大阪は水の都です
『水都大阪』を担当した三木健太郎です。
皆さん大阪といえば、食い倒れの町、お笑いの町という印象が強いことでしょう…いやいや、実は大阪は水の町なんです。市内の10%が川で形成される街並みは東洋のベニスと称される程。エジプトしかり、メソポタミアしかり、文明の側には常に水がありました。大阪も同じく水と共に歩み独自の文化が育まれた街です。しかし、その濃さたるやどこにも負けていません。何せ水辺で出会った人達が粋でいなせな人ばかり。今回の取材の財産は水辺の大阪人との出会いに尽きます。是非一度、水辺から大阪を見て下さい。水辺に生きる人と触れ合って下さい。違った大阪の一面があなたを驚かせてくれるはずです【ポイント① 中之島の水辺でまったり】
ここはフランスのシテ島か…そう思わせてくれる2本の川で囲まれた中之島。大阪市民がこよなく愛する憩いの場です。心地よい川風に吹かれながら、読書する人、犬の散歩する人、昼寝する人、中にはヨガをする人も…川辺に目を向ければ、鳥やカメ、カニなど生き物もたくさん。緑も豊かで都会のど真ん中にいることを忘れさせてくれます。
中之島界隈には川に沿ってテラスが出ているカフェやレストランも並んでいます。そこでガールズトークに花を咲かせるも良し、デートに使うも良し、一杯やるのも良しです。どこか異国に来たような錯覚をきっと感じさせてくれるはずです。
その中之島を天満橋から眺める景色が僕のオススメ!夕暮れ、夜景、どちらもうっとりする魅力的な景色が広がり、時が過ぎるのを忘れてしまいそうになります。ちょっと癒やしが欲しいあなた…中之島の水辺でまったりしてみては?
【ポイント② なにわ八百八橋】
“なにわ八百八橋”と呼ばれた大阪の街。その橋に注目するのも一興です。橋自体が個性的で、歴史も古い。例えばなにわ三大橋の一つ難波橋。四隅にライオン像が置いてあり、ライオン橋の名で親しまれています照明灯が水面に映る様子が水晶の輝きに似ているのが由来という説が有力な水晶橋。その美しさから多くの絵描きさんの画題に。道頓堀の戎橋も良く見るとお好み焼きに使うコテの装飾が…かつて芝居小屋が近くに並んでいた日本橋には、枡席をイメージした枡があしらわれています。
さらに通なのは、水上から橋を見ること。橋の裏側をくぐる時、船のすった跡が見えたり、陸上からじゃ見えない装飾に気付いたり…何気なく通る橋をよく見ると新たな発見があるかも。
投稿時間:09:55