Road to Rio vol.14 「音をうまく"利用"せよ! ~ブラインドサッカー世界選手権~」
2014年11月19日(水)
- 投稿者:アナウンサー
- カテゴリ:Road to Rio 2016
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ハートネットTVキャスターの山田賢治です。
ブラインドサッカー世界選手権が始まりました。連日、盛り上がっています!
実は会場がNHKの職場のすぐ近く!歩いて数分です。個人的に、大変助かる取材現場です(笑)。
さて、16日の初戦パラグアイ戦と18日のモロッコ戦を観戦しました。
パラグアイ戦は、黒田選手の左足から放たれたシュートの1点を守り切り、1-0で勝利。
世界ランキング16位の日本。グループリーグ突破に向けて、8位のパラグアイを破る幸先よいスタートを切りました。
ディフェンス陣の踏ん張り。ゴールキーパーの佐藤選手のスーパーセーブも。
チケットは完売!満員の声援の中での初戦、ホームの地の利を活かしての勝利!
ブラサカJAPANのTシャツとマフラータオルで応援!いや取材!
前回のブログでも書いたように、プレーは音や声が頼りです。例えば、攻めているとき、ドリブルでずっとボールを動かしていると、ボールの鈴の音で相手のディフェンスに気づかれてしまうので、時には音を無くす時間を作る、すなわちドリブルに緩急をつけるというテクニックがあります。
キーパーからのスローイングも最初の1バウンド目は音が鳴りますが、そのあとはボールが地をはうように静かに転がります。相手選手に気づかれないように、前線の味方の選手がそのボールを正確にトラップすればそこから一気にチャンスを迎えます。しかし、これが大変難しいのです。
またP.K(ゴールから8m)では、ガイド(コーラ-)がゴールマウスの両サイドのバーを金属でたたいて、キッカーに枠の位置を伝えます。日本はモロッコ戦で3度のP.Kのチャンスがありましたが、残念ながら、ネットを揺らすことはできませんでした。
会場には、ブラインドサッカーを体験できるコーナーもあります。
私も、当然体験!自分がどの方向にドリブルしているか、真っ暗で不安の中、コーラ-の声が非常に頼りになるのを感じました。しかーし、いよいよシュートと足を振った瞬間、、、
あーっ、空振り!
足腰へのダメージは、想像以上に大きかった!
観戦しに行くみなさん、ぜひ体験を(同じ思いを)!
さて、今夜のフランス戦で勝てば、グループ1位で決勝トーナメント進出が決まります。
もし実現すると、世界選手権初のグループリーグ突破!
サポーターの声援を追い風に、自分たちのサッカーを貫け!!
リオ・ピョンチャン・そして東京へ。
すべてのパラリンピックを盛り上げるために、ハートネットTVは取材を続けていきます!
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