通行料金値下げ ~有料道路の借金は返済できるか~
12月に完成する東京湾横断道路、来年4月に開通する明石海峡大橋、そしてすでに利用されている瀬戸大橋などの有料道路の通行料金が、5年間20%程度値下げされる方針が打ち出された。 独立採算制度の下で運営される有料道路、そこには巨額な借金の返済に苦しむ特殊法人の姿がある。有料道路の相次ぐ値下げを通して、大型プロジェクトの問題を探る。
12月に完成する東京湾横断道路、来年4月に開通する明石海峡大橋、そしてすでに利用されている瀬戸大橋などの有料道路の通行料金が、5年間20%程度値下げされる方針が打ち出された。 独立採算制度の下で運営される有料道路、そこには巨額な借金の返済に苦しむ特殊法人の姿がある。有料道路の相次ぐ値下げを通して、大型プロジェクトの問題を探る。
全国の国有林が荒廃している。日本3大美林のひとつ木曽の山奥では、ひのきの大量伐採がすすみかつての森が消えている。その背景には、3兆5千億円を超える国有林事業の負債がある。経営破たんした国有林事業の抜本的改革が始まろうとしている。国民の森はなぜ消えたのか、森をどう守るのか考えてみる。
北海道で起きた大がかりな偽装結婚事件。中国人女性を日本人男性と結婚させて、密入国させるために仕組まれたものである。今回の偽装結婚には、中国の密航組織「蛇頭」が深く関わっていたと見られている。 今夜は、日本と中国を結ぶ組織的な偽装結婚・密入国ルートの実態に迫る。
橋本政権が進める行革の要となる中央省庁の再編。先週、政府の行政改革会議の集中討議が行なわれ、中央省庁再編の青写真がうちだされた。4日間の討議で現在の22の中央省庁は、1つの府と12の省庁に移行する案がまとめられた。再編案はどのように取りまとめられたのか、真夏の永田町と霞が関を舞台にくりひろげられた、再編論議を検証する。
今月5日の早朝、東名高速道路で有害な科学薬品を積んだタンクローリーが横転、漏れだした薬品の処理に手間取り14時間半にわたって、日本の大動脈が通行止めになった。危険物や毒劇物を積んだ数多くのタンクローリーが、今高速道路を24時間走り続けている。東名のタンクローリー事故が浮き彫りにした道路輸送の死角、その問題点に迫る。
急速に普及した携帯電話、その陰で使い捨て電話と呼ばれる携帯電話の不正使用が横行している。使い放題使ったあげく通話料を支払わずに捨てててしまう違法な使い捨て電話。携帯電話会社の対策をくぐり抜け、暴力団を中心とした闇のルートで流通している。使い捨て電話の闇市場を追った。
改革開放をひたはしる中国、その中国にとって最重要課題となっているのが、競争力のない国有企業の改革だ。上海では日本人コンサルタントを雇い、改革に取り組む国有企業がある。生産現場の思い切った効率化従業員の半減など、大胆な合理化をすすめようとしている。はたして改革は成功するのか、中国の国有企業改革の最前線をリポートする。
アメリカの探査機が火星に軟着陸し、これまで画像データを次々に送ってきており、火星を動き回る初めてのロボット・小型探査車のローバーも、当初の予定をはるかに越えて観測を続けている。45日間の探査で明らかになった最新の火星の姿を伝える。