四国山地の絶景は剣山で。
「四国山地」を担当したディレクターの堀内です。
番組の取材にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
「四国山地」と言っても、本当に広いです!
四国のまんなかを東西200キロにわたって連なる山々。
日本百名山として知られる石鎚山があるかと思えば、転がり落ちそうな急斜面の畑で農業を営む方々がいたり、妖怪伝説が残っていたり…。とにかくディープで、懐の深い山々です。
その中でもとっておきの場所をご案内したいと思います。
西日本第二の高さを誇る剣山(標高1955メートル)。この山は霊峰として知られる一方で、家族を連れて登山するにはピッタリな山です。登山口から山頂までは歩いて2時間ほど。登山リフトを利用すれば、1時間ほどで登ることができます。
登山口の標高は1400メートルほど。山道を進むにつれて、景色が開け、辺り一面に広がる四国山地の山々を見渡すことができます。
剣山の名物といえば、「雲海」。このあたりでは、吉野川やその支流から蒸発した水分が夜の間に冷やされ、朝になると雲海が出現していることがよくあります。日中でも、低い雲が流れてきて雲海を見られることがあります。
そうはいっても、雲海はいつでも見られるとは限りません。そんなときは、剣山の山頂にある山小屋を訪ねはいかがでしょうか。ここには食堂があり、うどんやカレー、おでんなどを食べることができます。温かい食事と山小屋の方々のもてなしが登山の疲れを癒やしてくれるはずです。
食堂の書棚には、剣山で撮影された雲海の写真を整理したアルバムがあります。「雲海が現れていなくても、お客さんが剣山の絶景をみられるように」と山小屋のご主人が長年撮りためてきたものです。
山小屋で休憩している間に、雲海が現れるかもしれません。(山の天気は変わりやすいです。)そんなときは、山小屋の方々が教えてくれます。
四国へお立ち寄りの際は、ぜひ、剣山まで足を伸ばしてみてください。
投稿時間:11:00