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静岡焼津 絶品!近海の魚たち 定置網漁に村田優歌キャスター挑戦 ダモンデおばさんと一緒に!

シリーズだもんで、焼津市。「近海の魚も絶品」10月26日放送 見逃し配信はNHKプラスで11月2日(木)まで!
  • 2023年10月26日

NHK静岡放送局の番組キャラクター、ダモンデおばさんと伝えるシリーズ「だもんで、焼津市。」。今回は、焼津市沖の定置網漁についてです。カツオやマグロの遠洋漁業で知られる焼津市ですが、近海で取れる魚も絶品。旬の魚が水揚げされています。この時期、どんな魚が取れるのか、おいしい魚に出会いたいと村田優歌キャスターがダモンデおばさんと一緒に挑戦しました。

10月26日(木)に放送した「たっぷり静岡」は、NHKプラスで放送後1週間まで見逃し配信をしています!(配信は11月2日(木) 午後6:59 までです)

画像をクリックすると見逃し配信が見られます ※11月2日(木)午後6:59まで

新鮮な魚を市場へ

漁に出発するのは午前2時半。焼津市の小川港で定置網の漁船に明かりが灯りました。

村田優歌キャスターとダモンデおばさん

これからダモンデおばさんと漁に向かいます。でも午前2時半は早いです。なぜこんな時間から漁をするんでしょうか?

この船の責任者、酒井久則さんに聞きました。この道50年のベテランです。

酒井さん、なぜこんなに早いんですか?

責任者 酒井久則さん

「毎日、新鮮な魚を持って行かないといけないんです。一晩寝かせた魚は絶対だめで、朝まで生きてたやつを市場にあげなきゃいけない」

「きょうは魚が入っているかな、村田さんやダモンデさんの運しだいですね」(酒井久則さん)

おこぼれ狙う?

定置網は、港から3キロほどの距離。さすが駿河湾、岸のすぐ近くで50メートルもの深さがあるそうです。

あら海面に鳥がいっぱい。
漁のおこばれを狙っているそうよ。

まるで水族館!

黄色いブイが浮いていますが、この下に定置網が張られているそうです。

魚が上がってきた!
いろんな魚がいて水族館みたいね

定置網漁では、海に沈めた網を2隻の漁船でたぐり上げて魚を追い込んでいくそうです。

村田キャスターも挑戦!

作業の邪魔にならないよう村田キャスターが魚をすくうことに挑戦しました。

「やらせていただきます!」

揺れる船の上での作業は、簡単ではありませんが、タチウオやタイの仲間がなんとか取れました。

そしてサメの仲間も。船の上で動き回っていました。

取れたのは50種類以上

この日取れたのはカマスやタイ、アジなど50種類以上。体長1メートルを超える大きな魚もいました。

なんて豊かな海なんでしょ!

日の出とともに漁が終わり、この日は大漁でした。 

富士山とともに美しい夜明け

“魚に優しい漁”

午前5時半。漁船は小川港に戻ってきました。

酒井さん、定置網漁ってたくさん魚が取れるんですね。

酒井久則さん

「定置網っていうのはやり方によっては優しくもあり、また怖くもあるんですよ。来た魚の2割ほどしか取っていないんです。あとの8割は網から抜けたり、入らなかったりです。魚を追いかけて取る漁と違って、そういう意味では資源に優しいと思います」(酒井久則さん)

似ていても値段に大きな差?

港では早速、取ってきた魚の仕分けが行われます。

こちらは、秋になると脂がのっておいしいカマス。どれも同じカマスかと思っていましたが。
なんと!

ミズガマス(上)と本ガマス(下)

「この大きさだと、本ガマスはだいたい1キロ1000円から1500円くらいだけど、ミズガマスは50円。全然ものが違うんですよね。本ガマスはしっぽが黄色いですよね、そういう所で見分けたりします」(仲買人)。

えー!ずいぶん値段が違うのね!びっくりよ。

ミズガマスは天ぷら、本ガマスは焼き物やあぶった刺身にして食べると、おいしいんだそうです。

鮮度を守る

港の市場でセリが始まりました。ここでは近海の魚を中心に年間1万トン以上が水揚げされています。魚を生かしたり神経締めにしたり、鮮度を守る工夫をしています。

仲買人は50人あまり。国内外の一流料理店と取り引きする鮮魚店も足を運んでいました。

焼津の鮮魚店 前田尚毅さん

「漁師さんってうちらからすると財産です。魚を大事にしているでしょ。それが大事ですよね。ちっちゃい命でも大事にしないと。そこに価値が生まれます」(前田尚毅さん)

絶品!近海の魚たち

その新鮮な魚を港にある食堂で特別に調理してもらいました。仲買人たちの組合が経営する食堂です。

カンパチのにぎりやカマスの天ぷらなど近海の魚たちの料理です。

カンパチのにぎりは、身がプリプリで新鮮。タチウオの塩焼きも、身がふわふわ。

「ごちそうさまでした。だもんでさん、どれもおいしかったですね。焼津の近海の魚たちだもんで、最高!」(村田キャスター)

漁や市場に関係するみなさん、本当にありがとうございました!

みなさんが朝早くから魚を大切にしていることがよくわかりました。魚を大事に、これからもたくさん食べます。

上空から見た定置網

ニュース番組「たっぷり静岡」
10月25日(水)~27日(金)(午後6時10分~)
▽焼津港の元漁具倉庫で始まる異業種交流
▽焼津水産高校と特別支援学校の生徒たちの支え合い
▽近海の魚も自慢、おいしい定置網漁の魚たち

映像コーナー「みーつけた」でも地域の表情をご紹介します。

地域番組「たっぷり静岡+」
10月27日(金)(午後7時半~)

遠洋漁業で知られる焼津港で働く人たちを支える弁当店。安くてボリューム満点な弁当は港を行き交う人々のおなかも心も満たします。弁当店を通して人々のふれあいを見つめます。大井川港で年に1度開催される釣り大会。およそ200人が参加しました。どんな大物が釣れたのでしょうか。緑あふれる歴史集落「花沢の里」。江戸時代の町並みが残されています。山の恵みとともに生きる豊かな暮らしを映像で切り取ります。

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    富士市に祖父母が住み、中・高と裾野市で過ごしました!静岡は第二のふるさとです。県内くまなく歩きまわります!

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