ギャンブルを続けるためにウソをつき借金を重ねることも厭わない「ギャンブル依存症」。意志が弱いなど性格の問題ではなく、「やめられない」心の病気、精神疾患だという認識が広まっている。今年8月、厚生労働省の研究班は疑いのある人は推計で536万人にのぼると発表。福岡県の精神科医の森山成彬(もりやま・なりあきら)【作家の帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)】さんが、患者100人を対象に行った実態調査からは、投じた金額は平均1293万円にのぼり、また15%の配偶者がうつなどで精神科にかかっていたことがわかった。家族や周囲の人びとにも深刻な打撃を与える「ギャンブル依存症」の患者たちを取材、心を蝕む病の実相をみつめる。
※帚木蓬生さんの名前、蓬という字のしんにょうは点が二つ
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