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この年の出来事
ライブドア事件、トリノ五輪、アジア、デフレ、雇用、談合というテーマをシリーズで放送しました。ライブドア事件では、東証で売り注文が殺到し全銘柄取引停止という事態に。村上ファンド事件も続き、株主と企業の関係が揺らぎました。

2006年 9月

新しい記録から見る
2006年9月28日(木)

日本の翼は再び飛び立つのか ~消えゆく国産旅客機YS-11~

今月末、唯一の国産旅客機YS-11が国内の全ての路線から姿を消す。YS-11は昭和30年代に開発されたものの、販売に苦しみ多額の赤字を抱えたため製造が中止。その後、日本の航空産業は長い間、海外メーカーの下請けに近い立場におかれてきた。今、国は、その経験を踏まえた上で、40年ぶりとなる国産旅客機の開発を推し進めている。あらゆる産業で、中・韓の激しい追い上げを受ける中、国 ...

2006年9月27日(水)

竜巻が街を襲う ~被害は防げるか~

九州を直撃した、大型の台風13号。今月17日、宮崎県延岡市で竜巻が発生し、死傷者100人以上、JR日豊線では特急電車が横転するなど、大きな被害が出た。直後から専門家が現地調査に入り、竜巻が引き起こした「被害の連鎖」の実態が明らかになってきた。また、最近の研究で発生メカニズムの解明が進み、日本各地で「知られざる竜巻」が起きている可能性も浮かび上がってきた。現地での竜巻の ...

2006年9月25日(月)

飲酒運転を撲滅できるか

3人の幼い子供が死亡した福岡の飲酒運転事故、容疑者は「危険運転致死傷罪」で起訴された。去年の飲酒運転による死亡事故707件のうち「危険運転致死罪」が適用されたのは10%にも満たない。「正常な運転が困難な状態」だったことの証明の難しさが障害となってきたからだ。後を絶たない飲酒運転。飲食店や同乗者など周囲の目で監視する取り組みが始まっている。宮城県では、飲食店がドライバー ...

2006年9月21日(木)

“家庭回帰”する父親たち

小学生の子どもを持つ親をターゲットにした「キッズ雑誌」が人気を集めている。発行部数は合わせてこの一年で約300万部。子どもによる事件や不登校、ニートの問題など子どもを巡る問題が増える中、30代の団塊ジュニアの世代を中心に起きている父親の「家庭回帰」現象が背景にある。しかし、残業や子どもの通塾などですれ違い、顔を合わせる時間さえ満足にとれない父子が少なくない。こうした中 ...

2006年9月20日(水)

急増する外国人犯罪 ~府中刑務所からの報告~

外国人犯罪の増加に伴い、外国人受刑者の数が急増、全国の刑務所がパンク状態に陥っている。この10年ほどの間に、外国人受刑者の数は4倍の3940人に急増。就労・就学目的で来日したものの、失業や地域からの孤立などをきっかけに犯罪に手を染めていくケースが目立つ。日本最大の刑務所、府中刑務所では受刑者の2割が外国人となる中、国際対策室を設置、30言語に対応できる体制を組んだ。し ...

2006年9月19日(火)

100歳の肖像 ~老いをどう生きるか~

今世界一の長寿国日本。全国に100歳以上のお年寄りは2万5000人以上存在する。 北九州市八幡に、敬老の日に合わせて、その年に百歳を迎えるお年寄りの記念写真をボランティアで撮影し、贈呈を続けている写真館がある。主人の大貝幸史さん(57)は、父の代から市内に住む100歳のお年寄りを30年以上、撮影し続けてきた。今年も55人の100歳がカメラの前に立った。90歳を過ぎるま ...

2006年9月14日(木)

倒れても 娘を取り戻すまで ~広がる横田夫妻の思い~

北朝鮮が拉致を認めた日朝首脳会談から今月17日で4年。娘の救出を訴え続けた横田めぐみさんの両親、滋さんと早紀江さんはともに70歳を超えた。滋さんは去年末、病気で長期入院を余儀なくされた。早紀江さんも長年の活動の疲労が重なり、体の不調を感じることが多くなった。「拉致問題は残された時間との戦いだ」。横田夫妻は今、同じマンションの住民たちの協力を得て、写真展を開いている。大 ...

2006年9月13日(水)

変わらない“オウム”

オウム真理教の麻原彰晃、本名・松本智津夫被告の死刑が近く確定する可能性が出ている。それを前にNHKは、名前を変えて今も活動を続ける教団「アーレフ」の内部に取材に入った。上祐史浩代表は「事件を反省している」と語り、”脱・麻原”の取り組みを強調。ある信者は「事件と向き合いたい」と、脱会した実行犯と手紙のやりとりを続ける。しかし取材からは、松本被告の存在を完全に断ち切れない ...

2006年9月12日(火)

米同時多発テロ5年【2】 増殖する“アルカイダ”

アメリカが進める「テロとの戦い」の最大の標的となってきた国際テロ組織アルカイダ。米軍の執拗な掃討作戦にもかかわらず、オサマ・ビンラディン容疑者ら幹部は捕らえられることなく、インターネットなどを通じて”聖戦”を呼びかける声明を発し続けている。NHKは、ビンラディン容疑者に極めて近い人物に接近、その証言から知られざる5年間の足取りが明らかになってきた。アフガニスタンやイラ ...

2006年9月11日(月)

米同時多発テロ5年【1】 “テロとの戦い”問い直すアメリカ

3000人近い命が失われた米同時多発テロから5年。いまアメリカでは、アフガニスタンやイラクで「力による民主化」を進めてきたブッシュ政権の”テロとの戦い”を問い直す動きが広がっている。ABCの調査では、テロ直後90%を超えた戦いへの支持は今月50%を割った。一貫して戦いを支持してきた保守層からも疑問の声は出され、ある南部の基地の町では”大義”への疑念から除隊希望が相次ぐ ...

2006年9月7日(木)

介護サービスが受けられない!? ~介護保険・改正の波紋~

4月の法改正から5ヶ月、介護保険改正の問題点が明らかになってきた。利用者400万人の4割を占める「要支援1~2」の高齢者が、サービスを受けられないケースが相次いでいるのだ。原因は、これまで保険適用に欠かせない”ケアプラン”の作成を引き受けてきたケアマネージャーが、担当人数を制限された上、軽度の人については報酬額を大幅に引き下げられたため、プラン作りを敬遠しだしたことに ...

2006年9月5日(火)

敵対的TOB 挫折の舞台裏

日本初の敵対的TOB(株式公開買い付け)成立か?注目を集めた王子製紙による北越製紙株取得の戦いは、結局失敗に終わることとなった。いち早く経営統合のプランを北越側にもちかけ、そのメリットを株主にも提示した王子。にもかかわらず業界にも投資家にも支持を得られなかったのはなぜか。王子の中枢にカメラを据え、戦いを見ていくと、欧米型の買収・合併に拒絶反応を示す日本の体質が浮かび上 ...

2006年9月4日(月)

“個人が主役” 変貌するインターネット

いまインターネットに大きな変革が起きている。ネット上の人々をサービスの享受者ではなく情報の表現者として巻き込んでいくことで、新しいサービスやビジネスが生まれているのだ。個人の情報発信の場を提供しているネットワーク・サービスには500万人が登録。疑問質問を書き込むと誰かが答えてくれるQ&Aサイトには56万人が参加。誰もが自由に加筆修正することで日々進化するウェブ上の百科 ...