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この年の出来事
ライブドア事件、トリノ五輪、アジア、デフレ、雇用、談合というテーマをシリーズで放送しました。ライブドア事件では、東証で売り注文が殺到し全銘柄取引停止という事態に。村上ファンド事件も続き、株主と企業の関係が揺らぎました。

2006年 7月

新しい記録から見る
2006年7月31日(月)

攻防 ポスト小泉 ~“安倍優位”のゆくえ~

5年半の長期政権となった小泉総理大臣の後を継ぐのは誰か。9月の総裁選挙に向けた自民党のブロック大会が今月28日から始まり、”ポスト小泉”をめぐる動きが本格化する。党内では、安倍官房長官が優位の情勢との見方が強まる一方、立候補しないことを明言した福田元官房長官に代わる、新たな候補を擁立すべきだという意見も出ており、具体化に向けた模索が続いている。なぜ”安倍氏優位”なのか ...

2006年7月27日(木)

中東危機 戦火はどこまで広がるのか

中東で再び大規模紛争への拡大が懸念されている。イスラム教シーア派組織ヒズボラによるイスラエル兵拉致をきっかけにレバノンに侵攻したイスラエル軍の攻撃が始まって二週間。事態が沈静化する兆しは全く見えていない。国際的な仲介も遅れており、アメリカは同盟国イスラエルの自衛権を擁護し、ヒズボラを支援しているとされるシリア・イランに圧力をかけようとしている。ヒズボラがイスラエル兵を ...

2006年7月26日(水)

“最期”をどう迎えるか ~延命治療中止の波紋~

今年3月、富山県の病院で当時の外科部長らが患者の人工呼吸器を外し7人が死亡していたことが明らかになった。明確なルールがない中、医療現場では意思確認などを十分に行わないまま”あうんの呼吸”で延命治療が中止される実態があるといわれる。今回、治療の中止はどう行われたのか明らかにする。一方ある大学病院では患者や家族の意思を文書で確認し、希望すれば延命治療を行わない取り組みを1 ...

2006年7月25日(火)

地方自治体は生き残れるか ~夕張破たんの教訓~

北海道夕張市が自治体の”倒産”にあたる「財政再建団体」の指定を申請、政府の管理下で立て直しを図ることになった。負債総額は税収の14倍の632億円に上る。かつて日本を代表する産炭地だった夕張の人口はピーク時の10分の1以下に激減。自立を目指し、観光産業に乗り出したものの、過大な投資は次々と失敗し、地方交付税が大きく目減りする中、破たんに至った。財政危機に直面している自治 ...

2006年7月24日(月)

検証 陸上自衛隊 イラク派遣の900日

今月17日、イラク・サマーワへ派遣されていた陸上自衛隊の部隊が、クウェートまでの撤収を完了。2年半にわたる人道復興支援を終えた。給水、医療技術指導、公共施設の補修を行い、地元からは一定の評価を得たものの、社会的インフラの整備や雇用の確保などより高い水準の支援を求める声が高まり、自衛隊ができる事業とのギャップが問題となった。地元の不満が高まる中、部隊が強硬派イラク人のデ ...

2006年7月20日(木)

お年寄りの心をつかめ ~動き出したコンビニ新戦略~

激戦が続き、飽和状態ともいわれるコンビニチェーン各社が今、これまで利用の少なかった高齢者をターゲットにした戦略に本腰を入れている。綿密な市場調査やアンケートなどの分析から、実は都市でも地方でも、お年寄りが従来言われている以上に孤立し、地域との結びつきを強く求めている現実が浮かび上がってきた。御用聞きサービスを始めたセブンイレブンは、都市部で買い物に行くのも不自由という ...

2006年7月19日(水)

メタボリックシンドロームの衝撃

今年5月、厚労省は生活習慣病のリスクを計る新しい基準に”メタボリック・シンドローム”を採用し、「男性の2人に1人、女性は5人に1人が生活習慣病の予備軍」と発表した。メタボリック・シンドロームは、昨年、日本内科学会が動脈硬化のリスクを計るために作った目安で、「高血圧」「高脂血症」「高血糖」以外に「腹囲」が診断項目となっている。男性の場合、腹囲は85㎝未満、女性の場合は9 ...

2006年7月18日(火)

ロシアvs欧米 ~エネルギーを巡る攻防~

7月15日から、ロシアで初めて開かれるサンクトペテルブルク・サミット。エネルギーを巡って深まるロシアと欧米の溝が埋まるのかが、大きな焦点となる。EUの消費する天然ガスの4分の1を供給するロシアは、欧州各国の電気・ガス供給会社を次々と買収。ロシアのエネルギー支配を警戒する欧州の懸念は、ロシアがウクライナへのガス供給を一時停止した1月の事件をきっかけに、一気に高まった。ア ...

2006年7月13日(木)

砂浜が消えてゆく

今、日本全国で砂浜が危機に瀕している。毎年160ヘクタールが消滅し、15年間で13%減少した。千葉県九十九里浜ではこれまでに、海水浴場の3分の1近くが海開きが出来ず閉鎖、石川県千里浜では恒例の砂浜マラソン大会のコースがとれないことに頭を悩ませている。海岸沿いの家が波をかぶるまで事態が進行しながら、対策が見いだせないケースさえある。砂浜が危機に瀕している原因は、河川ダム ...

2006年7月12日(水)

緊迫パレスチナ ~衝突の背景に何が~

パレスチナ情勢が緊迫の度を増している。先月25日パレスチナの武装グループがイスラエル軍兵士を拉致したことをきっかけに、イスラエル軍がガザ地区に侵攻。首相府などを空から攻撃すると共に、ハマスの閣僚らおよそ30人を拘束し解放への圧力をかけた。一方武装グループ側は釈放を一貫して拒否し続けており、激しい戦闘が続いている。緊迫の背景には双方共に引くに引けない事情がある。選挙で選 ...

2006年7月11日(火)

アフガニスタン 行き詰まるテロとの戦い ~カルザイ大統領に聞く~

アフガニスタンのカルザイ大統領が、国際会議出席のため、来日した。会議では軍閥の武装解除をいかに進め、治安を回復していくかが議題となった。今年に入って反政府武装勢力タリバンによるテロが急増し、再び不安定化してきたアフガン情勢。カルザイ政権内からは、タリバンに対抗するため、軍閥に武器を渡して治安維持にあたらせるべきだという声も出始めている。しかし国軍や警察以外に武器の使用 ...

2006年7月6日(木)

瀬戸際の北朝鮮 ~ミサイル発射の真意は~

7月5日の未明から朝にかけて、北朝鮮が6発のミサイルを立て続けに発射、全世界に衝撃が走った。アメリカの独立記念日を狙ったかのようなミサイルの連射。6か国協議が停滞する中、軍事力を誇示することでブッシュ政権を威嚇し交渉に有利な環境を作り出したいという思惑があったという見方もある。北朝鮮外務省は、「ミサイル発射は国の自主権の問題」と発表した。なぜ、北朝鮮は今、ミサイルを発 ...

2006年7月4日(火)

命を守る“10秒間” ~始まる「緊急地震速報」~

地震の大きな揺れが伝わってくる数秒~数十秒前に揺れを予測する気象庁の「緊急地震速報」。8月から一部で運用が始まる。先に伝わるP波(小さな揺れ)と後からくるS波(大きな揺れ)の到達時間の差を利用するこのシステム。例えば、東海地震が起きた場合、静岡市では揺れが伝わる約10秒前に、東京では約40秒前に速報できるという。当面は病院や鉄道、工場などに限って運用されるが、来年にも ...

2006年7月3日(月)

“職場”を去る障害者 ~自立支援法の波紋~

今年、4月施行された障害者自立支援法が障害者福祉の現場を一変させている。これまで身体、知的、精神によって、バラバラだった障害者施策を一本化し、市町村を福祉の実施主体とすることをうたった自立支援法だが、同時に福祉施設やホームヘルプなどの費用の1割を障害者自身が負担することとなった。作業所や授産施設などでは、障害者の工賃より施設の利用料が上回る逆転現象が頻発し、施設をやめ ...