資料館が…慰霊碑が…“歴史”が消えていく
朽ち果てる戦没者の慰霊碑…。倒壊の危険のある碑が全国に数多くあることが国の調査で明らかに。多くの戦友を目の前で失った99歳の元軍人は、自ら建立した碑を撤去し「戦争のことは忘れられるのでは」と苦悩をにじませる。戦争に関する遺品を収集してきた地方の資料館では、入館者の減少などで閉鎖が相次ぐ。こうした中で、ネットオークションには軍服や軍帽などの戦争遺品が出回り、身に着けて楽 ...
朽ち果てる戦没者の慰霊碑…。倒壊の危険のある碑が全国に数多くあることが国の調査で明らかに。多くの戦友を目の前で失った99歳の元軍人は、自ら建立した碑を撤去し「戦争のことは忘れられるのでは」と苦悩をにじませる。戦争に関する遺品を収集してきた地方の資料館では、入館者の減少などで閉鎖が相次ぐ。こうした中で、ネットオークションには軍服や軍帽などの戦争遺品が出回り、身に着けて楽 ...
戦後75年の今年、映画俳優の吉永小百合さんは、戦争体験者の手記を朗読劇やドラマ、音楽などで表現するNHKの番組企画に挑んでいる。主題となる手記は、長年、戦争の詩を朗読してきた吉永さんに、自分の体験も知って欲しいと、一般の人たちから寄せられたものだ。吉永さんの思いに共鳴した山田洋次さん、坂本龍一さんらトップクリエイターが結集し番組企画はスタート。沖縄戦を描くドラマは実際 ...
長らく「中止」や「無観客」での開催を余儀なくされていたスポーツやエンターテインメント。動員数の制限などの感染対策をした上で、7月から徐々に再開し始めた。 年間3000公演、300万人を動員する「劇団四季」もその一つ。2月から公演が中止となり、過去最大の危機に。再開のために挑んだのが「科学による検証」。専門家のアドバイスを受け、俳優からの飛まつや、観客間の飛まつの挙動 ...
亡くなった家族や友人が使っていたSNSのアカウントに、死後もメッセージを送り続ける人たちが増えている。なにげないできごとを報告したり、生きていたときに伝えられなかった思いを吐露したり‥「既読はつかないけれど、スマホの中で生きているみたい‥」テクノロジーの発達によって、故人との向き合い方が少しずつ変わろうとしている。亡くなった家族の、性格、趣味、声などのデータを取り込み ...
新型コロナウイルスへの感染が確認された人が、東京都で過去最多となり(16日)、全国で連日のように数百人規模で確認されている。都内では、「感染か拡大していると思われる」として、警戒レベルは最も深刻な表現に引き上げられた。いま何が起きているのか。第2波に向けてどのような備えが必要なのか。感染再拡大に直面する最前線の現場から、最新情報を伝える。
新型コロナウイルスの影響で人に会うことが制限され、各地で行われてきた「訪問支援」などのひきこもり支援が難しい状況に直面している。リーマンショックの後にひきこもりが増えたことから、今回のコロナ危機でも同様のことが起きると支援者の間で危機感が広がっている。どうしたら支援を継続し、つながりを保ち続けられるのか。そして親子が一歩を踏み出すために何ができるのか。最前線の現場をル ...
森友学園をめぐる問題で、決裁文書の改ざんに関わり、自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さんの妻が、国や佐川元理財局長を相手に損害賠償を求める裁判をおこした。裁判では何が争点になるのか、新たな事実が明らかになるのか、最新情報を交えて伝える。自殺した赤木さんは、手記に何をつづっていたのか・・・妻が語る、亡くなるまでの夫の様子とは。財務省の報告書や証言などから浮かび上がる、改 ...
コロナショックをきっかけに、売り上げが急増するネット通販。一方で 「マスクを注文したら不良品が届いた」 「体温計を買ったが、いつも同じ温度しか表示されない」 など、不良品をつかまされたとの声も相次いでいる。怪しい商品の中には、 “命に関わる危険” をはらんだものも。中国メーカーなどが製造した 「掃除機用の互換バッテリー」 では、 年間40件近い火災が発生する事態となっ ...
史上最年少でのタイトル獲得なるか…!?将棋の藤井聡太七段(17)は「棋聖戦」五番勝負に2連勝、タイトルに王手をかけて7月9日、第3局に臨む。「以前にも増して強くなっている」と強豪の棋士たちが口をそろえる藤井七段。その強さを、多くの棋士の証言やAIを使った対局の徹底分析から明らかにする。一方で、取材からは藤井七段が「手が見えない」と苦悩していた時期があったことも分かって ...
本格的な夏の行楽シーズンを迎えようとする中、連日、都内で100人以上の感染が確認されている新型コロナウイルス。リスクを避けながら私たちはどう行動すればよいのか。その指針の1つと注目されるのが、ビッグデータを活用した「感染予報マップ」だ。 LINEを使い、発熱者の広がりなど、私たちの健康データを収集。どの地域で流行リスクが高まっているかをリアルタイムで発見し、私たちに ...
熊本で多数の死者・行方不明者が出ている記録的大雨。近年、九州北部豪雨や西日本豪雨など7月に大雨が降り「日本は梅雨末期が大きなリスクとなる時代を迎えている」と専門家は指摘する。過去に何度も水害に見舞われ、防災意識が高かった球磨川流域の住民でも避難が難しかった背景に何があったのか?科学的なメカニズムとさまざまな証言を組み合わせ深掘りする。また、コロナ禍での避難のあり方を含 ...
新型コロナウイルスの感染拡大のなか、病院や介護施設で制限されてきた“面会”。私たちは、緊急事態宣言が出されていた5月から、長い間、会うことが出来なくなった夫婦の声に耳を傾けてきた。見えてきたのは、それぞれの夫婦がこれまで気づかなかった新たな絆のカタチを見いだそうとする姿だった。去年、最愛の夫を亡くしながらも、夫が残した手紙を支えに歩み始めた栗原はるみさんに武田キャスタ ...
新型コロナの影響が高齢者の働く現場を直撃している。雇い止めなどの窮状を訴える高齢者が相次いでいる一方、慢性的に人手不足の現場では、感染リスクの不安を抱えながらの仕事が続いている。いずれも背景には「年金だけでは暮らせない」という切実な訴えがある。 そうしたなか、仕事が原因でケガや病気になる「労災」は、高齢者層だけが高止まりを続けている。これまで比較的危険が少ないと考え ...