クローズアップ現代 メニューへ移動 メインコンテンツへ移動
この年の出来事
アテネ五輪では、男子体操団体をはじめ、16の金メダルを獲得。プロ野球界では史上初のスト、楽天球団誕生とニュースが続きました。度重なる台風上陸や新潟中越地震など災害も。「冬のソナタ」ヒットに代表される韓流ブームが話題になりました。

2004年 12月

新しい記録から見る
2004年12月22日(水)

2004年を読む 2 アメリカ ~超大国の不安~

2回目のテーマは「アメリカ」。クローズアップ現代では、長引くイラクでの戦闘や大統領選挙など、世界が注視するアメリカの動向を10数本にわたって伝えてきた。そこには、9.11以後”不安”に翻弄されるニューヨーカー、イラク戦争で息子を失った父親、「道徳的価値観」を追い求める中西部の人々など、アメリカという国に暮らす無名の市民の姿が記録されている。総体としては「単独行動主義」 ...

2004年12月21日(火)

2004年を読む 1 仕事 ~その不安と希望~

2004年のクローズアップ現代が頻繁に取り上げた2つのテーマを、ゲストともに見つめ直し、この先の流れを読み解く年末特集。1回目のテーマは「仕事」。 働く環境が厳しさを増す中で悩み苦闘する人々を記録したクローズアップ現代は10数本に及んだ。働かない若者「ニート」やリストラされた中高年の現状を調査してきた東京大学助教授の玄田有史さん、生きがいに直結する仕事を探し求める人 ...

2004年12月20日(月)

アスベスト 広がる被害 遅れた対策

”静かな時限爆弾”と呼ばれるアスベスト。20~40年前に建設現場などでアスベストを吸引した人が、今、悪性のガンを発症し相次いで亡くなっている。患者は、これから40年で10万人にのぼると見られている。 また、アスベストを含んだビルや住宅が今後解体の時期を迎えるため、被害の拡大が心配されている。解体時に発生するアスベストは17年前に対策がとられたはずだった。しかし、この ...

2004年12月16日(木)

トルコ 欧州への道 ~EU加盟問題~

今月16・17日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議では、EUへの加盟を巡ってトルコと交渉を始めるかどうかの重要な決定がなされる。人口7000万のほとんどがイスラム教徒の国・トルコは、40年以上前からヨーロッパとの経済的な統合強く望んできた。しかし欧州諸国は、民主化の要件が不十分などとして決断を先送りにしてきた。加盟が実現となれば、やがて人口で独仏をしのぎ、域内最大の ...

2004年12月15日(水)

問われる介護の質 ~介護保険5年目の課題~

介護保険がスタートして四年あまり。民間事業者の参入でサービスの量が急増、利用者は4年間で約300万人と二倍以上に増えた一方で、サービスの質がいま大きな課題となっている。 福祉用具の不適切な貸与の実態、本来必要のない訪問介護の横行、また、適正な介護計画のたてられないケアマネジャーの質の問題などなど、あらためて介護保険の難しさや混乱が広がっている。番組では、混乱が生じて ...

2004年12月14日(火)

めぐみはきっと生きている ~横田夫妻 闘いの日々~

未だに安否すらわからない10人の拉致被害者たち。先月の日朝実務者協議でも、北朝鮮は、”死亡”と通告してきた。安否の確認につながる新しい資料が少ない中で、横田めぐみさんだけは、写真や学生証、190頁ものカルテ、そして遺骨など、数多くの”物証”が渡されてきた。 しかしDNA鑑定の結果、遺骨はめぐみさんと別人のものであることが判明した。北朝鮮側の資料の信憑性への疑問が深ま ...

2004年12月13日(月)

過去から未来へ ~シュレーダー独首相に聞く~

日本とともに国連の安全保障理事国入りを目指す独。米のイラク政策を巡り、日本とは対照的な対応をみせた。この決断をしたのがゲアハルト・シュレーダー氏、初の戦後世代の首相だ。シュレーダー首相は、ドイツ軍を積極的に海外派兵させるなど、従来の外交・安全保障政策を大きく転換させた。 単独行動主義に走ろうとする米と対等な関係を築くためには、世界への明確な貢献をしなければならない。 ...

2004年12月9日(木)

新潟県中越地震 とり残された障害者たち

新潟県中越地震の被災地域には、知的障害者が4000人、精神障害者が1万人、そして視覚や聴覚を含む身体障害者がおよそ2万人余り暮らしている。地震直後、障害者への情報提供や安否確認は不十分で、多くの人々が不安な状況におかれた。 新潟県では、11月8日になって被災現地に相談窓口を置き本格的な対策に乗り出したが、急激な生活の変化に伴うストレスの問題など切実な相談が相次いでいる ...

2004年12月8日(水)

NBA 田臥勇太 175センチの挑戦

最高峰のプロバスケットボールリーグ・NBA。その舞台に、初めて日本人プレーヤーが立った。田臥勇太24歳。NHKでは、田臥が過酷なサバイバルレースに勝ち抜き、開幕戦に出場するまでの1ヶ月に密着。ライバルであるベテランプレーヤーとの競争に勝ち抜くため、冷静に自分のプレーを進化させていった様子や、故障との闘いを常に前向きに乗り切ってきた姿をつぶさに記録してきた。夢の舞台に立 ...

2004年12月7日(火)

派遣社員は製造業を変えるか

今年3月、労働者派遣法が改正され、製造業への人材派遣が解禁された。パートを集めるより手間や費用がかからないと導入した住宅設備メーカー、配置換えや直接指示ができると請負会社から切り替えたプレス加工会社など。短い製品サイクルで低コスト生産を強いられる企業の間で、派遣を活用する動きが広がっている。 一方、派遣会社には、当面の職が確保できる上、正社員同様の仕事を任されるとし ...

2004年12月6日(月)

故郷へ ~三宅島・始まった帰島準備~

全島避難から4年。三宅島の人たちは、長い避難生活を経て、我が家に帰る日を迎えようとしている。 島では2月の全島民の帰島の準備として、いま商店や理容店など、商工業の再開が急ピッチで進められている。泥流に押し流された家を建て直し、避難前の借金もあるのに新たな融資を申し込み、家業再開へ動く人。幼い我が子を「火山ガスの島」へ連れて行けるのか、可能性を探るため父親の単身帰島を ...

2004年12月2日(木)

忍び寄る脅威・新型インフルエンザ

人に感染すれば世界で数多くの死者が出るかもしれないとされる新型インフルエンザ出現への危機感が高まっている。 ベトナムやタイで、夏以後、再び、鳥インフルエンザが活発になってきた。WHOの調査では、最近、鶏との濃密な接触が見られない人が、相次いで亡くなるという奇妙な現象が浮かび上がっている。感染源は、アヒルや哺乳類にも拡大。人へ適応するウイルスに変異してしまわないか、研究 ...