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この年の出来事
前年の年末に起きたペルーの日本大使公邸人質事件の解決に至る道筋や、山一証券を始めとした金融機関の相次ぐ破たん、神戸・小学生殺傷事件の真相に迫りました。マスターズを史上最年少で制したタイガー・ウッズさんへのインタビューも放送。

1997年 5月

新しい記録から見る
1997年5月27日(火)

退職金がなくなる ~変わる日本型雇用~

今、企業の間で退職金制度を見直す動きが急速に広まっている。住宅ローンの支払いや、定年後の生活設計にかかせない退職金。この退職金をなくして毎月の給料を増やすという会社や、業績に応じて退職金の額を査定する会社も出始めている。日本の終身雇用の象徴とも云われる退職金制度に、今なにが起きているのか探る。

1997年5月26日(月)

なぜ乱脈医療は放置されたのか ~大阪・安田病院を追う~

看護婦の数など基準より大幅に少ない、と大阪府が改善指導を行なった安田病院など3つの病院。行政の調査や内部告発によって、ずさんな医療の実態がつぎつぎと明らかにされた。適正な医療が行なわれているか、病院をチェックする行政はこの実態を見過ごしてきた。患者はどのように扱われてきたか、なぜ乱脈医療は放置されてきたか。安田病院を追う。

1997年5月21日(水)

砂が足りない ~コンクリート大国の危機~

今、ビルや道路の建設になくてはならない砂の確保が難しくなっている。建設業界では、海や川、山から取ってきた良質の砂が減り、新しい産地の開拓や砂に代わる建材の開発などに追われている。豊富な天然資源とされてきた砂はなぜ不足しているのか、コンクリート大国日本が直面している新たな課題に迫る。

1997年5月20日(火)

聴診器が使えない ~偏差値世代の医学生~

医師国家試験の合格発表があった。合格者は7800人余り。しかし今厚生省をはじめ大学の医学部では、若い医師の能力に危機感をつのらせている。専門知識はあっても患者を診察する力が未熟で、聴診器も満足に使えない場合が多いと指摘されている。若い医師の能力はどうして低下したのか改善の手立てはあるのか。医師の教育システムを検証する。

1997年5月19日(月)

美少女殺人は何を語る

去年の12月何者かに殺害された6歳の美少女、ジョンベネ・ラムジーちゃん。事件から5か月経った今も、この事件はアメリカで異常な関心を集めている。両親への疑惑を強調した報道を続ける大衆紙に対し両親はインターネットで反論するなど、情報戦の様相も見せている。なぜアメリカはこの事件にこれほど引きつけられるのか、アメリカ社会の今を探る。

1997年5月15日(木)

復帰25年沖縄は自立できるか

25年前の今日、沖縄は本土に復帰した。基地の整理縮小とともに大きな問題になっているのが、巨額の開発費が投じられてきたにもかかわらず、なかなか進まない沖縄の経済の自立だ。何が振興をはばんできたのか沖縄経済の独り立ちに有効な戦略はあるのか、基地に依存する経済からの脱却を目指す沖縄の現実を現地から伝える。

1997年5月13日(火)

沖縄返還25年目の真相 ~米機密文書が示す基地の役割~

沖縄はあさって15日、本土復帰から25年を迎える。沖縄は今も在日アメリカ軍基地の、75パーセントが集中する基地の島である。アメリカはなぜ沖縄に強力な軍隊を置き続けるのか、それは今も厚いベールに包まれている。NHKは今回、沖縄返還前のアメリカ政府の公文書を大量に入手した。アメリカは沖縄そして日米安保体制を世界戦略の中に、どう位置付けてきたのか、最高機密の文書を手がかりに ...

1997年5月12日(月)

中国過熱する就職最前線

改革、開放、自由化の路線を走る中国。経済の自由化にともない企業の在り方から労働事情も変化した。これまでは国の人材分配の政策で就職先を決められていた大学生も自由に就職先を自分で選べることになった。当然就職活動もよい職場をめぐって競争が激しく行なわれることになった。増大した失業者、自由化されてきた経済活動のさなか、生き残るために人材を求める企業、新しい仕事を作って働く元失 ...

1997年5月7日(水)

都心の空き地は救えるか ~検証・容積率緩和と地価~

大都会の真ん中でも、一歩入れば空き地駐車場が目立つ。こうした都心の空洞化に歯止めをかけるため、政府は先月末、建物の高さを規制する容積率を引き上げる方針を打ち出した。より高層のマンションを建てられるようにすることで、都心でも安い住宅が供給できるとしている。 しかし、周辺住民とのトラブルや地価高騰の再来を懸念する声も出ている。容積率の引き上げで都心の空き地は救えるのか、そ ...

1997年5月6日(火)

タイガーウッズ ~21歳の素顔と技~

タイガーウッズ、史上最年少でマスターズを制した21歳の若者。世界一遠くへ飛ばすパワー、大会ごとにうまれるミラクルショット。プロに転向してわずか8ヵ月で、ウッズはマスターズ優勝の証、栄光のグリーンジャケットを手にした。ウッズは生後6ヵ月で、父親からゴルフの手ほどきを受けはじめた。アメリカをも変え得る男、タイガーウッズの素顔と技に迫る。

1997年5月1日(木)

激変する就職戦線 ~新採用戦略・戸惑う学生たち~

来年春の就職にむけて早くも就職活動が本番を迎えている。就職協定が廃止になったことで、企業が早め早めの採用活動に動きだしている。すでに事実上の内定を出して、ことしの採用を終えたところも出はじめている。遅れてはならじと戸惑う学生、優秀な人材を確保したいとする企業。就職協定という歯止めがなくなった今年の就職戦線を追う。