主にタバコの煙などの有害な微粒子を長期に吸い続けることで発症するCOPD(慢性閉塞性肺疾患)。悪化すると呼吸できなくなる恐ろしい病だ。落語家の桂歌丸さんも5年前にCOPDと診断された。しかし、国民の認知度が低いことや、医師も初期症状では発見しにくいことから、気付いた時には重症化しているケースが相次いでいる。潜在患者は530万人と言われるが、実際に受診している人は22万人と5%に満たない。更に最近では、患者の1割が非喫煙者であることや、中国でのPM2.5など喫煙以外の理由でCOPDになるケースも急増している世界の死因第3位で、日本でも患者が増加。どうしたら早期発見し、症状の悪化を食い止めることができるのか考える。
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