今世界一の長寿国日本。全国に100歳以上のお年寄りは2万5000人以上存在する。 北九州市八幡に、敬老の日に合わせて、その年に百歳を迎えるお年寄りの記念写真をボランティアで撮影し、贈呈を続けている写真館がある。主人の大貝幸史さん(57)は、父の代から市内に住む100歳のお年寄りを30年以上、撮影し続けてきた。今年も55人の100歳がカメラの前に立った。90歳を過ぎるまで、現役の町医者として地域の医療を支え続けた人、戦時中に夫を失って以来、女手一つで子どもを育て、今はリハビリに励む人、認知症が進む中、記念撮影を心の支えに生きる母とその娘・・・。100歳の肖像写真をもとに、今なお、心豊かに生きるお年寄りとその家族の日々を追い、老いを生きることの意味を考える。
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