日本とともに国連の安全保障理事国入りを目指す独。米のイラク政策を巡り、日本とは対照的な対応をみせた。この決断をしたのがゲアハルト・シュレーダー氏、初の戦後世代の首相だ。シュレーダー首相は、ドイツ軍を積極的に海外派兵させるなど、従来の外交・安全保障政策を大きく転換させた。
単独行動主義に走ろうとする米と対等な関係を築くためには、世界への明確な貢献をしなければならない。それが今の独を支える論理だ。過去にとらわれず、911後の世界で発言力を持つために独は、EUはどうあるべきなのか。そして米とどう向き合っていくのか、来日中のシュレーダー首相にその戦略を聞く。
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