれる中、深刻化していく若い女性の貧困。 ...

2014年1月23日(木)

子どもに会えない父親たち ~どう築く 離婚・別居後の関係~

別居や離婚で子どもと離れて暮らす父親が「子どもを失いたくない」などの理由から、わが子を連れ去ったりする事件やトラブルが後を絶たない。共働きが定着し、子育てに生きがいを感じる男性が増える一方で、年間23万件に上る離婚の数。専門家は、「子どもと会えないことで、ストレスを溜め込む父親が増えている」と指摘する。一方、子どもを引き取った母親の側には、別れた夫に対する不信や恐怖が ...

2014年1月22日(水)

故郷はどうなる 除染廃棄物に揺れる福島

福島第一原発の事故を受けて、福島県内で行われている除染で出た土などの放射性廃棄物をどこに置くのか。大きな「決断」を被災地に迫る要請が昨年末、国から出された。「中間貯蔵施設」の建設要請だ。国は地元が受け入れれば、放射線量が高く長期間帰還が見込めない帰還困難区域を抱える双葉町や大熊町など周辺3町に、19平方キロメートルに及ぶ土地を国有化すべく用地買収の交渉を開始する。住民 ...

2014年1月21日(火)

仮想通貨 VS 国家 ビットコインの衝撃

今、世界で新たな“通貨”が急速に拡大している。その名も「ビットコイン」。インターネット上でやりとりされる実体のない仮想通貨だが、ヨーロッパの経済危機をきっかけに、国家の枠組みを超えた通貨として注目を集め、価格は1年で100倍以上に高騰した。その結果、世界は、この「新たな通貨」への対応を迫られることになった。中国では、ビットコインが人民元の地位を損ないかねないと規制を開 ...

2014年1月20日(月)

“見えない”ドーピング 攻防の最前線

開幕まで3週間に迫ったソチ五輪。IOC会長は「冬季五輪最大の検査態勢を敷く」とドーピングへの厳しい姿勢を示している。背景には、巧妙化するドーピングの広がりがある。11日にドーピング違反での処分が決まった、アメリカ大リーグのアレックス・ロドリゲス選手。検査を数年間に渡りすり抜けてきたと見られる。今、医師や薬物の専門家と共謀することで、検査機関から “見えない”ドーピング ...

2014年1月16日(木)

進むか大型建築物の耐震化 ~“耐震改修促進法”改正の波紋~

今、耐震化を迫られたホテルや店舗の廃業が相次いでいる。沖縄では、先月県内有数の規模の大型ホテルが閉館。都内でも、100年以上続く老舗の青果店が閉店した。背景にあるのは1981年以前の古い耐震基準で建てられた建物の改修を促す行政の動き。去年11月には「耐震改修促進法」の改正が行われ、大型のホテルや商業施設など公共性が高いものについて、現在の厳しい基準で耐震性を測定し、公 ...

2014年1月15日(水)

“親子”になりたいのに・・・ ~里親・養子縁組の壁~

虐待等の増加で、親元を離れ施設で暮らす子どもはおよそ3万1000人。一方、6組に1組の夫婦が不妊に悩む今、養子や里子を望む人は急増し、およそ1万人に上る。それにも関わらず、養子や里子として家庭で暮らせるようになる子どもは年間1600人ほどにとどまっている。特に乳幼児は特定の大人から愛情を注がれる必要があるとされているが、施設で暮らす子どもの割合は、日本は世界でも突出し ...

2014年1月14日(火)

あふれる“ポエム”?! ~不透明な社会を覆うやさしいコトバ~

居酒屋、介護士、トラックドライバーなどの業界で、「甲子園」と呼ばれるイベントが人気だ。「夢をあきらめない」「みんなを幸せに」…どれだけ言葉が心を打ったかを競い合う。震災以降、こうしたシンプルで聞き心地のいい言葉の多用が、若い世代のみならず、広告宣伝や企業の研修、そして地方自治体の条例など公共の言葉にも広がっているとして、社会学者や批評家らが「ポエム化」と呼んで分析を試 ...

2014年1月9日(木)

北朝鮮はどこへ ~見えてきた粛清の真相~

北朝鮮の事実上のナンバー2だったチャン・ソンテク前国防委員会副委員長の突然の粛清劇。「祖国に反逆した逆賊だ」として死刑判決を言い渡され、直ちに執行された異例の展開に、世界は大きな衝撃を受けた。キム・ジョンウン第1書記の後見人として、権勢を拡大し、キム王朝を支える要と見られていたチャン氏。その重要人物がなぜ突然粛清されることになったのか。背景には、北朝鮮国内の利権を巡る ...

2014年1月8日(水)

16歳 不屈の少女 ~マララ・ユスフザイさん~

イスラム過激派が支配していたパキスタン北部で、危険を顧みず、女の子が教育を受ける権利を訴え続けてきた少女がいる。マララ・ユスフザイさんだ。「一本のペンが世界を変える」と教育の重要性を語る彼女の声は世界に広がり、ノーベル平和賞の有力候補として名前が上るまでになった。2012年タリバンによって銃撃を受け奇跡的に一命を取り留めた今、マララさんの発言は、世界に一層大きな影響を ...

2014年1月7日(火)

シリーズ未来をひらく2 “物語”の力が社会を変える

“つながり力”から、日本に新たな活路を切り開くヒントを探るシリーズ2夜目。私たちの暮らし、地域社会が抱える様々な課題を、人と人との「つながり」を広げることで克服しようという試みが始まろうとしている。これまでも市民運動やNPOなどが活動を続けてきたが、より広範で推進力を持つ動きに中々つながらないのが現状だ。こうした中、多様な人々を結びつける市民運動を理論化し「分断された ...

2014年1月6日(月)

シリーズ未来をひらく1 “二枚目の名刺”が革新を生む

2014年―― 様々な課題に直面し、閉塞感漂う日本の活路をいかに切り開くのか。キーワードは、従来の組織や地域の枠組みを超えた、新しい「つながり」。新年最初のクローズアップ現代は、人と人がつながることで生まれる革新的な動きを通して、その可能性を2夜連続で探る。1夜目は、別々の会社に勤めながら、IT技術などを駆使してつながった若い感性が創造するイノベーションを取り上げる。 ...