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この年の出来事
日本メディアで初めてマララさん(16歳)にロングインタビュー。その後10月にノーベル平和賞を受賞しました。海外では韓国セウォル号沈没、香港の雨傘運動。国内では高齢者ドライバー事故、子どもや若い女性に広がる貧困についても伝えました。

2014年 6月

新しい記録から見る
2014年6月30日(月)

拉致再調査 思いは届くのか

拉致問題が再び動き出そうとしている。北朝鮮が「特別調査委員会」を立ち上げ、包括的、全面調査を行うと約束したのである。被害者5人の帰国から12年。政府が認定している拉致被害者のうち、安否がわかっていない12人の親の平均年齢が86歳を超えるなど、問題解決はまさに時間との闘いになっている。被害者の家族は再調査をどのような思いで見守っているのか。番組では、横田滋さん・早紀江さ ...

2014年6月26日(木)

生かされなかった教訓 ~松本サリン・20年後の真実~

一般市民に対して世界で初めて化学兵器サリンが使用された無差別テロ「松本サリン事件」から20年が経つ。8人が死亡、140人が負傷した事件。しかしオウム真理教に対する捜査は難航し、この9ヶ月後に東京の地下鉄で、大規模なサリン事件を許すことになる。松本の教訓はなぜ活かされなかったのか?事件から20年が経った今、元捜査関係者や専門家の新たな証言や、埋もれていた資料から、これま ...

2014年6月25日(水)

“パワーアシスト”が社会を変える

世界が注目したワールドカップの開幕戦。その始球式でボールを蹴ったのは、ロボットを身につけた下半身麻痺の青年だった――。装着していたのは、脳からのサインを受けて機械が身体の動きを補助する「パワーアシストスーツ」。医療や福祉の分野で長年研究が進められてきたが、いまや技術は実用段階に入り、急速に普及しようとしている。パワーアシスト技術で世界をリードする日本では、一般の人でも ...

2014年6月24日(火)

攻勢 アルカイダ系組織 ~イラク危機の真相~

イラクの首都バグダッドに向けて攻勢を強め、政府軍との激しい攻防戦を続ける国際テロ組織アルカイダ系の過激派組織。もともとイラクで結成されたが、3年前、隣国シリアで内戦が始まると、世界中から1万人以上とも言われる過激思想に染まった若者を集め、シリア北東部を実効支配するようになった。さらに今、矛先を再びイラクに向け、2国にまたがる広大な支配地域を手に入れた。背景にはイラクで ...

2014年6月23日(月)

四国遍路1400キロ 増える若者たち

1200年前、弘法大師・空海が開創して以来、脈々と受け継がれてきた四国遍路。かつては高齢者が多く、信仰心や死者の供養、病気の治癒祈願が主な目的だった。しかし近年、若者が目立って増えているという。中でも、厳しい大自然の中を40日以上かけて歩く“歩き遍路”を行う若者たち。地元の人々の無料の施しに支えられながら、自らの限界と向かい合う。最近では、若手社員に遍路を経験させるこ ...

2014年6月19日(木)

養殖ビジネス 国際競争時代 ~日本の活路は~

資源の枯渇、担い手の高齢化、そして国内マーケットの縮小という逆風に、衰退を続ける日本の漁業。そのなかで養殖漁業は海外輸出も視野にいれた今後の成長の柱として期待を集めてきた。しかし現実には新たな消費者をつかめず生産量は減少。近年大きく生産を拡大した海外勢に国内市場すら奪われ続けている。今やスーパーや寿司店に並ぶ魚の多くが海外養殖モノだ。ノルウェーの鮭養殖などの例から見え ...

2014年6月18日(水)

あなたの飲酒 大丈夫?

急増するアルコール依存症。今や個人のトラブルのレベルを越えて、国家的な危機となりつつある。関連疾患で亡くなる人は年間およそ3万5千人。飲酒運転の検挙者の4割はアルコール依存症の疑いがあり、厳罰化にも関わらず深刻な事故が後を絶たない。しかし、ほとんどの人は「自分が依存症」と気付かず、治療を受けている人はわずか4%。手遅れになるケースが後を絶たない。今月から「アルコール健 ...

2014年6月17日(火)

介護で閉ざされる未来 ~若者たちをどう支える~

去年、国の調査で、家族の介護を担っている15歳~29歳の“若年介護者”が、17万人以上に上ることが明らかになった。少子化や核家族化・ひとり親家庭の増加などにより、介護を子や孫に頼らざるを得ないケースが増えている。「若年介護者は年長の介護者と比べ、多くのものを犠牲にし、問題が多い」と専門家は警鐘を鳴らす。中退や進学に支障をきたす学生の介護者。就業者の場合、若者の介護休職 ...

2014年6月16日(月)

“イクボス”ってどんなボス? ~人材多様化時代の上司像~

育児や介護などを抱える社員、定年延長による高齢社員、そして若い男性社員の価値観の変化。働き方に制約のある社員が増加する中、彼らにどう接し、会社の業績に貢献させたらよいのか、現場の戸惑いが増している。カギとなるのが、管理職や経営層などの上司、いわゆる「ボス」の手腕だ。社員の個々の事情を配慮しつつも、重要な戦力として、その能力を発揮して活躍してもらうという、「優しく、そし ...

2014年6月12日(木)

シリーズ 人手不足ショック② どう向き合う 外国人労働者

人手不足が深刻化するいま、外国人労働者への依存が急速に強まっている。日本で働く外国人労働者は去年70万人を超え過去最多。飲食業や建設業など、外国人の労働力なくしてはもはや産業が成り立たないとも言える状況になっている。6月に改定される国の成長戦略でも外国人労働者を受け入れるための環境の整備が盛り込まれる見通しだ。番組では、外国人労働者に依存する様々な現場を克明にルポ。“ ...

2014年6月11日(水)

シリーズ 人手不足ショック① 見直し迫られる企業の戦略

今、様々な業種で「人手不足」が深刻化している。千葉・幕張では、巨大ショッピングセンターや物流施設が建設され、飲食業などでアルバイトやパートの奪い合いが過熱。その結果、周辺の郵便局では、仕分けを担当するパート従業員が集まらないという、いわば、人手不足の“玉突き現象”が起きている。企業の間では人材戦略を転換する動きも始まっている。ユニクロは、3万人いる非正規社員の半数以上 ...

2014年6月10日(火)

“運命の初戦”どう挑む ~W杯日本代表の戦略~

いよいよ今月13日(日本時間)に開幕する4年に一度のサッカーの祭典「FIFAワールドカップ ブラジル2014」。日本代表は過去最高となる「ベスト8以上」を目指す。鍵を握るのが1次リーグ初戦(日本時間15日)。初戦勝利の場合は決勝トーナメント進出の確率が85%、しかし敗れると9%にまで急落するという運命の一戦だ。相手はコートジボワール。ベテランFWドログバや、欧州で活躍 ...

2014年6月9日(月)

初期認知症と診断されたら・・・ ~どうつくる支援体制~

今、認知症になっても、自分らしく、最期まで充実した人生を生きることを可能にする「早期の医療とケア」が、世界で注目を集めている。脳画像など最新技術の検査が普及し、会話や生活の能力を十分残した「初期」段階での診断が可能になったためだ。しかし日本では、診断後のサポート体制がいまだ不十分なために、いたずらに不安を募らせて引きこもるなど、結果的に症状を悪化させてしまうケースが後 ...

2014年6月5日(木)

中高年と覚醒剤 ~薬物汚染・拡大の真相~

今、中高年の間で“覚醒剤汚染”が広がりを見せている。ミュージシャンのASKA(56)容疑者の逮捕をはじめ、福岡県では小学校の校長(57)が、そして神奈川県警の巡査部長(40)が相次いで逮捕された。警察庁によると、覚醒剤の検挙件数は20代以下で減少傾向にある一方、40代以上の増加傾向が続いている。なぜ家庭や社会的立場のある中高年に覚醒剤が広がっているのか。実際の事件や、 ...

2014年6月4日(水)

ものづくり潮流に異変 ~日本人技術者たち アジアへ~

「亀山モデル」量産化を指揮した元シャープの工場リーダー。サムスンの製品化を牽引した元ソニーの技術者。巨大技術集団を率いた元日立の製造部長。リストラ、事業縮小が続く大手メーカーの中核エンジニアたちが古巣を離れ、新たな活躍の場を求めて連帯を始めた。彼らに機会と資本の提供を申し出たのは、台湾の巨大メーカー。世界を席巻してきたアジアの受託製造(EMS)ビジネスも転機を迎え、開 ...

2014年6月3日(火)

動物園クライシス ~ゾウやキリンが消えていく~

動物園から人気者が消える日が、現実になるかもしれない。全国の動物園で高齢化が進行し、ここ10年、国内のアフリカゾウは4割減少。ゴリラは5割、キリンも3割減った。海外から新しく買おうとしても、野生動物の取引が制限されたことや、海外での動物園建設ラッシュなどで価格が高騰。国内で繁殖させようとしても、動物園同士の協力体制が整っておらず、なかなか実現できていない。同じ問題に直 ...

2014年6月2日(月)

いま福島を描くこと ~漫画家たちの模索~

原発事故による健康影響の描写が議論をよんだ漫画「美味しんぼ」。波紋がひろがる中で、“福島”を描くことを模索し続ける漫画家たちがいる。直後から現地にも入り、事故後の社会を描写してきたしりあがり寿さん。福島第一原発での作業体験をリアルに活写する漫画「いちえふ」で大反響を呼ぶ竜田一人さん。福島県天栄村から埼玉県への自主避難を経験し、揺れ動く自らの心境を漫画にした山本おさむさ ...