北九州ラヴァーズ#4 猪俣日々希さん/朝ごはんで街を元気に
- 2023年05月23日

猪俣 日々希さん
鹿児島県出身。北九州市立大学4年生。2022年、小倉北区香春口で朝ごはん屋さんをオープン。大学に通うかたわら店を1人で切り盛り。



これから仕事や予定がある人に向けて「頑張れー!」という気持ちをこめて握っています!
お米が好きすぎて…
子どものころからお米が大好きだった猪俣さん。小学生の頃の夢は、なんと炊飯器…!自分が炊飯器になれば、炊き立てのお米の匂いを一番最初に味わえると思っていたんだそうです。

“朝ごはんで街を元気にしたい”
お米が大好きな猪俣さんがお店を出そうと決意したのは大学2年生の時。朝食を気軽に食べられる店が北九州には少ないと感じ、「ならば自分が!」と立ち上がりました。

朝においしいご飯を食べると1日充実した気持ちで過ごすことができるので、自分もその気持ちを提供する側になりたいと思い始めました。

支えは地元の人たち
大学生活を送りながらの飲食店経営。最初は不安なことだらけでした。そんな時に支えとなったのは地域の人たちの存在。中でも心強い味方が、昭和4年から続く米穀店を営む梶谷登さんです。
梶谷さんのアドバイスをもとに、猪俣さんは10種類のお米を食べ比べ、店で出す理想のお米を発見しました。店の経営やお米のことなどなんでも相談に乗ってもらっています。


猪俣さんのお米への情熱はすごいです。やけどするくらい(笑)
彼女が握るおにぎりはすごくおいしいし、お米を生かしてくれている。米屋みょうりに尽きます。
人情の街を第二の故郷に
お店がオープンして1年。猪俣さんにとって北九州は第二の故郷になりました。

北九州は世話を焼いてくれる人が多くて温かい街だなと思います。そんなすてきな街だからこそ店を続けてこられました。私も頑張る人や新しいことを始める人をここから応援したいです。

【取材後記】
お店には猪俣さんの人柄にも癒されて多くのお客さんが訪れていました。お客さんには積極的に話しかけ、猪俣さんを中心に初めての人も常連さんもいつの間にか一緒になって大笑いしていた雰囲気がすごくすてきだなと感じました。