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この年の出来事
前年の年末に起きたペルーの日本大使公邸人質事件の解決に至る道筋や、山一証券を始めとした金融機関の相次ぐ破たん、神戸・小学生殺傷事件の真相に迫りました。マスターズを史上最年少で制したタイガー・ウッズさんへのインタビューも放送。

1997年 6月

新しい記録から見る
1997年6月30日(月)

香港返還 繁栄と自由は守れるか

香港返還の準備を進めてきた中国側の総責任者、銭其副首相兼外相返還を目前にして、NHKとの単独会見に応じた。返還後中国は香港の資本主義体制を50年間堅持することを約束している。資本主義と社会主義の共存、いわゆる一国二制度だ。はたして一国二制度という壮大な実験は成功するのか、香港の繁栄と自由は維持できるのか、21世紀、返還後の中国の行方を世界が注目している。

1997年6月24日(火)

天才少女はこうしてつくられた ~16歳の少女ヒンギス~

女子テニス界に現れた16歳の天才少女マルチナ・ヒンギス。多彩な攻撃を武器にことし3月、史上最年少で世界ランキング一位に輝いた。そのヒンギスを支えたのは母親メラニーさん、2歳のときからラケットを握らせた。メラニーさんは、テニス界の常識を覆す独自の指導法で娘を育て上げた。天才少女はいかにしてつくられたのか、母親メラニーさんとの14年間の歩みをたどり、ヒンギスの強さの秘密に ...

1997年6月23日(月)

産廃計画に“NO” ~岐阜御嵩町町民の選択~

住民の圧倒的多数が産業廃棄物処理場の建設計画に反対票を投じたした岐阜県御嵩町住民投票。小さな町の出したこの結果は県そして国にゴミ問題の対策を改めて厳しく問い直すものである。御嵩町の人々は住民投票にどう向き合ったのか。この結果が全国で多発する産廃問題にどんな影響を与えるのか考える。

1997年6月18日(水)

“激安”はいつまで続くのか ~携帯電話業界戦国時代~

一人でも多くの加入者を獲得しようと、激しい販売競争を繰り広げてきた携帯電話業界。各社は、通話料金の値下げや電話機(PHS)本体の安売りでしのぎを削ってきたが、中には、競争について行けず赤字に苦しむ会社も出てきた。生き残りに向けた販売戦略は何か、激しさを増す競争に直面する携帯電話業界の現状を伝える。

1997年6月11日(水)

外国債権が売れている ~高金利商品の人気と落とし穴~

外国の政府や企業が発行する外国債券、今、日本国内の超低金利を嫌って金利の高い海外の債券を求める動きが強まっている。しかし一方で、外国債券は、急激な円高や債券を発行した国の状況の変化で、資産が目減りするリスクを抱えている。 売れ続ける外国債券、その人気と落とし穴について考える。

1997年6月10日(火)

追跡神戸小学生殺害事件

先月27日、神戸市のニュータウンでこどもが殺されているのが見つかった。遺体は切断され、中学校と住宅地の小高い丘で発見された。殺害されたのは、近くに住む小学6年生土師淳君。現場には警察に挑戦する内容を記した紙が残してあった。さらに今月4日には、地元の新聞社に犯人からと見られる犯行声明が送り付けられた。その内容はさらなる犯行を示唆するものであった。犯人はどういった人物なの ...

1997年6月9日(月)

“借金大国”は返上できるか ~検証・財政構造改革~

橋本政権の命運をにぎる財政再建。先週、財政構造改革会議の最終報告が発表された。農業、防衛費、公共事業一切の聖域なしをかかげて切り込む方針に、自民党内から異論が続出した。一方国民生活に直結する年金を引き下げる方針に社民党が反発した。橋本総理は、国の財政を建て直す道筋を示せたのか、財政構造改革の舞台裏にせまる。

1997年6月4日(水)

台頭する中国人エリート企業 ~広がる新華僑人脈~

今、日本に住む中国人が次々と新会社を設立している。社長を務めるのは中国の開放政策によって、留学生として日本に来たエリートたちである。中国人同志の人脈を駆使し、高い技術力を武器に業績を伸ばしている。 「新華僑」と呼ばれる人々の成功の鍵は何か、新しい華僑ビジネスの戦略に迫る。

1997年6月2日(月)

ぜんそく死はなぜ起きたか ~薬物療法の落とし穴~

先月19日、厚生省はぜんそくの発作止めの薬の使い過ぎを警告する、緊急安全性情報を発表した。ぜんそく死の中に発作止めの薬を使い過ぎた例が、あることが分かったためだ。発作止めの薬がこのように問題になっている一方で、ぜんそくの新しい画期的な治療が注目されている。ぜんそく死の裏にある薬物療法の落し穴、今回は安全で有効な治療のあり方を探る。