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Road to Rio vol.32 「視覚"以外"の感覚を最大限に研ぎ澄ます ~2015ジャパンパラ ゴールボール競技大会~」その2

2015年08月04日(火)

その1はこちらから!

ゴールボールは、視覚障害のある選手が行うスポーツで、鈴の入ったボールの転がる音や選手同士のかけ声、相手の動く物音、床の振動やラインの感触など、視覚以外のすべての感覚を研ぎ澄まし戦います。

あなたも目を瞑り、その世界を感じながら試合を想像してみませんか?

 

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決勝戦はロシア対トルコ。攻撃勝負の試合でした。ブルーのユニフォームはトルコの選手。時に1m以上バウンドする高いボールを何度も投げていました。


018_IMG_2774_R.JPGこちらはロシアの選手。
 

 


019_IMG_2842_R.JPG020_DSC06172_002_R.jpgトルコの選手のバウンドが強いボールにロシア選手がカバーリングするも、バウンドが漏れて3点目が入りました。



021_IMG_2856_R.JPG022_IMG_2863_R.JPG023_IMG_2855_R.JPGゴールまで、約9mの距離を0.5秒で到達することも!選手たちはその間にどんなボールが来るかを判断し、反応します。ちなみに試合は12分ハーフの合計24分間。前後半の間には3分のハーフタイムがありますが、かなり集中力を要していると思います、スゴイ・・・。



024_IMG_2874_R.JPG025_IMG_2895_R.JPG026_IMG_2919_R.JPGトルコチーム、4-3で優勝です!


027_DSC06224_R.JPG028_DSC06223_R.JPG表彰式。選手、審判、スタッフ、みなさん一体感のある笑顔が印象的でした。


029_IMG_3014_R.JPG030_DSC06250_R.JPG選手たちの写真撮影!みなさん、より素敵な笑顔で “ゴールボールの同志”というような印象も。違う土地で、また真剣勝負できる日を!



今回、初めてゴールボールを取材しましたが、見えない攻防の“豊かさ”に圧巻されっぱなしでした。いろんな足音、選手の掛け声、ボールの鈴の音、ボールをたたく音…。選手たちは、横を通り過ぎる音を瞬時につかみ防御、そして攻撃の際には力いっぱい身体を預け、暗闇の中でもバランスを崩すことはありませんでした。
日本選手は若いチームで挑んだ“初めての”経験とのこと。コーチも選手も「悔しい、だけど大きな経験だった」とおっしゃっていました。まずは杭州、そしてリオの舞台でも日本のチームワークと技を繰り広げた試合を期待しています!



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Road to Rio vol.25 「いざ勝負!! ~ゴールボール男子~」
Road to Rio vol.17 「世界を見据える"新成人" ~男子ゴールボール 」
Road to Rio vol.6 連覇に挑む③ ~ゴールボール女子日本代表~
Road to Rio vol.4 "連覇に挑む②" ~ゴールボール女子日本代表~
Road to Rio vol.1 "連覇に挑む①"~日本代表女子ゴールボール~

 

リオ・ピョンチャン・そして東京へ。
すべてのパラリンピックを盛り上げるために、ハートネットTVは取材を続けていきます。

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