2014年12月08日 (月)

高野山の魅力

はじめまして、新日本風土記「高野山」を担当いたしました、和歌山局の塩野です。

 

皆さんは高野山と聞いてどんな印象をお持ちでしょうか。

「空海が開いた場所」、「真言宗の聖地」、「お坊さんの町」などなど。

僕自身、取材を始める前は、宗教都市・高野山としてのイメージしか持っていませんでした。しかし取材を進めていくうちに、お坊さんだけではない独特の文化に気付いていきました。

是非この番組をご覧いただき、「聖」と「俗」とが入り混じる高野山の暮らしを感じていただければ幸いです。

 

そんな高野山のオススメスポット、今回は2つご紹介させていただきます。

1)奥之院

高野山の中でも最も神聖な場所です。高野山を開いた弘法大師・空海は今もこの場所で瞑想を続けていると信じられています。

入り口にあたる一の橋から空海のいる御廟までは2キロに渡る参道が続きます。その両脇には、樹齢数百年の杉木立が広がり、20万を超える墓が密集しています。その中には、織田信長や豊臣秀吉ら戦国武将、初代市川団十郎など歌舞伎役者の名前も。空海のそばにいることで極楽往生できると信じられています。

個人的に特に印象に残ったのは、天台宗の開祖・法然や浄土真宗の開祖・親鸞の墓も並んでいたことです。宗派は違えど、空海を敬う気持ちは一緒なのだと感じることができました。

歩いているだけで厳かな気持ちになれる聖域です。okunoin.JPG

2)町の人

高野山を訪れた際、是非お話してほしいのが、町の住民の方々です。高野山に住む人々はみな、空海のことを親しみを込めて「お大師さん」と呼びます。それは、仏教界における第一人者である「空海」としての姿とは必ずしも一致しないかもしれません。

仏教の教えはよく分からないけれども、なぜか身近に感じると言う独特の「お大師さん」像。お土産屋さんで、レストランで、地元の人が持っているそれぞれの「お大師さん」像を是非聞いてみてください。tokoya.jpg

 

投稿時間:11:18


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