2018年09月23日 (日)

島家族 心ひとつに ~愛知県 篠島~

sinojimamain.jpg愛知県三河湾に浮かぶ篠島は、古来より漁業をなりわいとしてきた漁村です。網元3代目の漁師は、4姉妹のお父さん。網元が自分の代で途絶える危惧もありますが、娘たちの成長を温かく見守ります。島の家族のひと夏を見つめました。島には海の安全を見守るたくさんのお地蔵様が。感謝の気持ちで手入れをする女性たちに出会います。浜では、ウミガメが産卵に来てくれるよう子供たちが掃除をしていました。海を愛する人々の物語です。


今回の放送内容

sinojima1.jpgのサムネイル画像篠島の人々は、三河湾の豊かな恵みとともに生きてきました。島の漁港で水揚げされていたのは、この時期旬を迎えたシラス。市場では威勢のいい声が響き渡ります。漁船ひしめく港では、一家代々漁師だという男性に出会いました。島の若き網元、板谷成郞さんです。板谷さんがこの時期狙うのはイワシ。仲間の船と力を合わせる「船びき網漁」という方法で漁を行います。大漁のイワシが跳ねる音が聞こえるときが、漁師として最も心躍る瞬間だといいます。


ichika.jpgのサムネイル画像漁師の板谷さん一家は、夫婦と4人の娘たちの大家族。小学6年生の次女・唯愛(いちか)ちゃんは「船が好きだから、漁師に興味がある」と話します。篠島を愛する唯愛ちゃんにとって特にお気に入りの場所は、自宅の目の前に広がる前浜。思いを強くしたのは、4年前に浜にやってきたウミガメでした。涙を流しながらの産卵を目の前で見たという唯愛ちゃん。「ウミガメが来れば、島のみんなが元気になれる」。再び篠島に来てほしいと願い、浜をきれいに掃除する「ウミガメ隊」の隊長に自ら手を挙げました。


sinojima3.jpg島のあちこちにお地蔵さんを見かけました。小さな島に100体もあるといいます。かつて、しけで島の漁師が亡くなったことをきっかけに海の安全を願って建てられました。お地蔵さんの前で出会ったのは、島生まれ島育ちのおばあちゃん姉妹。かつて夫と共にめおと船で漁に出ていたという二人は、時に厳しい表情を見せる海で何度も危険な目にあいました。それでも篠島に帰ってくることができたのは「お地蔵さんのおかげ」と口をそろえます。手作りの帽子と前掛けは、お地蔵さんへの感謝の気持ちです。


旅人・山田敦子アナウンサーより

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名古屋から手軽に行ける篠島。知多半島の港から高速船で10分という近さながら、島の雰囲気たっぷり、海の幸どっさりの漁師の島です。同年代の男たちの間には「朋輩(ほうばい)」という独特の絆があり、朋輩同士で集まっては酒を酌み交わしたり助け合ったり。若手漁師の板谷さんの家も朋輩のたまり場になっています。今はもう決まった形では存在しないようですが、仲良く歩いていた中学3年のハヤテ君と2年のヒロト君に聞いてみると「僕たちは朋輩かな」とのこと。何とも雰囲気のある言葉が今も生きているんですね。ちょっと羨ましくなりました。


篠島へのアクセス

sinojimap.jpg

〈電車〉
名鉄「河和」駅→河和港から名鉄海上観光船高速船(30分)
名鉄「内海」駅→師崎港から名鉄海上観光船高速船(10分)

〈車〉
師崎港から→名鉄海上観光船カーフェリー乗船(20分)


問い合わせ先

▼篠島の観光について
 篠島観光協会 0569-67-3700

投稿時間:08:24


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