香港返還 繁栄と自由は守れるか
香港返還の準備を進めてきた中国側の総責任者、銭其副首相兼外相返還を目前にして、NHKとの単独会見に応じた。返還後中国は香港の資本主義体制を50年間堅持することを約束している。資本主義と社会主義の共存、いわゆる一国二制度だ。はたして一国二制度という壮大な実験は成功するのか、香港の繁栄と自由は維持できるのか、21世紀、返還後の中国の行方を世界が注目している。
香港返還の準備を進めてきた中国側の総責任者、銭其副首相兼外相返還を目前にして、NHKとの単独会見に応じた。返還後中国は香港の資本主義体制を50年間堅持することを約束している。資本主義と社会主義の共存、いわゆる一国二制度だ。はたして一国二制度という壮大な実験は成功するのか、香港の繁栄と自由は維持できるのか、21世紀、返還後の中国の行方を世界が注目している。
株主総会で企業の不祥事を追及する総会屋グループ元代表、小池隆一容疑者。小池元代表は、株主総会の舞台裏で暗躍し第一勧業銀行や野村証券から巨額の金を引き出していた。株主総会を平穏に終わらせたい企業総会屋との関係をなぜ断ち切れないのか。企業の不祥事につけこむ総会屋の実態に迫る。
夏の訪れを告げるホタルの光の美しい輝きは、ホタルたちの愛のメッセージ。その求愛のスタイルが東日本と西日本で異なることが、最新の研究で分かってきた。西は2秒に1回、東はゆっくりと4秒に1回。点滅の間隔は、なぜ日本アルプスを境に西と東で違うのか、ホタルの輝きのなぞに迫る。
女子テニス界に現れた16歳の天才少女マルチナ・ヒンギス。多彩な攻撃を武器にことし3月、史上最年少で世界ランキング一位に輝いた。そのヒンギスを支えたのは母親メラニーさん、2歳のときからラケットを握らせた。メラニーさんは、テニス界の常識を覆す独自の指導法で娘を育て上げた。天才少女はいかにしてつくられたのか、母親メラニーさんとの14年間の歩みをたどり、ヒンギスの強さの秘密に ...
住民の圧倒的多数が産業廃棄物処理場の建設計画に反対票を投じたした岐阜県御嵩町住民投票。小さな町の出したこの結果は県そして国にゴミ問題の対策を改めて厳しく問い直すものである。御嵩町の人々は住民投票にどう向き合ったのか。この結果が全国で多発する産廃問題にどんな影響を与えるのか考える。
今月5日のセ・リーグの試合で、アメリカ人審判の判定に選手が激しく抗議、審判は辞任、帰国した。これをきっかけにアメリカでは、日本の野球界の体質を非難する声が高まっている。アメリカ人審判の帰国は、日本のプロ野球に何を問い掛けたのか、“事件”の真相に迫る。
一人でも多くの加入者を獲得しようと、激しい販売競争を繰り広げてきた携帯電話業界。各社は、通話料金の値下げや電話機(PHS)本体の安売りでしのぎを削ってきたが、中には、競争について行けず赤字に苦しむ会社も出てきた。生き残りに向けた販売戦略は何か、激しさを増す競争に直面する携帯電話業界の現状を伝える。
地球の温暖化は、すでに始まっている。そして21世紀には、大規模な洪水や旱魃など様々な異変が予想されている。深刻な被害が、日本でも起きるのであろうか。 番組では、地球温暖化に襲われた21世紀の日本の姿に迫る。
「日本人の敬語の乱れが著しい」このほど文化庁が行なった調査の結果だ。自分がへりくだることばを、相手に使うなど間違った表現が増える一方で、過剰にていねいな敬語も登場している。敬語はなぜ乱れているのか、現代人の人間関係の様変わりをうつす敬語の変化を見る。
大統領の次男が逮捕されるというスキャンダルに揺れる韓国の政界。与野党の国会議員、大統領の側近、銀行の頭取など政財界の大物が相次いで逮捕された。権力を取り巻く腐敗の構造の根深さ。韓国の政治、経済に何が起きているのか、揺れる韓国キム・ヨンサム政権の行方を探る。
外国の政府や企業が発行する外国債券、今、日本国内の超低金利を嫌って金利の高い海外の債券を求める動きが強まっている。しかし一方で、外国債券は、急激な円高や債券を発行した国の状況の変化で、資産が目減りするリスクを抱えている。 売れ続ける外国債券、その人気と落とし穴について考える。
先月27日、神戸市のニュータウンでこどもが殺されているのが見つかった。遺体は切断され、中学校と住宅地の小高い丘で発見された。殺害されたのは、近くに住む小学6年生土師淳君。現場には警察に挑戦する内容を記した紙が残してあった。さらに今月4日には、地元の新聞社に犯人からと見られる犯行声明が送り付けられた。その内容はさらなる犯行を示唆するものであった。犯人はどういった人物なの ...
橋本政権の命運をにぎる財政再建。先週、財政構造改革会議の最終報告が発表された。農業、防衛費、公共事業一切の聖域なしをかかげて切り込む方針に、自民党内から異論が続出した。一方国民生活に直結する年金を引き下げる方針に社民党が反発した。橋本総理は、国の財政を建て直す道筋を示せたのか、財政構造改革の舞台裏にせまる。
今、日本の製薬メーカーは、厳しい体質改善を迫られている。財政難の中で求められている薬剤費の削減、高い競争力を持つ海外のメーカーによる日本市場への本格的な参入など、日本特有の制度に守られてきた業界は変化の波に直面している。製薬業界の生き残りへの戦略を探る。
今、日本に住む中国人が次々と新会社を設立している。社長を務めるのは中国の開放政策によって、留学生として日本に来たエリートたちである。中国人同志の人脈を駆使し、高い技術力を武器に業績を伸ばしている。 「新華僑」と呼ばれる人々の成功の鍵は何か、新しい華僑ビジネスの戦略に迫る。
強姦などの被害者が、理解のない警察や司法の対応でさらに深い心の傷を負っている実情が、明らかになってきた。事件後に投げかけられる無神経な言葉、あるいは被害者が置かれる厳しい環境、セカンドレイプと云われる実態に迫る。
先月19日、厚生省はぜんそくの発作止めの薬の使い過ぎを警告する、緊急安全性情報を発表した。ぜんそく死の中に発作止めの薬を使い過ぎた例が、あることが分かったためだ。発作止めの薬がこのように問題になっている一方で、ぜんそくの新しい画期的な治療が注目されている。ぜんそく死の裏にある薬物療法の落し穴、今回は安全で有効な治療のあり方を探る。