大阪や神奈川といった強豪校がひしめく都会を離れ、地方の高校へ越境入学して甲子園を目指す高校球児たち。今年、夏の甲子園大会では、出場チームの半数以上にこうした”留学選手”が存在し、人数にすると全選手の5人に1人を占めたことから問題化した。高野連は今年、初めて”野球留学”の実態調査を行い、今月17日に結果を発表。今後、委員会の会合を踏まえて、将来的に何らかの規制も検討している。「甲子園出場はプロへの登竜門。子供の夢を叶えるには留学やむなし」と反発する地方の強豪校と、「高校野球は教育の一貫。地元選手だけでチームを構成することに意義がある」と主張する甲子園初出場校。過熱する中学生へのスカウト合戦の取材を交え、野球留学の実態とその舞台裏を検証する。
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