2018年09月09日 (日)

青き水 きらめいて ~三重県 宮川~

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三重県大台町。山間部にあるこの町を流れるのは一級河川・宮川です。その水質は、国が定める河川調査で何度も日本一に選ばれているほど。水道水が引かれた今もなお、川にそそぐ沢の水を生活に利用している地域。透き通った清流が生んだ伝統のアユ漁「しゃくり漁」を受け継ぐ少年漁師。川の“怖さ”と“恵み”、その両方を受け入れ、ワサビを育てる男性。清流・宮川とともにある暮らしと人々の思いを見つめます。


今回の放送内容

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大台ヶ原の豊かな水を集め、伊勢湾に注ぐ、宮川。どこまでも青くきらめく、透明度の高い清流です。上流にある大台町には、川に沿って小さな集落が点在しています。そこでは、上水道が引かれた今でも、沢の水を生活に利用しています。子どもの水遊び、洗濯や洗い物などの家事、畑の水やりなど。自然とともにある、変わらぬ暮らしです。


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川でアユをとる少年に出会いました。高校3年生の細渕孝太くんです。夏になると毎日のように川へ足を運ぶのだといいます。孝太くんが行うのは「しゃくり漁」と呼ばれる、100年以上前から続く地元の伝統漁法。エサを使わず針でひっかけてとるこの漁は、アユの動きを水中でしっかり見通せる、清流・宮川ならではのものです。「漁を過去のものにしたくない」と語る孝太くん。今年、子どもたちにしゃくり漁を教える先生の役を買って出ました。


miyagawa3.jpg宮川の水でワサビを作る、西要司さん。60年前、父とともにこの地にワサビ田を開きました。栄養分の豊富な水で作るワサビは味が良く、今では京都や大阪の料亭からも引き合いが来るまでになっています。しかし、一度はすべての田を失ったことがありました。平成16年、町を襲った大型台風により土砂崩れが起きたのです。それでも西さんは奮起し、再びゼロから田をつくり上げていきました。自然がもたらす“恵み”と“怖さ”、その両方を受け入れてワサビの栽培を続けます。


miyagawayamada.jpg旅人・山田敦子アナウンサーより

山間を一本の川が流れその川に沿って集落が点在する、大台町は日本の原風景のひとつ。透き通った清流では、水中でアユを目視しながらそっと近づいて針に掛けるという伝統の漁が行われています。その「しゃくり漁」は泳ぎながら探し物をしているような不思議な動き。竹ざおを持ち、顔は水につけたまま…。もしもし大丈夫ですか?と尋ねたくなるその瞬間、素早く短くさおを引くと、ぴちぴちと跳ねる銀の魚がさおの先に!…アユとの一対一の真剣勝負は一瞬の気迫が鮮やかな漁でした。


三重県 大台町へのアクセス

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〈電車〉
JR紀勢本線「松阪」駅→「三瀬谷」駅 (約30分)

〈車〉 
紀勢自動車道「大宮大台」IC→国道42号線


問い合わせ先

▼大台町の観光について
 大台町観光協会 0598-84-1050

投稿時間:08:24


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