焼津水産高校 流通情報科 福本飛空さん「流通で魚食を広めたい」
- 2023年10月23日
みなさん、こんにちわ。“ダモンデおばさん”です。
番組やニュースで地域のディープな魅力を掘り下げる「だもんで」シリーズ。今度は焼津市にお邪魔します。
訪ねたディープスポットの1つが、魚の町・焼津を人材面から支えてきた静岡県立焼津水産高校。100年を超える歴史を誇ります。漁業に関する知識を専門的に学ぶ生徒たち、流通情報科3年の福本飛空さんは、「魚の流通に携わり、魚食を広めたい」と語りました。
模擬会社の社長でイベント開催
何を学んでいるの?
流通情報科は3年生になると、模擬会社を運営します。生徒だけで商品の仕入れや販売、イベントの参加を行っています。社長として、売り上げ目標を作ったり、スケジュール調整を手がけたりしています。複数の部署があるので、情報共有をしやすい環境を作る必要があり、コミュニケーションをとるよう心がけています。ことしは模擬会社「魚国(うおこく)」の20周年になるので、ご当地フェアをイベントで開催しています。北海道の会社にも電話をして商品を取り寄せるなど実社会と同じようなことをしています。
社会に出るとき とても役立つ
模擬会社を通じて感じたことは?
人によって得意な分野と不得意な分野があったりするので、社長としてそこは最も意識しています。この学校は特色ある授業が多くて、普通科の高校とは違う経験がしたいと思って入学したので、社会に出ることを第一に考えたとき、とても役立っています。
魚食を広めたい
何を目指しているの?
水産の流通に携われる仕事、いろんな魚を扱う豊洲市場の仲卸業者を希望しています。水産高校で学んだ知識を生かして将来的には魚食を広めたい。海に囲まれた日本ですから、水産物を大切にすることで、日本がもっとよくなると思います。焼津は水産の歴史がある町ですから、もっともっとその魅力を知ってもらいたいです。
シリーズ「だもんで、焼津市。」
テレビとWEBで焼津市の魅力をたっぷりとお伝えします。
ニュース番組「たっぷり静岡」
10月25日(水)~27日(金)(午後6時10分~)
▽焼津港の元漁具倉庫で始まる異業種交流
▽焼津水産高校と特別支援学校の生徒たちの支え合い
▽近海の魚も自慢、おいしい定置網漁の魚たち
映像コーナー「みーつけた」でも地域の表情をご紹介します。
地域番組「たっぷり静岡+」
10月27日(金)(午後7時半~)
遠洋漁業で知られる焼津港で働く人たちを支える弁当店。安くてボリューム満点な弁当は港を行き交う人々のおなかも心も満たします。弁当店を通して人々のふれあいを見つめます。大井川港で年に1度開催される釣り大会。およそ200人が参加しました。どんな大物が釣れたのでしょうか。緑あふれる歴史集落「花沢の里」。江戸時代の町並みが残されています。山の恵みとともに生きる豊かな暮らしを映像で切り取ります。
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