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この年の出来事
ライブドア事件、トリノ五輪、アジア、デフレ、雇用、談合というテーマをシリーズで放送しました。ライブドア事件では、東証で売り注文が殺到し全銘柄取引停止という事態に。村上ファンド事件も続き、株主と企業の関係が揺らぎました。

2006年 8月

新しい記録から見る
2006年8月31日(木)

さよなら冥王星 ~太陽系の新しい姿~

水金地火木土天海冥、太陽系の惑星は9つという「常識」が動こうとしている。8月24日、チェコ・プラハでのIAU(国際天文学連合)の総会で、「惑星」の定義が採択され、冥王星が惑星から格下げとなった。今になって惑星の定義を見直すことになった背景には、観測技術の発達によって太陽系の外側に、これまで考えられていたよりも遙かに多くの天体がまだまだ存在することが分かって来たことがあ ...

2006年8月30日(水)

ヒズボラ台頭 変わる中東地図

一ヶ月に及ぶ激しい戦闘の末、ようやく停戦となったレバノン。イスラエルとの徹底抗戦を貫いたイスラム教シーア派組織ヒズボラは勝利を宣言し、その支持基盤をより強固なものとした。停戦監視を行う国際部隊の増強が進む中でも、武装解除には全く応じない構えだ。一方、イスラエルでは、ヒズボラの脅威を取り除けないまま停戦を受け入れたオルメルト政権への批判が高まり、強硬路線に向う動きが強ま ...

2006年8月29日(火)

金利はどうなるのか ~検証・ゼロ金利解除~

日銀が5年以上続けてきた「ゼロ金利」に先月ピリオドを打った。景気回復は本物なのか?等、今も賛否が分かれる中、身近な住宅ローンからグローバルマネーに至るまで、様々な影響が現れている。中でも、大きな影響を受けているのが中小企業の資金繰りである。東京・墨田区では貸出金利の企業間格差が拡大、設備投資などに影を落とし始めている。また、世界経済では、これまでゼロ金利の円を利用して ...

2006年8月28日(月)

地球温暖化防止 “排出権”を開拓せよ

先進国にCO2などの温室効果ガスの削減義務を課した京都議定書の実施期間が迫る中、世界第2の排出国・中国で温暖化防止プロジェクトを実施し、自国の「排出権」として計上しようという日欧企業の動きが活発化している。エネルギー確保に悩む中国も、先進国の最先端の省エネ・環境技術を得て経済成長を持続させようと、国をあげて排出権を生み出す方針を掲げている。しかし、中小企業の生産現場に ...

2006年8月24日(木)

オシムからのメッセージ

2010年、W杯南アフリカ大会を目指して始動したサッカー日本代表、オシム監督。今月、その将来を占う代表戦が2試合行われた。これまで不動の代表メンバーだった選手をはずし、走れる選手を選考するなど、早くも独自のサッカー哲学が発揮されつつある。難解な練習方法、急なスケジュール変更、これまでの代表監督にはないやり方が周囲にとまどいを与えている。過去のしがらみにとらわれず、批判 ...

2006年8月23日(水)

相次ぐ民営化トラブル ~揺れる保育現場~

子供たちをめぐる環境が激変している。保育園の民営化が全国各地で進み、行政や園側と保護者が対立、裁判にまで発展するケースも相次いでいる。保育の質の低下を理由に保護者が「民営化取消し」を求めた横浜市の場合では、「早急な民営化は違法」との地裁判決が大きな議論を呼んだ。しかし、地方が財政難に陥り、国との関係が大きく変化する中で、民営化の流れは止まりそうにない。問題が発生した地 ...

2006年8月22日(火)

海を渡る蝶“アサギマダラ”

春、南西諸島で生まれた蝶が、初夏には本州に渡り秋に再び南西諸島に戻る。”アサギマダラ”と呼ばれる蝶は渡り鳥のように毎年、2千キロもの距離を移動しながら生息している。この蝶の生態を解明したのは、全国に数千人いる蝶の愛好家たち。捕らえた蝶の羽にマジックで捕獲場所と日付を書いて放し、別の地域で再捕獲した人がインターネットの掲示板にその情報を載せる事で判明した。今、愛好家のネ ...

2006年8月21日(月)

人身取引はなくせるか ~強まるフィリピンパブ規制~

外国人女性を、騙したり脅すなどして入国させ、売春や強制労働をさせる、人身取引。日本は「人身取引を放置している」と国際社会から厳しい批判を浴び、対策を急いでいる。中でも人身取引の温床として、規制強化の対象としたのがフィリピンパブだ。従来、こうした店に勤めるホステスの多くは「興行ビザ」で入国してきたが、政府はその発給を厳格化した。しかし、規制をかいくぐり、偽装結婚や短期ビ ...

2006年8月3日(木)

残留放射線の脅威 ~“第3の被爆”を追う~

被爆から61年。原爆の新たな影響を示す調査結果が発表された。5万人を超える「入市被爆者」を調査したところ、白血病の発症率が異常に高いことがわかったのだ。直接被爆せずに爆心地近くへ入った「入市被爆者」は、これまで被爆量は少ないとされてきた。それがなぜ、放射線の影響を示す痕跡が浮かび上がったのか。最新の研究で、残留放射線を出す土壌から埃や煤が大気中に舞い上がり、長時間皮膚 ...

2006年8月2日(水)

戦争を風化させない ~戦後61年目の遺骨収集~

戦後60年が過ぎて、風化が進む戦争の記憶。しかし、遺族の中には、戦地に散った肉親の遺骨を探し続け、未だ戦争を過去のものにできずにいる人達がいる。その元に今、続々と遺骨が返還されている。最新のDNA鑑定によって遺骨の身元が分かるようになったためだ。そうした中で、20才前後の学生達の中に、遺骨の収集活動に参加しようという動きも現れている。若者達が戦争や命について、体験を通 ...

2006年8月1日(火)

崩壊?日本人のモラル

高速道路の料金所を料金を払わずに突破する車。コンビニや道の駅のゴミ箱に捨てられる大量の家庭ゴミ。図書館では本の無断持ち出しや切り抜きが相次ぐ。思わず首をかしげたくなるようなことが私たちの身の回りで日常的に起きている。各地の自治体は、監視カメラの設置やパトロール強化など対策に追われるが、効果はあまり上がらないうえ、コストは税金で賄われるため結局ツケは住民全体に回っている ...