2015年12月21日(月)
2015年12月15日(火)
左:川崎フレンズ第6区(知的障害者)・菅原 星一朗選手、右:東京ハピネス第5区・小林久枝選手
少し前の11月29日の日曜日、東京の駒沢公園で「第1回 パラ駅伝 in TOKYO」が開催されました。レースは各区間共通2.563km×8区間の、合計20.504km。障害のある方と健常者が一緒に1つのチームとなりゴールに向かってタスキをつなぐ駅伝です。
また、こちらのイベントにはSMAPのみなさんや宝塚歌劇団 星組のみなさんが応援に来てくださり、約14,200人もの方が来場、大きな声援を送っていました。
注目の高さはカメラの数からもうかがえます。
開場直後、熱の入った応援をしている方も。
伴走者を含む出場選手は 171 名。11 都県から 19 チームが参加されました。最年少は 13 歳から最年長 は71 歳と、年齢性別関係なく幅広い選手が出場しました。
開会式の挨拶をしていた馳 浩 文部科学大臣。「来年は、私と舛添さん、遠藤さんとで参加します!」という力強い宣言が。
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2015年12月11日(金)
前方後円墳や薬師寺の伽藍など、電車の車窓風景を楽しみながら・・・
奈良県で行われた障害者競泳の人材発掘イベントに行ってきました。
これはイベント終了後の記念写真。2020年の東京パラリンピックを目指し水泳にチャレンジした人、障害者競泳指導者を目指す(目指している)人、さらに日本代表を含む現役の選手がたくさん、障害者水泳連盟のコーチ陣、さらに元オリンピアンも!その多様さがこのイベントの特色でした。
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2015年12月04日(金)
2015年12月02日(水)
こんにちは、キャスターの山田賢治です。
パラリンピックで行われる、視覚障害者柔道。東京パラリンピックで日本勢が表彰台に上がるには、まず来年のリオでどれだけ躍進できるかが重要です。
11月下旬、東京の講道館で開かれた全日本視覚障害者柔道大会を取材しました。
今回で30回目の記念大会。観客席はほぼ満員。「こんなに歓声が聞こえるなんて、かつては考えられませんでした」とベテラン選手。注目が高まってきている証拠です。
今回は、スウェーデンやインドからも選手が出場しました。
副審が両選手を畳の縁から試合場に誘導し、2人を向かい合わせます。
視覚障害者柔道のルールは、一般の柔道とほとんど変わりません。大きく違う点は、組み手争いがないこと。両者がお互いに組んでから、主審の「はじめ」の声で動き始めます。5分間、相手の柔道着をつかんだままで戦うので、疲労で腕の力や握力、脚力が後半落ちてきます。試合後は、指の感覚がなくなることもあるそうです。
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2015年12月01日(火)
こんにちは、キャスターの山田賢治です。
「心・技・体」
今回の取材では、まさにその極みを見たような気がします。
11月下旬の「全日本障害者ライフル射撃競技選手権大会」を取材しました。
選手30人近くが参加。静寂の中での張り詰めた空気に、緊張感の高さを感じました。
伏せて銃を構える射撃姿勢、伏射(ふくしゃ)。50m先の的の中心、直径10.4ミリメートルの円を狙います。途中から屋外となるため、「風の強さや向きも計算します(選手)」。
これまで代表合宿を取材したことはありましたが、試合は初めてでした。
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2015年12月01日(火)
もう一度、夢を目指すアスリートとして、強く生きたい。
常石勝義選手、38歳。
1996年、花の12期生として福永祐一さんたちとともにデビュー。「これぞ人馬一体」という見事な走りで、最高峰のレースを制しました。ところが翌年、落馬事故で30日間意識不明となり、左半身の麻痺と高次脳機能障害が残りました。看病を続ける母が、誰なのかさえ分からなくなるほどでしたが、競馬界を去った常石選手は、馬術でパラリンピックをめざす決意をしたのです。
しかし、左半身の麻痺に加え、重い記憶障害がたちはだかります。定められたコースを覚えられず、失格になることもありました。しかし、“馬の心”を読み取る力は奇跡的に残ったのです。
愛馬メイエイに「一緒にがんばろうな」と話しかけ、その力を借りながら、もう一度「人馬一体」の瞬間をめざす日々に密着します。
◆放送予定
アスリートの魂「障害者馬術 常石勝義」
[本放送] 2015年12月25日(金)[BS1] 夜11時~11時45分
[再放送] 2015年12月27日(日)[BS1] 午後5時~5時45分、ほか。
◆関連ブログ
Road to Rio vol.10 「"人馬一体"をめざして ~障害者馬術~」
Road to Rio vol.27 「この競技は、技の正確さと美しさ! ~馬術・チエノバ6月~」
Road to Rio(競技編)馬術 2015年6月放送
2015年11月30日(月)
2015年11月27日(金)
こんばんは、キャスターの山田賢治です。
先日大阪で開かれた、パラ卓球の国内大会を取材しました。結果が直接リオ出場権につながる大会ではありませんが、今後の国際大会派遣の指標となる、選手にとっては大事な試合です。球の乾いた音とともに、スマッシュが決まったときの声、選手に向けた拍手など、様々な音が会場に響き渡っていました。
「国際クラス別パラ卓球選手権大会」の会場は、大阪市舞洲(まいしま)障がい者スポーツセンター。32のテーブルで熱戦が繰り広げられました。
車いすの選手は、クラス1~5。数字が小さいほど、卓球をする上での動きが制限され(障害の程度は比較的重い)、数字が大きいほど動ける範囲は広い。
クラス6~10は立位で、同じく、数字が大きいほど障害の程度は比較的軽い。この他、今大会にはカテゴリーはありませんでしたが、クラス11は知的障害の選手。
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2015年11月18日(水)
10月にカタール・ドーハ行われた障害者陸上 世界選手権は、その先にリオデジャネイロパラリンピックが控える、大事な戦いでした。
いま、100分のドキュメントという形で鋭意制作中です。(あと数回の試写を重ね、ナレーションやテロップを入れて完成!)
障害者スポーツ(あるいはパラスポーツ)を見たことがないという方は多いと思います。誰ひとりとして“同じ身体”はなく、選手たちは自分の身体の“特徴”を生かし、1秒でも速く、1ミリでも遠くへ向かう・・・・その力が生み出される源を番組では取材しました。
※この記事の写真はすべて、ドーハ・障害者陸上世界選手権の前に行われた長居・ジャパンパラ陸上競技大会のものです。
こちらの写真は、山本 篤選手の走り幅跳び。山本選手は、左足の太ももを切断しています。
その飛ぶ力は、助走による加速、そして義足と地面の「反発する力」で生まれますが、 “肉体へのダメージ”と表裏一体です。スタート位置、歩幅、踏切位置などタイミングを計り、肉体に残された力を義足に伝え、飛びます。
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