”静かな時限爆弾”と呼ばれるアスベスト。20~40年前に建設現場などでアスベストを吸引した人が、今、悪性のガンを発症し相次いで亡くなっている。患者は、これから40年で10万人にのぼると見られている。
また、アスベストを含んだビルや住宅が今後解体の時期を迎えるため、被害の拡大が心配されている。解体時に発生するアスベストは17年前に対策がとられたはずだった。しかし、この数年、保育所の解体現場で乳幼児が吸引してしまうなど、身近な建物から思わぬ被害が続出。まともな処理が行われていない実態が浮かび上がってきた。
番組では、終わらないアスベスト被害の実態と背景を伝え、今後の対策を考える。
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