文研ブログ

2016年7月 8日

調査あれこれ 2016年07月08日 (金)

#34 日本人は、やはりカレーなのだ!

世論調査部(社会調査)村田ひろ子

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カレーと魚が2大好物
好きな料理は何ですか?と聞かれたら、どんな料理を思い浮かべますか?
文研が今春行った食生活に関する世論調査で、好きな料理の名前を、3つまで自由に挙げてもらったところ、最も多かったのは「カレーライス」の20%でした。このほか上位にあがったのは、「焼き魚」16%、「焼き肉・鉄板焼き」15%などです。魚離れが言われるようになって久しいですが、焼き魚や煮魚といった魚料理を挙げた人も多くいます。

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加齢(カレー)”とともに減る“カレー”派
それでは、性別や年齢によって好きな料理に違いはあるのでしょうか?全体の結果で上位に挙がったカレーライスと魚料理について詳しくみていきます。
魚料理については、性別で大きな差はありません。その一方でカレーライスが好きという人は、男性で25%となっていて女性の16%を上回っています。
男女年層別にみると、男性では50代以下でカレーライスを挙げた人が3割前後に上る一方で、60代以上の高齢層では魚料理を好む人が多く2割から3割台となっています。女性についても、若い人はカレーライスを好み、年齢が上がるほど魚料理が好きな人が多くなる傾向があります。男女ともに50代から60代にかけて、カレー派と魚派の割合が逆転し、“加齢カレー”とともに、“カレー”派が少なくなる傾向があります。

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少し前に、カレーに含まれるターメリックというスパイスが、ストレス解消に役に立つとインターネットで話題になっていました。働き盛りの若年・中年層を中心にカレーが人気を集めているのは、ひょっとしてカレーがストレス解消に役に立つからなのかもしれません。
このブログを読んで、カレーが食べたくなってきたあなた、ストレスがたまっているのかも?!
「食生活に関する世論調査」結果の詳細は、毎月発行している「放送研究と調査」に掲載予定です。どうぞお楽しみに。

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