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文研フォーラム

文研フォーラム 2019年03月05日 (火)

#173 世論調査でかんたんチェック! あなたは多数派?少数派? 文研フォーラム2019

世論調査部(研究開発) 原 美和子/平田明裕/萩原潤治

 

いよいよ明日から、文研フォーラム2019!
きょうは、研究発表と連動した体験コーナーのご案内です。

世論調査でかんたんチェック! あなたは多数派?少数派?
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□世論調査の結果がどうだろうと、自分には関係ない
□世論調査とアンケート、大した違いはないんじゃない?
□世論調査って、本当にちゃんと調査しているの?

「NHKで世論調査をしています」というと、こんなご意見や疑問をいただいたりします。えー残念、手前味噌ですが、世論調査って、実に奥が深くって、面白いんだけどなあ。そもそも世論調査は、世の中のみなさんの意見を積み上げた結果なのだから、本当はNHK世論調査というより、「みんなの」世論調査であるはずなんですが・・・・・。

世論調査を、もっと身近に感じてもらいたい、もっと関心を持ってもらいたい、ということでこのたび取り組んだのが、世論調査結果を活用したウェブコンテンツの開発です。

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※画面の詳細は変わる可能性があります

これはフォーラム2日目の研究発表「世論調査から探る人々のニュース・情報選択」と連動したもので、『放送研究と調査』2018年12月号に掲載した世論調査報告「情報過多時代の人びとのメディア選択」のデータをもとに、いくつかの質問に答えると、たとえばこんなことがわかります。

あなたの情報に対する意識は、同年代の中では多数派?少数派?
年代によって、メディアの利用や意識の特性にどのくらい違いがある?ない? 
あなたの情報“視野”は、広い?せまい?

フォーラム開催期間中の午後、会場の千代田放送会館1階で、体験コーナーを設置予定です。フォーラムへいらっしゃる方々、ぜひともお立ち寄りください!

なお、このコンテンツは、体験してくださった方々のご意見も参考にさらにブラッシュアップし、3月中には、文研公開HPから、どなたでも体験できるようにする予定です、こちらもどうぞお楽しみに!
それでは、千代田放送会館でお待ちしています!

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文研フォーラム 2019年02月20日 (水)

#172 競争から協力へ、危機をチャンスに変える ~アメリカのメディア連携~

メディア研究部(海外メディア研究) 青木 紀美子

お金がないと、紙おむつを買うにも小分けにして買うために高くつき、定期を買うにも短期間を買うお金しかないため高くつく、歯の治療をするのも耐えられなくなるまで我慢するため、大変な治療が必要になり、銀行口座がないと給与の小切手を現金に換えるために手数料がかかる・・・

これは全米10大都市のうちでも最も貧困率が高い東部ペンシルベニア州の都市フィラデルフィアで、まとまったお金がないと日々の暮らしのコストがいかに増えるか、という現実を伝える「High Cost of Being Broke(貧困の高いコスト)」というシリーズ記事の内容です。実は1社が連載したものではなく、市内の商業テレビや公共放送ラジオ、新聞やオンラインメディアが取材した記事を2018年8月から12月にかけて10本持ち寄るという企画でした。

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         「High Cost of Being Broke」のウェブ画面 

フィラデルフィアでは、2016年から2017年にかけて受刑者の社会復帰の問題を、そして2018年から貧困の問題を、媒体や視聴者読者層を異にする市内の報道機関が協力して取材し、報道するメディア連携が行われています。重要だけれども見過ごされがちな社会の課題を、力をあわせて多角的に取材し、解決策まで踏み込んで伝えることで、より大きなインパクトをもたらすことをめざす「RESOLVE(解決)」という連携プロジェクトです。

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連携プロジェクト「RESOLVE」に参加しているメディア

アメリカでは、地域メディアの多くがビジネスモデルの急激な変化、経営悪化や買収合併に伴う合理化による取材要員の減少、フェイクニュースの氾濫に伴うメディアの信頼低下など、同時におしよせる危機に直面し、ジャーナリズムの新たなあり方を模索する動きが広がっています。

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「RESOLVE」の編集会議


競争より協力を、というメディア連携もその一つです。限られた要員の持てる力を最大限に活かして最大限のインパクトを、解決が難しい社会の課題に向き合うことで信頼回復を。危機をチャンスに変えようという試みです。 

3月6日の「文研フォーラム」は、フィラデルフィアのメディア連携の主要メンバーであるフィラデルフィア・メディア・ネットワークの統括編集長、それに課題解決型の報道に重点を置く連携を各地で支援しているソリューション・ジャーナリズム・ネットワークの地域代表を招き、地方のジャーナリズムにメディア連携がどのような意味を持つのか、話し合う予定です。

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スタン・ウイッシュナウスキーさん
フィラデルフィア・メディア・ネットワーク
統括編集長・副社長


 

 

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                      セアラ・ガスタヴァスさん
                     
ソリューション・ジャーナリズム・ネットワーク
                      米西部山岳地方マネージャー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文研フォーラム 2019年02月18日 (月)

#171 文研フォーラム「検証<100パーセント>朝ドラ!!~視聴者と歩む 過去・現在・未来~」

メディア研究部(番組研究) 吉川 邦夫

 今年の4月からスタートする『なつぞら』で、朝の「連続テレビ小説」(通称:朝ドラ)はついに100作目を迎えます。その長い歴史の間には数多くの話題作があり、「朝ドラ」の存在は広く認知されていますが、決して常に順風満帆だったわけではありません。平均視聴率52.6%を記録した『おしん』(1983年)を頂点として、その後、朝ドラの視聴率は少しずつ下がっていきました。

しかし、テレビドラマ全体の平均視聴率が下がっているこの10年間、朝ドラの視聴率は再びじりじりと上昇し、ここ3年間は平均20%を超え続ける劇的な復活を遂げました。テレビれい明期から58年間続いている日本最長のドラマシリーズに、今一体何が起きているのでしょうか。

放送文化研究所では、2013年に『あまちゃん』のヒットを受けて視聴者調査を行いました。さらに朝ドラシリーズそのものの復活の兆しを追って、2015年上半期『まれ』から今期の『まんぷく』まで、8作連続で作品毎に調査を行い、朝ドラの見られ方について分析を重ねてきました。個別の結果は『放送研究と調査』などですでに発表していますが、今回の文研フォーラムでは、調査分析の集大成となるシンポジウムを行います。

過去の朝ドラはどのような視聴者に、どのような理由で受容されてきたのでしょうか。今の朝ドラは視聴者にとって、どのような存在になっているのでしょうか。そして、視聴者はこれからの朝ドラに何を求めていくのでしょうか。調査報告とパネルディスカッションを通して考えていきます。

021901.jpg登壇するのは、社会学的な見地からドラマ研究を続ける法政大学教授の藤田真文さん、女性の教養文化史の視点から朝ドラの女性表象を研究対象としている京都大学教授の稲垣恭子さん、ネット社会の最新事例研究の分野から朝ドラの成功に関心を持つ関西学院大学准教授の鈴木謙介さん、昨年『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』を出版したコラムニストの矢部万紀子さん、NHKからは『てるてる家族』など朝ドラ5作品を手掛けた元ドラマ番組部長で現札幌局長の若泉久朗。5人のパネリストと共に、放送文化研究所の番組研究グループによる調査結果・分析の報告を交えつつ、過去・現在・未来のテレビにおける朝ドラの存在感とその意味について、あらゆる角度から検証・考察していきます。 

ご来場のお客様からのご意見やご質問をその場で受け付けるアンケートアプリも用意していますので、ぜひこのシンポジウムにご参加ください。テレビ好き、ドラマ好き、朝ドラ好きの皆さんのお越しをお待ちしています! 

文研フォーラム 2019年02月15日 (金)

#170 「日本では、みんな治してもらったんだね⋯」

メディア研究部(メディア動向)大野敏明

先日、と……ってもすてきな方にお会いしました。今日はその方の話を。

マセソン美季さん。98年の長野パラリンピック日本代表で、アイススレッジスピードレースの金メダリストです。(当時は松江美季さん)

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大学生の時に交通事故で脊髄を損傷したマセソンさん。父親からは「一生俺が守る」と言われたそうです。親の愛ですね。お父様もすてきです。
しかし…!マセソンさんは「そんなのイヤ!自分の人生は自分で決める」と、大好きなスポーツに真剣に取り組み、金メダリストにまで登りつめます。さらには大学卒業後、障害者スポーツを学ぶために単身アメリカへ留学…
かたや浜田省吾の名曲「AMERICA」を聴きながら「あの頃オレはなんでアメリカに留学しなかったのだろう…」と未だにうじうじと悔いている私。マセソンさんの前向きな生き方、バイタリティー、頭が下がるばかりです(比較するのもおこがましいですが)。

現在は、元アイススレッジホッケーカナダ代表の夫と2人の息子さんと共に、カナダで暮らすマセソンさん。日本に来ると、いつも感じることがあるそうです。それが「カナダに比べ、街で障害者を見かけない」ということ。
息子さんが幼かった頃、日本に来た時に「日本はテクノロジーが進んでるから、みんな治してもらったんだね」と言ったのだそうです。うぅぅ…
カナダでは街で障害者に出会うのが「普通」過ぎて、誰も意識すらしないほど。子供が見るアニメーションなどにも「普通」に車いすの少年が登場したりするのだそうです。
「障害者の存在が「普通」な社会に、日本が少しでも近づくように」と、マセソンさんは今、国際パラリンピック委員会の教育委員として、パラスポーツを通して子供たちの障害者理解をすすめる活動をしています。日本とカナダを行き来する忙しい毎日を送るマセソンさん。疲れを見せないはつらつとした笑顔も、本当にすてきです。

さて、そんなマセソン美季さんをお招きし、3/8にシンポジウムを開催します。

NHK文研フォーラム2019
シンポジウム 共生社会実現と放送の役割 ~東京2020パラリンピックをきっかけに~

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障害がある人もない人も共に生きる社会を実現するため、放送はどのような役割を果たしていけばいいのか。生マセソンさんのお話を聞きに、是非おこしください。


文研フォーラム 2019年02月14日 (木)

#169 有料動画配信はどこまで拡大するのか ~「メディア利用動向調査」を読み解く~

メディア研究部(メディア動向) 黛 岳郎


仕事柄、テレビや映画をよく見ます。日々次から次へ、あれもこれもという感じで無節操に見ているので、もはや楽しみを通り越して、修行に近いものがあります。それでも、時には印象に残る作品に出会えます。最近では『ROMA/ローマ』と『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』でしょうか。2本とも映画ですが、映画館で見たわけではありません。アメリカの有料動画配信「Netflix」の作品なので、会社の行き帰りや寝る前にスマホで見ました。中でも『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』は、見ている途中に何度も2つの選択肢が出てきます。見ている人はどちらかをタッチして選ぶことになるのですが、ストーリーもその選択によって変わっていく作りになっています。個人が手元にあるデバイスで視聴するという動画配信の特徴を最大限に生かした興味深い映画でした。

Netflixが日本に上陸したのは、2015年9月のこと。その直後には「Amazonプライム・ビデオ」のサービスも始まりました。外資の進出に、我々、放送事業者は独自の有料動画配信を積極的に展開し対抗するだけでなく、コンテンツを提供するなど連携も深めています。こうした形でのサービスの充実は、有料動画配信が映画やドラマなどを楽しむ新たな手段として多くの人たちの日常に入り込んでいるかのように感じさせます。

しかし実際のところ、ユーザーがどれだけいて、どのように使われているのか等々、その全貌はあまりよくわかっていません。そこで今、文研が2016年から毎年行っている世論調査「メディア利用動向調査」の結果分析を進めています。調査相手を“国民の縮図”となるように選び出す世論調査によって得られた結果は、日本の実態を表していると言えます。3年分の世論調査の結果から、有料動画配信の現状に迫り、今後どこまで拡大していくのか考えています。そして、3月7日の「NHK文研フォーラム2019」では、この内容について報告する予定です。

ちなみに『ROMA/ローマ』ですが、第91回アカデミー賞で作品賞や監督賞など最多の10部門でノミネートされています。動画配信事業者の作品が作品賞受賞となれば初の快挙であり、より多くの人がNetflixに注目することになるでしょう。アカデミー賞の授賞式は2月25日(日本時間)。分析作業に追われながら、こちらの行方も気になる私です。

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文研フォーラム 2019年02月04日 (月)

#167 「NHK文研フォーラム2019」 申し込み受付を開始しました!

計画管理部(計画) 大森龍一郎

NHK放送文化研究所(文研)が年に一度、総力を結集してお届けする「NHK文研フォーラム2019」を、3月6日(水) 7日(木) 8日(金)の3日間、東京・紀尾井町の千代田放送会館にて開催します。 今年は、シンポジウムやワークショップ、研究発表など10のプログラムを集中して行います。

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今回のテーマは「いま、改めて問います。『メディアの公共的価値』」 テレビやメディアを巡る環境がめまぐるしく変貌する中、放送局を中心としたメディアに求められる公共的価値とは何か。国内や海外から各界の専門家をお招きし、文研研究員とともに考えます。具体的なプログラムはこちら

激変するメディア界の動向や地域の放送サービスのあり方に関心のある方には、欧米メディア関係者が参加する「英米メディア 新たな地域サービスをめざして」や、地域放送局関係者が参加する「これからの“放送”はどこに向かうのか?」「有料動画配信はどこまで拡大するのか」がおすすめ。
スマホファースト時代の視聴者に関心のある方には「世論調査から探る人々のニュース・情報選択」「WEB式世論調査の可能性」など。ほかにも、朝ドラ100作を目前に朝ドラの意義を検証する「検証〈100パーセント〉朝ドラ!! 視聴者と歩む過去・現在・未来」「東京パラリンピック 共生社会実現と放送の役割」「『日本人の意識』調査にみる45年の変化」「NHKドキュメンタリーから聞こえる声」と、盛りだくさんなプログラムで、みなさまのご来場をお待ちしています。

本日、2月4日(月)から文研ホームページで申し込み受付を開始しています。「このプログラムに参加したいな!」という方は、今すぐこのページを開いて「申し込み」ボタンをクリックしてください。お申し込みは先着順で、定員に達したプログラムから受付を終了しますので、ぜひ早めにお申し込み下さい!

NHK放送文化研究所の研究員一同、みなさまのお越しをお待ちしております。


会場案内:千代田放送会館(東京都千代田区紀尾井町1-1)
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  • 地下鉄赤坂見附駅(銀座線・丸ノ内線)D出口から徒歩約10分
  • 地下鉄永田町駅(半蔵門線・有楽町線・南北線)各出口から徒歩約2~8分
  • 地下鉄麹町駅(有楽町線)1番出口から徒歩6分
  • 来場者向けの駐車場はございません

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文研フォーラム 2018年07月06日 (金)

#134 土井善晴、かく語りき⋯

メディア研究部(メディア動向) 大野敏明

今年3月、NHK文研フォーラム2018のシンポジウム「『きょうの料理』60年の歴史とこれから」の本番前。最終打ち合わせが終わると、登壇者の一人、料理研究家の土井善晴さんはこう言いました。
「台本を読めば読むほど、本番は台本に書いてないことを言わなくてはと思うんですわ~ハハハ」

続けてもう一人の登壇者、関西学院大学准教授の鈴木謙介さんがこう言いました。
「あ~分かります、分かります。今日も任せておいてくれれば何とかしますから。アドリブで行きましょう!ワハハハハ」

私は
「皆さん、何のために打ち合わせを重ねてきたのですか!私が書いた台本通りに進行させていただきます!!」と毅然とした態度で言い放ちました。もちろん、心の中で。

すると、私の心中を察したかのように、もう一人の登壇者『きょうの料理』ディレクター歴40年の河村明子さんが言いました。
「台本通りに話してあげるわよ~フフフ」

いざシンポジウムが始まると、登壇者の皆さんは最初からエンジン全開。一方でアドリブに滅法弱い司会者(私)は終始オドオド。拙い司会進行のせいで予定時間は大幅オーバーし、個人的には反省しきりでした。
しかしながら、土井さんが語る「家庭料理を手作りすることの意味」、鈴木さんの「インターネットのレシピ提供サービスの動向と課題」の話、そして河村さんが語る「受け継がれた料理番組の制作者マインド」などなど、どの話も非常に興味深く、これからの時代の料理コンテンツのあり方を考える上で、大きな示唆に富んだものばかりでした。 

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文研フォーラム2018 シンポジウムの様子
(左から河村明子さん、鈴木謙介さん、土井善晴さん)

ということで、そのシンポジウムの内容をまとめたものを『放送研究と調査』7月号に掲載しました。当日は時間オーバーで割愛することになってしまった話も、最後に少しだけ盛り込んであります。
さらに、シンポジウムのダイジェスト動画の配信も始めました。60年の歴史を誇る『きょうの料理』の未来を考えることがテーマではありますが、皆さんの毎日の食生活、料理番組やレシピ検索サイトなどとの付き合い方を考えるきっかけにもなると思います。こちらも合わせて、是非ご覧くださいませ。


シンポジウムが終わったあと、河村明子さんは言いました。
「眼鏡を控室に忘れちゃって、台本見えなかったのよ~ごめんなさいね~アッハッハ」

いいんです。皆さんに喜んでもらえればそれで…
動画を見ると確かに河村さん、眼鏡忘れてます。

文研フォーラム 2018年06月01日 (金)

#128 欧米メディアのマルチプラットフォーム展開

メディア研究部(海外メディア研究)大墻 敦

3月6日、NHK文研フォーラム2018の前日、CNNデジタルワールドワイド上席副社長兼編集長メレディス・アートリー氏アメリカ公共放送(Public Broadcasting Service、以下PBS)テクノロジー戦略担当副社長エリック・ウォルフ氏が、千代田放送会館に到着して、打ち合わせが始まりました。打ち合わせは終始なごやかな雰囲気に包まれ楽しいもので、そこには放送局で働く人間同士の共感がありました。

今や、放送局が自社、他社を問わず多数のプラットフォームを使うのは当たり前になっています。では、どのように管理し、どのように成果指標を設定しPDCAサイクルをまわすべきなのか?メディア業界の人たちの疑問に応えるためにシンポジウムを開催することに決めたのは、昨年12月のことでした。パネリストの選考で考えたのは、さまざまなプラットフォームを用いてニュースや映像コンテンツ配信に積極的に取組んでいる欧米の放送局の責任者に来てほしいということ。CNNのアートリー氏とPBSのウォルフ氏は、ともに、その条件を満たす絶好の人物でした。

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NHK文研フォーラム2018 シンポジウムの様子(3月7日)

シンポジウムの内容の概略は下記のようなものでした。

アートリー氏は「テレビ、新聞、インターネットなどの媒体の壁が消滅し、あらゆるデジタルサービスに対応できるモダン・ジャーナリストが必要。」と述べ、「コントロールできることとできないことを意識すること」などの5つの教訓、データ分析のノウハウ、収益確保の手法などについて報告をしました。

ウォルフ氏からは、公共メディアへの進化を目指すPBSがデジタルサービスだけでなく、全米放送サービスの充実も改めて目指していることについて、子ども向けサービスPBSKIDSを例に報告がありました。
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また、BBCの戦略と2016年に放送サービスを停止しインターネットのみで配信を始めた若者向けチャンネルBBCThreeの成果と課題については、放送文化研究所の田中孝宜研究員から報告が行われました。
そして、放送局のマルチプラットフォーム展開の究極の目的は、オーディエンスとのEngagement(つながり)を高めることでパネリストたちの意見は一致しましたが、その測定は現状では困難であり不可能に近いという認識も示されました。

『放送研究と調査』6月号「シンポジウム 欧米メディアのマルチプラットフォーム展開~アメリカCNNとPBS(公共放送)、イギリスBBCの報告から~」で議論の詳細についてお伝えします。今後も取材を続け、本ブログでもまた取り上げていきたいと思っています。

文研フォーラム 2018年03月23日 (金)

#118 「NHK文研フォーラム2018」たくさんのご来場 ありがとうございました!

計画管理部(計画) 大森龍一郎

3月7日(水)~9日(金)、千代田放送会館で「NHK文研フォーラム2018 テレビの未来 メディアの新地図」を開催、3日間でおよそ1400人のみなさまにご来場いただきました。ありがとうございました。

CNNやPBSなど海外メディアの責任者をゲストに招いたシンポジウムや、日米世論調査の報告学生と共に「テレビの未来」を考えるワークショップ民放連会長をゲストに迎えた対談NHK老舗料理番組の歴史研究ドキュメンタリー番組・放送用語に関する研究発表など、多様なプログラムを展開しました。

また、1Fラウンジでは「文研カフェ」をオープン、登壇者と来場者、文研所員との交流の場としてよろこんでいただきました。さらに、今回初めての試みとしてデジタル特別展「東日本大震災 伝え続けるために」のデモサイト限定公開も行いました。

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◆海外からゲストを招いたシンポジウム。

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◆終了後には、1階「文研カフェ」で登壇者・ゲストと来場者の交流も。

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◆大学生を招いたワークショップ「大学生たちと考える“テレビの未来”」、注目を集めました。

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◆デジタル特別展「東日本大震災 伝え続けるために」も3日間開催。幅広い年代の方が体験しました。

3日間を通した来場者アンケートでは、およそ5割が「とてもよかった」、4割が「よかった」と、とても喜んでいただけたようです。
文研では今年いただいたアンケートなどを元に、次回、また新たな気持ちで文研フォーラムを開催したいと思いますので、ご支援よろしくお願いいたします。

文研フォーラム 2018年03月02日 (金)

#115 デモサイトを会場で限定公開:デジタル特別展「東日本大震災 伝え続けるために」という試み

メディア研究部(メディア史研究) 東山一郎
メディア研究部(メディア動向) 入江さやか
東日本大震災プロジェクト事務局 三森 登

展覧会そのものをデジタルアーカイブ化することはできないだろうか?

NHK放送博物館(東京・港区)で昨年3月から9月まで開催した特別展「東日本大震災 伝え続けるために」の展示内容をデジタルアーカイブ化する試みを現在進めています。この試みの途中経過として、デジタル特別展「東日本大震災 伝え続けるために」と名付けたデモサイトをNHK文研フォーラム2018(3月7~9日 東京・千代田放送会館)の会場内で限定公開します。

特別展「東日本大震災 伝え続けるために」は、震災の記憶を風化させてはいけないという思いのもと、震災報道に関わった職員の手元や東北の各放送局に残されていた資料を収集し、NHKが保存する映像や写真資料、記者・カメラマンなどに綴ってもらった手記、そしてニュース送出卓などの立体物を加えて構成し、実施したものです。

115-0302-1.jpg 特別展のチラシ(2017年3月~9月開催)

特別展終了後、収集した資料や展示物の保存・活用について話し合うなかで、「デジタルミュージアム」的なものはできないだろうかという声が上がりました。映像や文書そのものの保存とデジタルアーカイブ化は行われていても、展示やイベントという「情報のパッケージ」まるごとの保存・アーカイブ化はあまり例がないように思えました。展示構成ほぼそのままに、展示の疑似体験ができるようなサイトができないだろうか。まずは、NHKのイントラサイトとして作ってみよう。これが、今回の試みのスタートでした。

このブログを書いている時点では、下図のような感じのデザインのサイトになりますよ、としかお伝えできませんが、文研フォーラムの会場では、出来たばかりのデモサイトを公開する予定です。

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制作途上のデモサイトとなりますが、みなさまのご意見をいただき、より良いものに仕上げていければと考えています。
文研フォーラム開催中は、千代田放送会館の1階で下記の時間帯にご覧いただけます。ぜひお越しください。
 ・3月7日(水)15時~(17時ごろ)
 ・3月8日(木)12時~(16時ごろ)
 ・3月9日(金)12時~(17時ごろ)

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