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北九州ラヴァーズ#19 マコトーンさん/フォトグラファー

  • 2023年09月15日

マコトーンさん(46歳)
北九州を拠点に活動するフォトグラファー。プロの写真家として注文を受け家族写真などを撮影。ことし5月からSNSでストリートスナップを発信。

SNSで人気“ストリートスナップ”

TikTokやインスタグラムなどのSNSで、若者に人気の“ストリートスナップ”。道ゆく人に声をかけて表情やファッションを撮影し、会話のやり取りも含めて1分程度の動画にまとめます。全国各地で投稿されていて、中には、数百万回再生される動画もあります。北九州でも話題の人がいると知り、取材に向かいました。

北九州で話題のフォトグラファー!?

JR小倉駅前で出会ったのは、門司区在住のフォトグラファー谷本マコトさん(46)。“マコトーン”の愛称で活動し、ことし5月からストリートスナップを始めました。この日も、カメラを片手に次々と声をかけ、撮影していきます。

最初は、10代や20代の若い人たちにも、フォトグラファー“マコトーン”の存在を知ってもらいたいという思いがありました。発信を続けていくうちに、北九州というまちが、こんなに楽しそうで、きれいな、美しいまちだということを、世界中、日本中に伝えられたらと思うようになりました

“僕の絵の中に入ってもらえませんか?”

撮影に同行したこの日は、小倉駅前や商店街などでおよそ1時間で4組を撮影。声をかけられた人たちは、最初は戸惑いながらも、撮影に応じていました。

北九州でストリートスナップっていう写真を撮っているカメラマンなんですが。僕の絵の中に入ってもらえませんか?

撮影された2人

若者だけでなく、幅広い世代の人たちに声をかけます。

60代の2人を撮影

北九州への愛着

ふだんは家族写真などを撮影

マコトーンさんは、ふだんは、SNSなどを通じて注文を受け、家族写真などを撮影しています。長崎県出身で23歳の時、就職を機に北九州で生活を開始。4年前、勤めていた会社を辞めてプロのフォトグラファーになりました。

JR門司港駅で撮影
旦過市場で撮影

モットーは、写真で「人生を紡ぐ」。JR門司港駅、旦過市場、平尾台…地域ならではのロケーションにこだわり、一人ひとりの人生に寄り添った1枚を目指します。

まちもすごくおしゃれだし、山も近い海も近いし、川もあるし、自然も豊かですごく住みやすいまちだなと思ったので、北九州に永住しようとを決めました。フォトグラファーとしても、撮影のスポットをその方々に応じて提案できるっていうのはものすごく魅力だと思います

人の魅力は、まちの魅力

大好きなまちの魅力を、地域の人を通じて発信したい。マコトーンさんは、これまでにTikTokで100本以上のストリートスナップの動画を投稿しています。

地元のスポーツ選手を撮影したものもあり、動画には多くのコメントが寄せられています。

北九州下関フェニックスの選手を撮影

中には、20万回以上再生された動画もあります。

パフォーマーを撮影

時には、まちのオブジェを撮影することも。

北九州のまちは、少し怖いという印象を持たれていることが多いと思いますが、本当にそうではない。僕の視点できれいな景色やまち並みを背景に入れながら映像にしていきたい。北九州に根ざしたオブジェとかに、一人で声をかけて撮るとなかなかシュールな感じなんですけど。それはそれで楽しんでもらえてるから続けていこうかなと思います

ストリートスナップでまちを明るく

「SNSなら手元のスマホで北九州の魅力を世界に発信できる」と語るマコトーンさん。北九州の街角で、ストリートスナップの撮影を続けます。

北九州を知らない人にも、こういうまちがあるんだって、本当に届く時代になったので、自分の力で何か1ミリでも世界を変えることができるならやっていこうかなと思っています。家を出かける前に『きょうマコトーンがおるかもしれんからちょっとおしゃれしていこうかな…』ってみんながなったら、まちがすごく明るくなると思うので、それが結構大きな目標です

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  • 石井直樹

    北九州放送局 記者

    石井直樹

    2019年入局
    北九州局が初任地

    テレビでも北九州の魅力を全国に届けたい!

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