ガソリン価格の高騰が続く中、東京モーターショーが、今週土曜から始まる。各メーカーが競って出展するのがハイブリッドや新型ディーゼルなどの次世代エコカーだ。米国では環境意識の高まりと原油高で日本製ハイブリッド車の人気が爆発。更に連邦政府のハイブリッド車優遇政策も追い風になって、トヨタのプリウスは納車まで数ヶ月待ちの状態が続いている。ハイブリッド車を燃料電池車までの「つなぎ」としか見ていなかった欧米メーカーは、今、技術提携で今必死の巻き返しを図っている。一方、CO2排出量が少ないため欧州でエコカーとして定着しているディーゼル車は改良が進み、騒音やNOxなどの問題も大幅に改善。ディーゼル乗用車がほとんど絶滅した日本にも売り込もうという動きも出てきた。車種が増え、マイカー選びで現実の選択肢になると同時に、自動車メーカーの市場戦略を左右する新型エコカー。その可能性と各メーカーの攻防を日本、アメリカ、ヨーロッパで追う。
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