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この年の出来事
ライブドア事件、トリノ五輪、アジア、デフレ、雇用、談合というテーマをシリーズで放送しました。ライブドア事件では、東証で売り注文が殺到し全銘柄取引停止という事態に。村上ファンド事件も続き、株主と企業の関係が揺らぎました。

2006年 3月

新しい記録から見る
2006年3月23日(木)

ベストセラーはこうして作れ ~新書ブームの舞台裏~

「バカの壁」410万部、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」140万部、「国家の品格」100万部…。今やベストセラー争いの主戦場となった新書。雑誌が広告収入の低下にあえぐ中、出版社が注目したのが制作・流通のコストが安く、書店の棚を確保できる新書だった。「売るため」の秘訣は3T。テーマ、タイミング、そしてタイトルだ。例えば、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」は当初「会計センス ...

2006年3月22日(水)

超低金利時代は終わるのか ~日銀・福井総裁に聞く~

今月、日本銀行は量的緩和政策の解除を発表、金融政策を大きく転換した。量的緩和は金融機関に大量の資金を供給するもので、2001年不況とデフレ克服のため導入された。それから5年、この数ヶ月物価が連続して上昇、実施時期を巡る議論を経て、「景気回復も実感できるようになった」として日銀は解除を決断した。金融政策を本来の姿に戻した今回の決定で、近い将来金利が上昇する可能性が高まり ...

2006年3月16日(木)

情報流出が止まらない ~被害急増・ウィニー~

個人情報から軍事情報まで、厳重に管理されなければならない情報が、インターネット上に次々と流出している。先日は、警察の捜査情報が漏れていたことが判明した。いずれもファイル交換ソフト「ウィニー」を使っていて、コンピューターがウイルスに感染したのが原因。なぜ感染が繰り返されてしまうのか。対策はあるのか。ネットの闇をルポする。

2006年3月15日(水)

大学大競争時代 ~生き残りをかけた闘い~

国立大学が激しく揺れている。法人化されて2年、全国の国立大学は、予算削減の流れの中で、教育・研究現場から聞こえるのは悲鳴ばかりだ。京都教育大学では授業数が減り、「希望していた科目が学べない」と学生達から抗議の声が上がっている。そうした中、各大学が競うように取り組んでいるのが、産学連携である。東京工業大学では、大手総合商社の現役ビジネスマン2人を教授と助教授に任命し、” ...

2006年3月14日(火)

公共施設は変わるか ~検証 “官から民へ”の新制度~

公民館や公園などの公共施設は全国に40万カ所。その管理運営を民間企業やNPOに任せる”指定管理者制度”が動き出している。「非効率でサービスに魅力がない」と指摘される公共施設を民間のノウハウで生まれ変わらせるのが狙い。大手スポーツクラブに運営が任された東京・板橋区の体育館は、開館時間の延長やインストラクター派遣などによってトレーニングルームの利用客が70%増加。区も大幅 ...

2006年3月13日(月)

耐震偽装 広がる疑惑

耐震強度偽装事件が発覚してから4ヵ月。今も被害マンションでは再建や補強のメドが立たないままだ。耐震強度0.5未満の分譲マンションでは、国の再建案では各戸に数千万円の負担がかかることが分かり、とても受け入れられないという声が上がっている。補強を迫られている強度0.5以上のマンションでは、今も国の支援策が示されないままだ。さらに、姉歯元建築士以外の物件でも、偽装や強度不足 ...

2006年3月9日(木)

どう進める 中古ビルの耐震化

バブル期以来、最大の活況を見せている賃貸オフィスビル市場。今、その市場で「耐震対策の有無」が大きく明暗を分けている。去年、基準地価の上昇率が全国一となり、超高層ビルの建設ラッシュに湧く名古屋駅前では、1981年の建築基準法改正以前に建てられた旧耐震のオフィスビルには借り手がなく空室が急増する事態となっている。相次ぐ巨大地震と耐震構造偽造問題で、借り手が耐震設備を厳しく ...

2006年3月8日(水)

イラク戦争3年 行き詰まる国づくり

去年12月、正式な政府の発足に向けて行われた議会選挙で、暫定政府を率いるイスラム教シーア派の政治団体が第一党を維持し、新しい国づくりに向けた動きが一気に加速するはずだった。しかし、その総仕上げとされる政治プロセスが、今、窮地に追い込まれている。シーア派とスンニ派の宗派対立が激しさを増すようになり、イスラム教シーア派の黄金のモスクが爆破された事件をきっかけに、双方の暴力 ...

2006年3月7日(火)

7人のお年寄りをなぜ救えなかったのか ~検証・グループホーム火災~

1月8日午前2時頃、長崎県大村市のグループホーム「やすらぎの里さくら館」から出火、7人のお年寄りが亡くなる大惨事となった。グループホームは認知症のお年寄りが少人数(9人以下)で介護スタッフと共に生活する施設。「認知症対策の切り札」として急増、全国に7600を越えるが、今回その防災対策の危うさが露わになった。認知症のお年寄りを抱え、ただでさえ火元の管理、避難の誘導等が難 ...

2006年3月6日(月)

弁護士は増えたけれど

今、司法改革の一環として弁護士の倍増が進められている。多様化する経済活動への支援と市民への法律サービスの二つを充実させるのが目的だ。しかし、改革が始まって5年、課題も見えてきた。買収などの需要増加を追い風に、企業法務を扱う巨大な弁護士事務所が増える一方で、儲けの薄い「町医者」的な活動をする弁護士が伸び悩んでいるのだ。弁護士会の中には、市民サービスへの参加を義務づけると ...

2006年3月2日(木)

がんばれ!シングルファザー

去年1年間に離婚した夫婦はおよそ26万組。離婚の急増に伴い、子育てと仕事との間で揺れる父子家庭の父親、シングルファザーがその悩みを語り始めた。会社では中間管理職として大きな責任を背負いながら、家庭では家事や育児。その両立は至難の業だ。しかも、離婚の負い目や世間の目を気にして、悩みを打ち明けることもできず、”孤立”する父親も多い。さらに、子育てのために残業や転勤ができな ...

2006年3月1日(水)

“ある勇気”がのこしたもの ~日韓の摩擦と対話~

東京・新大久保駅で韓国人留学生・李秀賢さんが、線路に落ちた人を救おうとして、命を落とした事故から5年。多くの人に勇気と感動を与えた彼の生涯を描く映画の制作が日韓両国の映画人によって始まった。韓国人の主人公を日本人監督が中心になって描くのは初めての事である。しかし、映画作りは順風満帆とは言えない。この5年、靖国問題、竹島問題など、両国の関係がより難しくなっているためだ。 ...