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この年の出来事
日本メディアで初めてマララさん(16歳)にロングインタビュー。その後10月にノーベル平和賞を受賞しました。海外では韓国セウォル号沈没、香港の雨傘運動。国内では高齢者ドライバー事故、子どもや若い女性に広がる貧困についても伝えました。

2014年 11月

新しい記録から見る
2014年11月27日(木)

はやぶさ2 生命の起源を探る旅

地球から3億キロ離れた小惑星から、絶体絶命のピンチを何度も乗り越えて帰還し、人々に大きな感動を与えた「はやぶさ」。その後継機「はやぶさ2」が、間もなく打ち上げられる。ミッションは前回よりも壮大だ。目的地の小惑星1999JU3から、生命の起源をさぐる手がかりとなる、「水」や「有機物」を持ち帰るというものだ。科学者たちは、前回の失敗を踏まえて、岩石を採取する方法などに新た ...

2014年11月26日(水)

忍び寄る病 ~“COPD”の脅威~

主にタバコの煙などの有害な微粒子を長期に吸い続けることで発症するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)。悪化すると呼吸できなくなる恐ろしい病だ。落語家の桂歌丸さんも5年前にCOPDと診断された。しかし、国民の認知度が低いことや、医師も初期症状では発見しにくいことから、気付いた時には重症化しているケースが相次いでいる。潜在患者は530万人と言われるが、実際に受診している人は22万 ...

2014年11月20日(木)

“人を想う”~映画俳優・高倉健さん~

俳優の高倉健さんが83歳で亡くなった。昭和31年にデビューしてから200本以上の映画に出演。いわゆる“任侠映画”で人気を博し、その後「幸せの黄色いハンカチ」「八甲田山」「鉄道員」などに主演、日本映画史上に残る大ヒットを記録した。CMで披露した「不器用ですから」の言葉に代表される、口数は少ないが誠実な、誰もが憧れる格好良い男を体現し、世代、性別を問わずに愛された。中国で ...

2014年11月19日(水)

“最期のとき”を決められない ~延命をめぐる葛藤~

一人暮らしの高齢者が増加する中、医療現場では、本人やその家族の意思が確認できず、延命医療をどこでやめるのか判断できないケースが相次いでいる。こうしたなか、すでに学会レベルではガイドラインが策定されており、先進的に家族や本人の同意のもとで延命医療をやめる医療機関も増えている。そうしたひとつ、東京・荒川区にある木村病院。入院患者の大半が高齢者で、離れて暮らす高齢の家族に延 ...

2014年11月17日(月)

“ギャンブル依存症” 明らかになる病の実態

ギャンブルを続けるためにウソをつき借金を重ねることも厭わない「ギャンブル依存症」。意志が弱いなど性格の問題ではなく、「やめられない」心の病気、精神疾患だという認識が広まっている。今年8月、厚生労働省の研究班は疑いのある人は推計で536万人にのぼると発表。福岡県の精神科医の森山成彬(もりやま・なりあきら)【作家の帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)】さんが、患者100人を対象 ...

2014年11月13日(木)

“ふたり”でつかめ メジャー制覇 ~松山英樹と石川遼~

男子ゴルフの世界最高峰・PGAツアーに挑む、日本人の若者がいる。松山英樹(22)と石川遼(23)。日本ゴルフ界を背負う存在に成長した2人が共に目指すのは、これまで何人もの日本選手が跳ね返されてきた「壁」―、世界の“メジャー制覇”だ。1年間におよぶアメリカでの密着取材から見えてきたのは、「壁」に対する対照的なアプローチ。石川は、予選落ちの連続などで自身の課題を認識すると ...

2014年11月12日(水)

追跡“中国サンゴ密漁団” 日本の海が狙われる

小笠原諸島周辺に押し寄せた中国漁船の数は一時期200隻を超え、海上警備や資源保存のあり方に大きな課題を突きつけた。中国漁船のねらいは、水深200m前後の海底に生息する、「赤サンゴ」と見られている。1年に0.3ミリしか成長しない希少なサンゴは、1グラム15万円にも高騰。形や色など条件の良い“原木”は、数千万円から1億円にもなるとされ、高値で換金できることから、中国では投 ...

2014年11月11日(火)

どう過ごす ペットと老いの日々

今、長寿化を続けるペットと、高齢者の関係が濃密になっている。高齢者のみの世帯や独居世帯では、まさに家族以上、かけがえのない“終末期の伴侶”としてペットの存在感は高まっている。しかし相互依存が深まるあまり、外の世界との交流を絶ったり病院への通院や介護施設への入居を拒んだりする例が多発。かえって社会性を失い、高齢者の孤立が深まると危険性を指摘する専門家もいる。さらに高齢者 ...

2014年11月10日(月)

“多重介護”担い手たちの悲鳴

「実の親と義理の親」、「親と配偶者」など、1人で複数の家族を介護する“多重介護”。要介護者の増加と介護期間の長期化、そして少子化による介護者の減少を背景に急速に広がっている。しかし、要介護度が「2」以下だと施設への入所は難しい。また、「3」以上でも、特養ホームの費用が払えず、在宅で介護せざるをえない人も多い。医療や福祉も“多重介護”の負担を考慮して支える仕組みは少なく ...

2014年11月6日(木)

ベルリンの壁崩壊から25年② “新たな冷戦”は避けられるか

シリーズ第二回は、東西冷戦終結の一方の主役、ロシアに焦点を当てる。冷戦終結後、自由主義・資本主義体制に移行し、アメリカをはじめとする西側諸国と良好な関係を模索してきたロシア。しかし、今年3月にウクライナ南部のクリミアを一方的に編入して以来、強硬な姿勢を貫いている。長い年月をかけて築きあげてきた双方の信頼関係は、今回のウクライナ危機を巡り、もはや「後戻りできない」と言わ ...

2014年11月5日(水)

ベルリンの壁崩壊から25年① 岐路に立つヨーロッパ統合

東西冷戦の象徴「ベルリンの壁」の崩壊から25年。民主主義や市場経済といった共通の価値観のもと、誰もが平和と豊かさを享受できる時代の到来が期待された。しかし今、世界は再び冷戦時代に逆戻りするかのような緊迫した状況に陥っている。かつての理想と現実の狭間で、世界はどこへ向かおうとしているのか――2夜連続シリーズで展望する。第一回は、東西統一で誕生した大国ドイツを取り込み、旧 ...

2014年11月4日(火)

ものづくり“産業”を観光に わが町はよみがえるか

富岡製糸場が世界遺産登録に決まって以来、日本各地では、産業遺産や物づくりの現場を観光資源として活用する”産業観光”の動きが加速している。国も歴史的に意義ある産業施設1115か所「近代化産業遺産」として認定し、地域再生の起爆剤として期待を寄せる。中でも注目されるのが鉱山の町・秋田県小坂町だ。企業と自治体が協力し、全盛期の施設や鉱山鉄道を産業遺産として保存。地場産業の歴史 ...