2015年08月12日(水)
8月9日の日曜日、東京北区の障害者総合スポーツセンターで、パラリンピック選手の発掘イベントが行われました!実際に競技を体験したり、パラリンピック選手によるデモンストレーションも行われ、パラスポーツがより身近に感じることができました。
来年はリオデジャネイロ、5年後の2020年は東京でパラリンピックが行われ、それぞれの方にとってパラスポーツとの関わり方も一層多様になると思います。私(webスタッフY)は、パラスポーツの取材に足を運ぶようになって間もないこともあり、まずは近寄って見てみることでいろいろな面白さを“発掘”してみようと参加しました。
話を伺おうと思ったポイントはふたつです。
(1)この競技のおもしろさは?
(2)リオデジャネイロ・東京パラリンピックに向けてどんな人に参加してほしいですか?
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2015年08月07日(金)
車いすフェンシング・日本代表の藤田道宣さんは、来年のリオデジャネイロ・パラリンピックに向け、出場権が与えられるランキング20位以内を目指して、国際大会に挑んでいます。実は、藤田選手は太田雄貴選手と深い関わりがあります。
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2015年08月06日(木)
ハートネットTVキャスターの山田賢治です。
先月、7/18と19と、大阪でパラ陸上の日本選手権が開かれました。暑さにも負けず(私、だいぶ日焼けをしました)、アジア新記録が8、そして日本新記録が39と、続々と好記録が!この大会は、世界選手権(10月/カタール ドーハ)参加のための標準記録突破のラストチャンスということもあり、選手たちは高いモチベーションでレースに臨んでいました。
100mのレース後、電光表示板を見つめる選手たち。100分の1秒の世界で数字にこだわります。左から2番目は、「バリバラ」司会の大西瞳選手。日本記録保持者です(前回世界選手権100m4位)。
道下美里選手(視覚障害・T12)。今年5月のIPCマラソン世界選手権(ロンドン)で銅メダルを獲得し、日本盲人マラソン協会がリオ出場に推薦する内定を出しました。去年の世界ランキング1位。今回は、課題のスピード強化のために、トラック競技に出場。「パラリンピック出場は10年越しの夢なんです」。マラソンを始めたのは、30歳を過ぎてから。福岡を拠点に月間400kmの走り込みで、リオの表彰台の一番上を狙います。
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2015年08月04日(火)
その1はこちらから!
ゴールボールは、視覚障害のある選手が行うスポーツで、鈴の入ったボールの転がる音や選手同士のかけ声、相手の動く物音、床の振動やラインの感触など、視覚以外のすべての感覚を研ぎ澄まし戦います。
あなたも目を瞑り、その世界を感じながら試合を想像してみませんか?
決勝戦はロシア対トルコ。攻撃勝負の試合でした。ブルーのユニフォームはトルコの選手。時に1m以上バウンドする高いボールを何度も投げていました。
こちらはロシアの選手。
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2015年08月04日(火)
8月2日、足立区の総合スポーツセンターで行われた2015ジャパンパラ ゴールボール競技大会の最終日を取材しました!
ゴールボールは、視覚障害のある選手が行うスポーツで、鈴の入ったボールの転がる音や選手同士のかけ声、相手の動く物音、床の振動やラインの感触など、視覚以外のすべての感覚を研ぎ澄まし戦います。
先日の「WEB連動企画“チエノバ”」でもお伝えした視覚障害の世界。
あなたも目を瞑り、その世界を感じながら試合を想像してみませんか?
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2015年07月10日(金)
「かわいそうな人が、がんばっているスポーツ」。パラリンピックをはじめとする障害者スポーツは、ずっとそんな風に思われてきたし、今でもそう思われているところがある。
僕たちはずっとそういう考えを変えたいと思っていた。そうじゃないんだと。とにかくカッコいいのだと。本当にすごいのだと。彼らは、鍛え抜いた肉体と身体感覚で、とんでもない能力を見せてくれるアスリート達なのだと。ロンドン大会あたりから、少しずつそんな風に考える人たちが増えてきたようには感じている。でも僕は最近、もっと先へ行きたいと思うようになった。カッコいい。すごい。そりゃそうだろう。彼らは一流のアスリートたちなのだから、そんなことは当たり前じゃないか。すごいの先にある、おもしろい、楽しい、わくわくする。そんな気持ちを伝えたい。僕たちを夢中にさせてくれるスポーツの醍醐味が、そこにあるのだということを、もっともっと多くの人に知ってもらいたい。
感動ではなく興奮を。今、僕はそんな風に考えている。まだ、少しばかり道は険しいと思う。でもその道は、2020年の先へと続くこの国の未来に、確実につながっている。
まずその一歩を、リオから。浅生鴨
浅生鴨 (あそう・かも)
作家、クリエイティブ・ディレクター。ペンネームの浅生鴨は「あ、そうかも」という口癖が由来のダジャレ。
1971年、神戸出身。ゲーム会社、レコード会社、デザイン会社などを様々な業種・職種を経て、2004年からNHKに勤務。番組制作ディレクターとして「週刊こどもニュース」などの演出を担当。2009年にNHK広報局のTwitterアカウント「@NHK_PR」を非公式に開設。番組制作などの合間に行ったTweetが注目を浴び、"中の人1号"として話題を集めた。
2014年にNHKを退職し、現在は広告の企画・制作、執筆活動などに注力している。著書に『中の人などいない@NHK_PRのツイートはなぜユルい?』、短編「エビくん」『日本文藝家協会・文学2014』収録、「終焉のアグニオン」(連載中)
NHK在職中は、パラリンピック放送を告知するプロモーション映像やポスターなどを制作するほか、パラリンピック選手に密着する番組なども手掛けてきた。現在も、雑誌やWEBコンテンツをはじめとするさまざまな場で、パラリンピックに関する発信を続けている。
2015年06月30日(火)
ハートネットTVキャスターの山田賢治です。
いよいよ9月2日から7日まで、リオパラリンピックアジア最終予選となる、IBSA ブラインドサッカーアジア選手権2015が東京で開かれます。前回4年前のロンドンパラ最終予選では、イランを相手に残り10分で失点。あと一歩でキップを逃しました。悔しい思いを胸に今度こそ、という思いで、4年間経験と自信を積み重ねてきたブラサカ日本代表。ホームという地の利を活かして、初出場を勝ち取れ!
大会の記者発表は、6月29日、日本サッカー協会(JFA)のサッカーミュージアムで行われた。JFAの施設でブラサカの記者発表が行われたのは初めて。“サッカー”という共通点で、障害者のサッカーとさらに連携を広げてほしい。
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2015年06月18日(木)
2015年06月15日(月)
ハートネットTVキャスターの山田賢治です。
去年秋のアジアパラ前から取材を続けている、シッティングバレーボール女子日本代表。来年3月予定のリオ最終予選の大会に向け、練習に励むチームを取材しました。
兵庫県姫路市で、毎月1~2回のペースで行っている強化合宿。
<シッティングバレー>
床に尻をつけて、座ってプレーするバレーボール。サーブ、ブロック、アタックなどで立ち上がったり飛び跳ねたりすると反則となります。ネットの高さは、男子1m15cm、女子1m05cm。障害の有無に関係なく一緒にプレーできる、国内の大会もあります。
今回最も強く感じたのは、「選手どうしの距離の近さ」。これは言うまでもなく、物理的な距離の近さではなく、精神的な距離の近さです。選手間に、お互い関わっていこうという意識が高まったのではないか、と。仲間のプレーに対して賞賛したり、アドバイスをしたり、ディスカッションしたりする姿が頻繁に見られました。それも、お昼の休憩時間に入ったときまで。私はこれまでも、練習や大会でお互いが叱咤激励する姿を見てきましたが、表情も含めて"何かが変わった"という感覚を抱いたのです。
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2015年06月09日(火)
6月の“チエノバ”Road to Rioのコーナーで紹介するのは「馬術」。日本には乗馬クラブや牧場がそれほど身近にない中、「馬術」さらに「馬術」となるとご存じない方も多いのではないでしょうか?
この競技のポイントは技の正確さと美しさ!そしてパラスポーツの思想「障害を嘆くのではなく、残された機能を120%活かす」。馬の歩みを目の前に想像力をフルに働かせてみると、そこに繊細な美しさが見えてきました。ひとあし早くこちらのブログで紹介します!
リオパラリンピックを目指す宮路満英(みつひで)さん、57歳。左は妻の裕美子さん。
満英さんには右半身まひと、高次脳機能障害があります。
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