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この年の出来事
アテネ五輪では、男子体操団体をはじめ、16の金メダルを獲得。プロ野球界では史上初のスト、楽天球団誕生とニュースが続きました。度重なる台風上陸や新潟中越地震など災害も。「冬のソナタ」ヒットに代表される韓流ブームが話題になりました。

2004年 11月

新しい記録から見る
2004年11月30日(火)

和平は復活するか ~アラファト後の中東~

PLO=パレスチナ解放機構の議長就任以来、35年にわたり解放運動の象徴として君臨してきたアラファト議長。議長の死によって和平が復活するか、さらなる混乱へ向かうのか、その行方が注目されている。 PLO内部では対立の兆しが現れている。アラファトの後継者と目されるアッバス氏、クレイ氏など旧世代の指導部は支持できないとする声が一部に上がり始めている。また和平交渉を否定し、自 ...

2004年11月29日(月)

攻防 三位一体改革

『地方にできることは地方に』という小泉首相の掛け声で進められてきた「三位一体改革」。 先週、政府・与党は、補助金削減の具体的な内訳などを盛り込んだ最終案を決定した。「三位一体改革」とは、国から地方への「補助金」を削減し、削減額に見合った額の「税源」を国から地方に移譲することで、地方の権限を拡大。さらに、自治体間の財政力の格差を国が調整する「地方交付税」を見直すことで ...

2004年11月25日(木)

監視される社員たち ~進む情報流出対策~

今、企業の間で、社員1人ひとりの行動を厳しくチェックする動きが広がっている。背景にあるのは相次ぐ個人情報の流出事件。その多くは企業内部の関係者が関わっていたと見られているためだ。個人情報の流出は、企業の信用を失墜させ、また大きな経済的損失を招くため、その防止は、企業にとってまさに死活問題となっている。 さらにこうした動きを後押しするのが、情報流出防止ソフトの開発競争 ...

2004年11月24日(水)

どう処理する使用済み核燃料 ~動き出す核燃料サイクル~

原子力発電の結果、膨大に蓄積された使用済み核燃料を再処理し、新たなエネルギーを取り出す核燃料サイクル。そのため建設が進められてきた青森県六ヶ所村の再処理工場が今月、劣化ウランを使って装置を点検するウラン試験の実施が合意され、いよいよ本格稼働へ向け動き出すと見られている。 しかし、現在の国の核燃料サイクルには数多くの課題が指摘されている。例えば計画の根幹である高速増殖 ...

2004年11月18日(木)

女性の医療を見直す

従来、医療は男女を同じものとしてとらえてきた。治療の基準になるのは男性。臨床データも男性から得たものがほとんどで、それをそのまま女性に当てはめてきたのが実情である。これまでは適切な治療を受けられず、病院をたらい回しにされたりする女性が少なくなかった。 最近の研究では、症状の違いはもちろん、治療も性によって違うことが明らかになってきた。男性と女性では、症状も治療方針 ...

2004年11月17日(水)

広がる厚生年金の空洞化

11月受け取る給料から厚生年金の保険料の負担が増える。年金制度改革による厚生年金保険料の段階的引き上げが10月から始まったためで、年収600万のサラリーマンで、年1万程度のアップとなる。この保険料アップ、負担を折半する企業への影響も大きい。 長期の不況で疲弊した企業の中には、重荷を少しでも減らそうと、休業を装うなどして厚生年金から脱退するところが相次いでいる。さらに ...

2004年11月16日(火)

働くって何ですか ~広がる中高生の仕事体験~

9月に発表された「労働経済白書」で、就職活動をせず学校にも通っていない若者「ニート」が52万人に上ることが判明。若者の働く意欲の低下が問題となっている。 そんな中、中高生を対象に、仕事の本質や喜びを伝えようという取り組みが注目されている。富山県では5年前から、中学2年生を5日間、地域の様々な職場で大人とともに働かせる「14歳の挑戦」プログラムを実施。また、神奈川県立 ...

2004年11月15日(月)

緊迫イラク 最前線でいま何が

今月8日、アメリカ軍がイラク中部の都市ファルージャへの大規模な軍事作戦に乗り出した。参加兵数一万五千人とも言われる大規模な攻撃を成功させることで、イラクの治安回復のきっかけにしたいとアメリカ軍は考えている。殺害された日本人の香田証生さんはじめ、武装グループによる人質事件の頻発。米軍への攻撃は月二千件を超え、米兵の一部には命令を拒否する者も現れた。一般のイラク人を狙った ...

2004年11月11日(木)

新潟中越地震 その時被災地の医療は

新潟県中越地震では山間部の災害時における医療体制の脆弱さが浮き彫りになった。交通網が絶たれ、孤立した地域では深刻な医療の空白に直面。震度7を記録し、倒壊が相次いだ川口町では、外部からの医療支援が届くまでの3日間、たった2人の医師が6千人近い被災住民を前に孤立無援の医療活動を余儀なくされた。 長期化する避難生活の中で、被災者のストレスは日に日に高まり、”心のケア”への ...

2004年11月10日(水)

クレームで“企業力”アップ

10月、福井商工会議所主催の博覧会、「クレーム博」が話題を集めた。全国から様々な商品クレームを募集し、企業の商品開発に生かそうというもの。1万件近いクレームが集まり、それをもとに開発された新製品が発表された。 今、クレーム対策を単なる危機管理だけでなく、商品開発や工程改善のツールとして位置づける企業が増えている。「しかって下さい」とクレームを募り、新しいサービスを生み ...

2004年11月9日(火)

クマ出没 ~境界線がなくなった~

ツキノワグマが人里に現れ、人が襲われる被害が全国で後を絶たない。被害は昨年を既に上回り、1人が死亡、けがをした人は80人あまりに上っている。なぜ今年に入って、ここまでクマの出没が相次いでいるのか。最も多くの被害が出ている北陸では、実態調査に乗り出した。 その結果、去年の冷夏の影響で、ミズナラやコナラなどクマが主食とする木の実が、これまでにない凶作に見舞われていること ...

2004年11月8日(月)

痴ほう症 早く見つけて支援するには

65歳以上の高齢者の7%が痴呆と言われ、身近な病となる中で、ますます重要視されているのが「早期診断」。アルツハイマー病もケアの開始が早いほど、薬などで進行を遅らせる効果がより期待できるためだ。しかし現状では、専門医が偏在している上、一般医師の意識や知識が不足していることから、せっかく早期診断に訪れながら発見が遅れ、適切な治療の機会を逸している患者も多いと見られている。 ...

2004年11月1日(月)

“巨大台風”直撃

死者・不明者80人以上。台風23号は、平成に入って最悪の被害を各地にもたらした。その多くが、これまで大きな風水害に襲われたことのない地域だった。土砂災害、河川の氾濫、高波。その被害は、各自治体の予想を遙かに上回るものだった。 超大型の台風の接近がわかりながら、何故被害は防げなかったのか。そして、今回の被害から学ぶものは何なのか。それぞれの現場で何が起きていたのか、徹 ...