パレスチナ情勢が緊迫の度を増している。先月25日パレスチナの武装グループがイスラエル軍兵士を拉致したことをきっかけに、イスラエル軍がガザ地区に侵攻。首相府などを空から攻撃すると共に、ハマスの閣僚らおよそ30人を拘束し解放への圧力をかけた。一方武装グループ側は釈放を一貫して拒否し続けており、激しい戦闘が続いている。緊迫の背景には双方共に引くに引けない事情がある。選挙で選ばれたハマス政権に”兵糧攻め”を行う国際社会、武装勢力への攻撃を続けるイスラエルへの怒りを募らせるパレスチナ側。ガザ撤退でガザがテロリストの巣窟になり、軍や市民への攻撃をかえって勢いづかせたと批判にさらされるイスラエル・オルメルト政権。緊迫の最新状況とその背景を伝え、双方の政権幹部へのインタビューから対立の行方を探る。
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