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この年の出来事
ライブドア事件、トリノ五輪、アジア、デフレ、雇用、談合というテーマをシリーズで放送しました。ライブドア事件では、東証で売り注文が殺到し全銘柄取引停止という事態に。村上ファンド事件も続き、株主と企業の関係が揺らぎました。

2006年 12月

新しい記録から見る
2006年12月21日(木)

遠ざかる融和 ~トルコ・EU加盟交渉凍結の波紋~

東西文明の十字路に位置してきたトルコが長年悲願に掲げてきたEUへの加盟。11日のEU外相会議で加盟交渉の一部凍結が決まり、交渉全体が暗礁に乗り上げる恐れが出てきた。EU側はトルコの改革のスローダウンを理由にあげるが、イスラム系移民との摩擦が高まる中、トルコを受け入れるべきか各国に根本的な疑問が生じているのだ。一方人権問題などの厳しい加盟条件を達成してきたトルコでは、国 ...

2006年12月20日(水)

生活保護から抜け出せますか ~“自立支援”広がる波紋~

財政赤字が膨らむなか、国は来年度の生活保護費をさらに削減する方針を固めた。審査の厳格化などに加え、国は新たに、生活保護受給者への就労を促す「自立支援プログラム」を立ち上げている。働く能力がある人には働いてもらい、生活保護から脱っしてもらおうというのだ。その結果、無理な就労を勧められ、自立もできていないのに保護だけが打ち切られてしまう事態も生まれている。こうした中、独自 ...

2006年12月19日(火)

なぜ高い?医療機器の値段

医療費の負担が増える中で、医療機器の内外価格差に注目が集まっている。医療機器の多くは欧米からの輸入品で、生産国と日本での価格に大きな開きがあるためだ。内外価格差の背景には、過去の貿易交渉を機に外国側から日本市場への参入に関して、働きかけがあったことも一因とされる。国産の優れた医療機器を開発することで、医療費を削減しようという動きもあるが、シェアの確保は容易ではない。医 ...

2006年12月14日(木)

イラク分裂の危機 ~始まった石油争奪戦~

連続爆弾テロ、凄惨な報復など米主要メディアが遂に「内戦」と位置付けるほど国家分裂の危機が高まるイラク。こうした事態に更に拍車をかけているのが石油利権を巡る争いだ。豊富な石油資源を抱えるイラク北部のクルド人自治区は、独自の「石油法」を近く制定する予定で、中央政府を通さずに自治区内の油田開発を推し進めようとしている。これに対してスンニ・シーア派は強く反発。シーア派の一部は ...

2006年12月13日(水)

野菜に異変? 岐路に立つ卸売市場

いま全国で経営不振に陥る卸売市場。この数年で既に200箇所以上が消えた。2年前、卸売市場が破たんした北海道美幌町では、小売店の品揃えが減少、学校給食にまで影響を及ぼしかねない事態となっている。埼玉県本庄市では、地方卸売市場が閉鎖。町の小売店主たちは、規模未満卸売市場と呼ばれる取引所を開設したが、特産の泥付きネギやヤマトイモは以前に比べ手に入りにくくなったという。市場の ...

2006年12月12日(火)

シリーズ“談合列島” 第2回 崩れ始めた“談合社会”

シリーズ“談合列島”、2回目は、脱談合が進みつつある業界の実態に迫る。公共事業の大幅な削減や談合を規制する制度改正が進む中、地方では、従来型の談合では共倒れになると業者が対立。”談合破り”とそれに対する報復が繰り広げられるなどの異変が起きている。一方大手ゼネコンや機械メーカーは、独占禁止法改正による罰則強化をきっかけに”脱談合”を宣言。その結果、入札の現場では自由競争 ...

2006年12月7日(木)

どん底からのJ1昇格 ~横浜FC・躍進の舞台裏~

最終戦を前にJ1昇格を決めた「横浜FC」、8年前、親会社の経営不振で事実上消滅したチームの奇跡の復活はサッカーファンに限らず多くの日本人を元気づけた。復活の切り札となったのは、ベテラン選手の活躍。選手の先頭に立って走り守備にも回る39歳のカズ、経験を活かした巧みなパス回しで得点力をアップさせたMFの山口、若手との繋ぎ役を果たしたキャプテンの城、いずれもかつて日本代表と ...

2006年12月6日(水)

保険金不払いはこうして行われた

10月末、損保各社による「第3分野」といわれる医療保険などの大量不払いが公表された。その数、大手5社で4635件。加入の条件を正しく伝えず契約したり、保険金を払うかどうかの審査で関係のない過去の病歴を理由に拒否したりといった実態が明らかになった。なぜ不払いはふくれあがったのか。背景にあると指摘されているのが、新分野解禁で各社が加速させた顧客獲得合戦。自動車保険が頭打ち ...

2006年12月5日(火)

誰かとおしゃべりしてますか ~広がる“傾聴ボランティア”~

ただひたすら相手の話を聞くという不思議なボランティアが急増している。対象は主に高齢者や中高年。ご近所付き合いや家族のあり方が変容し、買い物もスーパーかコンビニ、「誰とも喋らない生活」を送る人たちだ。千葉県船橋市が単身高齢者及び高齢者のみの世帯を対象に調べたところ、1ヶ月に会話する機会が1回以下という人が4500人、全体の1割を越えていた。こうした中、各地の自治体は、今 ...

2006年12月4日(月)

見えない“いじめ” ~子どもとどう向き合うか~

相次いだいじめ自殺を受け、いま各地の教育委員会や学校で様々な実態調査・聞き取りが始まっている。その結果、いじめる側といじめられる側の「入れ替わり」が頻繁に起きたり、ネットを使った組織的な集中攻撃が行われるなど、いじめがより見えづらくなっている実態が浮かび上がった。こうした中で一部の学校では、子供の変化を素早くとらえ、教師間で情報を共有化していじめを防ごうと、独自のアン ...