2014年05月16日 (金)イベントで体験 A E D!


電気ショックで心臓の動きを元に戻す医療機器「AED」。
よく見かけますが、あなたは使えますか?
スイッチを押したり、蓋をあけたりして電源を入れれば、何をすべきか音声で指示を受けられます。
簡単に使えるものですが、人が倒れたところに居合わせたら、混乱するかもしれません。
各地で開かれるイベントの体験コーナーで、一度AEDに触れてみてください。


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NHKの人気キャラクターとふれあいながら、親子で最新の放送技術の見学や救命方法の体験などができる催し「渋谷DEどーも」が、今月3日から5日にかけて、東京・渋谷のNHK放送センターで開かれました。
 
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屋外ステージでは、「使おうAED」をテーマに救命士などが寸劇を披露し、▼誰かが倒れて反応がない場合は、すぐに119番をして心臓マッサージを始めることや、▼止まった心臓の動きを元に戻すAEDが届いたら、器械の音声に従ってボタンを押すことなどを分かりやすく紹介しました。
 
shibu2.jpgまた、会場には心臓マッサージやAEDを体験できるコーナーも設けられ、訪れた親子が簡易のキットを使い、1分間に100回のペースで行う心臓マッサージなどを体験していました。
 
訪れた中学生は「今回、初めて体験しました。いざという時に自分も何かできるようにしたい」と話していました。
 
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同じ期間、東京・多摩市でも、子どもたちが防災や救命方法などについて学ぶイベントが開かれました。

会場には、防災についての体験コーナーが設けられ、子どもたちがチラシで作った皿で水を飲んだり、家具の下に挟まった人を助けたりする方法を教わっていました。
 
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また、誰かが倒れたときの救命方法を分かりやすく紹介するコーナーにも大勢の親子連れが訪れ、▼心臓マッサージは、胸の真ん中を強く絶え間なく押し続けることや、▼AEDは、音声に従って少しでも早く使うことが大切だと学んでいました。
 
参加した小学6年生の女の子は「心臓マッサージで手が痛くなりましたが、いざというときには役に立てると思います」と話していました。

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【取材後記】

NHKでは4月から「減らせ突然死~使おうAED~」のキャンペーンを始めていますが、ご紹介したようなAEDの体験コーナーには、どのくらいの数の人が来ると思いますか?
 
どちらのイベントも大盛況でした。
NHKの「渋谷DEどーも」では、3日間で親子連れを中心に、1350人の方が体験しました。
にぎわいを目の当たりにして、みなさん興味があり、機会さえあれば体験したいのだなという実感がありました。

AEDを体験できるような救命講習は、事前の申し込みが必要なことも多く、所要時間も1~3時間ほどですが、今回のようなイベントでは、短ければ10分程度で体験できます。
わずか10分でも、そこでAEDや心臓マッサージの経験や知識を少しでも身につけられれば、もしものときに取れる行動は違うはずです。
大きなイベントなどでは、AEDの体験コーナーが設けられていることがあります。
見かけたらぜひ参加して、一度AEDに触れてみてください。
 
 
【AEDと心臓マッサージ、詳しくは】  ※一定期間後見られなくなることがあります。
 
「減らせ突然死~使おうAED~」キャンペーンより抜粋
 
▼おはよう日本
  第一弾 AEDの使い方と消防の取り組み http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2014/04/0423.html
  第二弾 “宅配”など自治体の模索 http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2014/05/0508.html
 
▼ニュースウオッチ9
  第一弾 学校では http://www9.nhk.or.jp/nw9-blog/700/186303.html
 
 
医師や救命士などの専門家のプロジェクトとも連動しています。
 
 



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投稿者:三瓶佑樹 | 投稿時間:08時00分

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