今月8日、アメリカ軍がイラク中部の都市ファルージャへの大規模な軍事作戦に乗り出した。参加兵数一万五千人とも言われる大規模な攻撃を成功させることで、イラクの治安回復のきっかけにしたいとアメリカ軍は考えている。殺害された日本人の香田証生さんはじめ、武装グループによる人質事件の頻発。米軍への攻撃は月二千件を超え、米兵の一部には命令を拒否する者も現れた。一般のイラク人を狙った自爆テロ事件なども連日発生している。
来年1月に予定されている選挙に向け、有権者登録も今月1日から始まった。イラク復興の第一歩となる選挙まで2ヶ月余り。現地からの最新報告と専門家の分析を交えながらイラク情勢の今後を展望する。
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