2018年09月16日 (日)

山の歌 夏 北の富士 輝いて ~北海道 羊蹄山~

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北海道の南西部にそびえる羊蹄山は、その姿から「蝦夷富士」と呼ばれる名峰です。登りが続く厳しい山道ながら、この山の魅力にひかれた人々が集います。病のため頂上までは行けなくなった今も、諦めず登り続ける夫婦。忙しい仕事の合間に山へ向かい、癒しを得る看護師。幼い双子の子どもたちと共に山の麓で暮らし、いつか彼らにも登ってほしいと願う避難小屋の番人。大自然のスクリーンに映し出される絶景「影羊蹄」にも出会います。


今回の放送内容

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登山口に近い麓の森に一軒の小屋があります。近藤英輝さん夫婦が営む登山小屋です。東京育ちの近藤さんですが、学生の頃から日本中の山に登り、なかでも手付かずの自然の残る羊蹄山に心ひかれました。双子の真峰くん・光峰ちゃんが誕生したのを機にこの地に移住し、羊蹄山の豊かな自然の中で二人を育てています。夏の間は9合目にある避難小屋の管理も任されている近藤さん。いつか子供たちが登ってきてくれる日を心待ちにしています。


youtei2.jpg1合目で出会ったのは、門馬利美さん・マリさん夫婦です。これまでに300回以上も羊蹄山に登ったという利美さん。初めは、前の妻を亡くしたさみしさを紛らわすためでした。山登りをする中でマリさんと出会い、「体が続く限り一緒に登ろう」と誓い合います。しかし、利美さんは4年前に難病を患い、山頂まで登るのは難しくなりました。今は2合目が二人にとっての山頂。ゆっくりと、時間をかけて、大好きな羊蹄山に登り続けます。


youtei3.jpg険しさを増す登山道を登り続け、森を抜けた9合目。開けた眼下に北海道の大地が広がります。ここで看護師の川村美穂さんが花の写真を撮っていました。「仕事が忙しかったり大変なことがあっても、疲れているときほど山に行きたくなる」と話す川村さん。特にお気に入りの花は、黄色い大輪の花を咲かせるエゾカンゾウです。花言葉は「憂いを忘れる」。悩みを吹き飛ばし、元気を与えてくれる、癒やしの存在です。


旅人・山本哲也アナウンサーより

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登るのにこんなに苦労したことはありません、下るのにこれほど歩けなかったことはありません。ここに300回以上も登る人がいるとは。看護師の川村美穂さんの「羊蹄山は見れば母親、登れば先生、厳しくてフレンドリーな人です」との言葉に納得。みんなに愛され、力をもらえる山です。
今回の北海道胆振東部地震の被災者のみなさんにお見舞いを申し上げるとともに、どうぞ元気を出してください。羊蹄山が見守っています。


羊蹄山(倶知安ひらふコース登山口駐車場)へのアクセス

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〈電車〉
・JR「札幌」駅→JR「倶知安」駅→北海道中央バス「羊蹄登山口」(約2時間35分)→登山口駐車場(車で5分または徒歩30分)

・JR「札幌」駅→JR「ニセコ」駅→北海道中央バス「羊蹄登山口」(約3時間)→登山口駐車場(車で5分または徒歩30分)

〈車〉
・新千歳空港から国道276号線経由(約2時間10分)

※台風などの影響で、登山道が通行困難な状況になっている場合があります。確認の上お出かけ下さい。


問い合わせ先

▼羊蹄山について
 羊蹄山管理保全連絡協議会事務局 倶知安町役場 観光課 0136-23-3388

投稿時間:08:24


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