焼津港の弁当店 村越政和さん「自由にメニュー考案できて楽しい」
- 2023年10月20日
みなさん、こんにちわ。“ダモンデおばさん”です。
番組やニュースで地域のディープな魅力を掘り下げる「だもんで」シリーズ。今度は焼津市にお邪魔します。
訪ねたディープスポットの1つが、港で働く人たちのサラメシを支える弁当店。港だもんで、オープンは朝8時半。遠洋漁業の船にも配達しています。そこの主人、村越政和さんは脱サラして店を始めました。村越さんは「ボリュームが求められますが、会社と違って自由にメニューを考案できるので楽しいです」と語りました。
船の弁当作って!
なぜ港に弁当店を?
30年以上スーパーなどで総菜を作っていましたが、「船の弁当をやってくれ」と知人に言われて、55歳のとき、定年前に会社を辞めてこの店を出しました。定番メニューは25品。特別メニューも作っています。1週間ほど停泊する船もあって、メニューがかぶらないよう考えたり、外国人の船員向けのメニューも用意したりしています。大変ですが、おいしいと言ってもらえるとうれしいです。
会社と違って自由に発想!
メニューにはどんな工夫が?
漁港で働く人たちは、力仕事の人も多く、ボリュームが求められます。会社勤めだと自分でメニューを決めることはできませんが、今は自由に発想できます。最近では豚肉を天ぷらにして甘辛い味付けのどんぶり「豚天」を考案しました。魚も出すようになりましたが、みな魚にはうるさいですね。サバを良いものにして、みそ煮や照り焼きにすると、おいしいと繰り返し買ってくれます。
はっきりモノをいう
焼津はどんな町ですか?
店のオープンとともに焼津に来たんですけども、港町らしく、みなはっきりとものをいいます。「うまい!」「いまいち!」初対面でもです。それがまっすぐに伝わってきて気持ちがいいんです。そうした魅力を特に若い人たちにもっと知ってもらいたいと思っています。
シリーズ「だもんで、焼津市。」
テレビとWEBで焼津市の魅力をたっぷりとお伝えします。
ニュース番組「たっぷり静岡」
10月25日(水)~27日(金)(午後6時10分~)
▽焼津港の元漁具倉庫で始まる異業種交流
▽焼津水産高校と特別支援学校の生徒たちの支え合い
▽近海の魚も自慢、おいしい定置網漁の魚たち
映像コーナー「みーつけた」でも地域の表情をご紹介します。
地域番組「たっぷり静岡+」
10月27日(金)(午後7時半~)
遠洋漁業で知られる焼津港で働く人たちを支える弁当店。安くてボリューム満点な弁当は港を行き交う人々のおなかも心も満たします。弁当店を通して人々のふれあいを見つめます。大井川港で年に1度開催される釣り大会。およそ200人が参加しました。どんな大物が釣れたのでしょうか。緑あふれる歴史集落「花沢の里」。江戸時代の町並みが残されています。山の恵みとともに生きる豊かな暮らしを映像で切り取ります。
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