みうみくんのお仕事図鑑「時計修理職人」
こんにちは! キャスターの大橋和綺です。
月1回お送りしている「みうみくんのお仕事図鑑」、
今回は伊賀市の時計屋さんを訪ねました。
時計修理職人の澤田宗吉さん、84歳。
お店に入ると古い時計がいっぱい!
澤田さんは古時計の修理を専門にしています。
私の祖父母の家にも、
こういう時計があったことを思い出しました。
50年以上前の掛け時計を修理するということで
見せてもらうことに。
針や文字盤を外すと・・・
なんだか複雑そうな機械が。
しかし澤田さんは、
どこが悪いのか一目で見抜きました!
長い間、歯車が回り続けることで、
軸を固定している小さな穴が広がってしまい、
歯車同士うまくかみ合わなくなったことが
故障の原因でした。
広がってしまった穴の周りを叩いて
元どおりの大きさに。
歯車を組み直して、
正しいリズムを刻んでいるか音で確認。
時計は再び動きはじめました。
澤田さんが時計修理の技術を身に着けたのは
60年以上前。
しかしその後、電池式の時計が主流になり、
職人としてやりがいを感じなくなってしまいます。
そんなある日、お客さんに勧められて
古時計の修理を手がけるようになりました。
すると、全国各地から依頼が来るように!
大切に保管しているお客さんからのお礼状。
そこには、時計と家族との思い出や、
直してくれたことへの感謝がつづられています。
読むとまた頑張ろうという気持ちになれるそう。
「仕事はおもしろい」と笑顔で話す澤田さん。
私も見習います!
ご協力頂き、ありがとうございました。