6月、神奈川県はあるゲームソフトを有害図書に指定、販売規制に乗り出し、波紋を広げている。問題のソフトは海外から輸入されている物で、無差別殺人をリアルに体験でき、日本でもヒット作となった。こうした暴力的なソフトが相次ぐ少年の暴力事件の背景にある、というのが規制の理由の一つだ。ゲーム機の高性能化が進み、よりリアルな表現が可能となる中、神奈川県に追従する自治体も現れ、規制は広がる動きを見せている。しかし、暴力事件との関係性は立証されていない上、表現の自由をどう守るか、など実際の規制には様々な問題があり、反対の意見も相次いでいる。暴力的なゲームソフトの販売規制が巻き起こした波紋を追う。
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