狙われる年金 ~高齢者融資の落とし穴~
“年金を受給している高齢者にお金を融資します”、という金融業者の広告が今、街にはんらんしている。こうした業者の中には、融資の見返りに年金の受給資格を示す年金証書と通帳、印鑑を要求するところがある。年金を担保にとる違法な年金融資だ。こうした業者に一旦お金を借りてしまうと、年金が自分のところに入ってこなくなる。そのため生活費にも困りさらに借金を重ねてしまう。年金を担保にと ...
“年金を受給している高齢者にお金を融資します”、という金融業者の広告が今、街にはんらんしている。こうした業者の中には、融資の見返りに年金の受給資格を示す年金証書と通帳、印鑑を要求するところがある。年金を担保にとる違法な年金融資だ。こうした業者に一旦お金を借りてしまうと、年金が自分のところに入ってこなくなる。そのため生活費にも困りさらに借金を重ねてしまう。年金を担保にと ...
これまで減り続けていた結核による新しい患者の発生が、2年前から38年ぶりに増え始めた。これを受けて厚生省は今週、結核の緊急事態宣言を出した。いまなぜ、緊急事態宣言を出すほどに結核が増えてきたのか。その実態に迫る。
経営不振に陥っている日産自動車の再建は、提携したフランスの自動車メーカーのルノーから送り込まれたカルロス・ゴーンさん(45歳)にゆだねられている。 番組は、「コストキラー」と言われるゴーンさんが、日産のこれまでのやり方を崩しながらどうリストラを進めるのか、1か月の密着リポートである。
ジョン・F・ケネディ大統領の一人息子ジョン・F・ケネディ・ジュニアが航空事故死した。名門ケネディ家の新たな悲劇がアメリカ国民に与えた影響についてニューヨークからの中継を交えて追う。
改革開放政策のもと、飛躍的な経済成長を遂げてきた中国で今金融機関の経営危機が相次いでいる。特に衝撃を与えたのは、中国でも大手のノンバンクの破たん。負債総額は日本円で凡そ5千億円。中国側は海外の債権者に対して、このノンバンクの対外債務を公的資金で返済する考えはないと表明している。日本の銀行にとっても問題は深刻、このノンバンクをはじめ中国の金融機関に多額の融資をしているか ...
ことし5月、佐渡トキ保護センターで誕生した「優優」は人工飼育の下、日本で生まれた初めてのヒナだ。順調に成長し力強く羽ばたくようになった。「優優」の巣立ちを間近に控えた今、飼育担当者がこれまで半年間の思いを初めて語った。歴史的なトキ2世誕生の秘話と野生復活への課題を考える。
本格的な海のシーズンを迎え、明日の海の日を前に、今夜は堀江謙一さんと作家の灰谷健次郎さんを迎えて、海の魅力について伝える。
手厚い医療が必要な重傷患者が、病院から退院させられ行き場を失うケースが増えている。 今夜は、変わる医療制度のはざまで、行き場を失う重症患者の実態をリポートする。
東京の大動脈・JR中央線のダイヤが頻繁に乱れ、利用者から不満の声が高まっている。この3か月だけで28件、3日に1回のペースで列車が止まっている。なぜトラブルが跡を絶たないのか。なぜ復旧に時間を要するのか。日本一の超過密ダイヤを検証する。
重さ200キロものコンクリートの固まりが、新幹線を直撃するという事故から2週間余りが経った。 安全をどう確保していくのか、今夜は、最新情報を元に新幹線のトンネル事故を検証する。
ふだん私たちが家庭から出しているゴミは、焼却場で燃やされたあと灰となって処分場に埋められる。この灰の中には、ダイオキシンをはじめ様々な有害物質が含まれている。しかし最終処分場の中には、有害物質が流れ出すのを防ぐ対策が、とられていないものが多いことが判った。事態を重くみた厚生省は、これらの施設に対し直ちに灰の搬入をやめるよう通告した。環境汚染の可能性がある最終処分場がな ...
男性の不妊症には、精子をつくれない無精子症とよばれる病気がある。これまで治療法はなく、こどもをつくることが出来ないとされてきた。今年2月、鳥取大学医学部は無精子症の男性でも、動物の身体を利用すれば精子を作ることが出来たと発表した。利用された動物はネズミだった。しかし一方で、この精子は本当に人間のものと呼べるのか、人間の生殖医療で動物を使うことは許されるのか、研究者の間 ...
観光への悪影響を心配して火山の防災体制に消極的な自治体が目立っている。防災と観光の両立をどうはかればよいのか。火山の防災について考える。
日本映画が、今再び利益の出るビジネスとして注目を集めている。 ヒット作を連発する日本映画の世界で何が起きているのか、今夜はその舞台裏に迫る。
安全だと認められて日本への輸入が増え続けている遺伝子組み換え食品。消費者の不安をどうするのか。表示は必要なのかを探る。
難民となっていた人々が、今続々とコソボに帰っている。しかし、難民たちを待ち受けていたのは、厳しい現実であった。家を焼き尽くされ、生活の糧を失った人々、仕掛けられた地雷の恐怖、一方、帰還したアルバニア系難民によるセルビア系難民への報復が相次いでいる。民族間に、さらなる憎しみが生まれている。今夜は、大量の難民帰還がもたらしたコソボの新たな現実を伝える。